最近のコンピュータ(PC やスマートフォンを含む様々なコンピュータ)はクラウドなしではなり立たなくなりつつある。もちろんスタンドアロンでも使えないことはないのだが、ネットワークがここまで普及した今、膨大な容量と計算力を持つクラウドの力を借りない手はない。
とはいえずっと昔から自分専用のサーバを運用してきた者にとっては、このクラウド対応が非常に問題になることも多い。特に 2000 年はじめの方からサーバを持っていた人間からすると、情報の集約(どの端末、どの場所に居ても同じ情報がとれる)や、データをネットワーク上に預けておいて端末にはデータを持たせないといったことはとっくの疾うに実現していることで有り、今更クラウド上の容量とか提供されても困る。
しかしクラウドを提供するソフトウェアは OS と綿密に絡み合っているのでとても便利だし、シームレスにつながっっていたりするので、この機能を自分のサーバとやりとりできたらなぁと思うのだが、これらのソフトはクラウドを提供する会社のサーバにしかアクセス出来ない。ユーザのデータはクラウドを提供する側にとっても財産なので、別のサーバも使えますよとはやってくれないのだ。
仕方がないので既存のテクノロジを使ってやりとりするしかない。まぁ別にいいっちゃぁいいんだけど。
ただこうやってサーバを自前で持っておくのも、いずれはできなくなるだろうと思っている。
と言うのも、先ほども書いた「膨大な計算力」という部分に関しては個人の力ではどうしようもないからだ。さらに「情報収集力」や「企業間のデータ コネクション」もクラウドの大きなアドバンテージとなる。
膨大な計算力が必要なことって個人利用ではないのではと思うかもしれないが、AI がどんどん身近になりつつある。AI を使おうと思ったらクラウドの力に頼らざるを得ないだろう。
情報収集力とはビッグデータなどを筆頭とするサーバが収集する様々なデータである。これらのデータは未来予測や過去の統計などに使われ、クラウドを運用する上でも重要なデータとなる。またもしこれらのデータが個人で使えたとしたら、そこから何かを導き出したり、未来を予測したり、不測の事態に備えたりなんてことも可能だ。しかしもちろん、これらは個人では集めることのできないデータだ。
そして様々な企業が持つ様々なデータを相互接続して活用する(例えば Google Map とか)ことも個人ではできない。
そんなわけでボクもいつかはクラウドに依存していくんだろうなぁ、と漠然と思ってる。
ただ AI なんかは今後、ワンチップでも実現していくかもしれないから、そっちは自前のサーバに装備なんてこともできるかもしれない。
ちなみにちょっと amatsukami.jp の歴史を調べてみたが、amatsukami.jp の運用は 2001 年 7 月からであった。それ以前は別のドメインを間借りして運用されていたのだが、いつからかは記録が見つからなかった。
アフターピルって便利じゃんって漠然とだけど思ってたけど、それを薬局で買える医薬品レベルにまで解禁すると、それはそれで色々な問題があるのねっていう話。
ただこれに関しては男性用ピルとかどうなんだろうね。そっちの開発もあっていいと思うが……。