火水風土か木火土金水か

くだらないファンタジーの話。
とはいえ、ボクにとっては仕事の話でもある(笑い

この業界に来てからずっとボクはいわゆるシェアード・ワールドで作品を作り続けている。これは別に手塚治虫松本零士の真似をしたというわけではなく、小学生の頃から自然発生的に生まれたものだ。とはいえ幼少のことだ、彼らの作品に触れて勝手に真似してしまったという可能性はあるだろう。ボクの自覚なく(最も彼らの場合はスター・システムだが)。

ボクが作品を作るときは、二つの世界のうちのどちらかを使う。Vein Void と Lay=Alld という名前が便宜上つけられているが、これらの名前が作中に登場することはない。作中の登場人物がこれらの世界を認識しているわけではないからだ。

Vein Void はいわゆる我々が住んでいる世界と変わらない、この世界のことである。
Lay=Alld はファンタジー世界を表現するために作られた世界で、こちらは複数存在するため、どの Lay=Alld かという選別は必要になっている。最近はこちらを使った作品が多い。というのも、萌えだの魔法だのの要素を作り込みやすいからだ。Vein Void だとどうしても真面目一辺倒になってしまう(汗)。

で、Lay=Alld はいわゆるファンタジー世界なので、普通に魔法があったり神様がたくさんいたり妖精がいたり精霊がいたりするわけだけど、そうなるといろいろな現実世界と異なる現象に悩まされることになる。
たとえばヨーロッパにおける四大元素とか。いわゆる火水風土と言うヤツで、それぞれに言葉を解する精霊がいる。なので呪文を唱えることによって火水風土に関する様々な現象を引き起こすことができるわけだ。

まぁもっとも、そこまでストレートな設定にはなっていないが(汗)。

ただ、四大元素となってしまっている以上、一応それに従わないといけないため、様々な物理・化学法則をこの四大元素に集約させなければならない(爆)。
だいたい火はそもそも物質というよりは現象だし、水も風も土も漠然としすぎてるちゅーの! でもまぁ、火はエネルギーやエントロピー、水は液体、風は気体、土は固体とかに割り振ってはいる。しかもこれもいい加減なもんで、いわゆる人間が生息できる温度帯を「常温」と定義し、その時の分子の状態を水・風・土に割り当てるもんだから、まぁ、めちゃくちゃだwww
つまり水素は風の精霊が関係し、水銀は水の精霊が関係することになる。が、ここでまた面倒くさい分類があって、金属原子はまぁ土だろ、みたいな考えもあったりする(笑い

しかもこれが東洋に来ると木火土金水となり、金が増える。ただこれはボク的には逃げがあって土(固体)要素が金属元素と非金属元素に別れたんでいいんじゃね? みたいな感じになっている。またその方が、東洋と西洋で現象が異なるなんてことも防げる(ただこの区別も難しい。土や石には金属元素が多量に含まれているし、半金属というものもある)。

問題は最新の物理学で、いわゆる量子論全般やインフレーション宇宙とか超ひも理論とか、最近出てきたエントロピック重力論とか、この辺りとどう折り合いをつけるかだ。
一番取り扱いが難しいのは、Lay-Alld には科学として世界を認識している人達もおり、逆に魔法を捨てた文明だ。そういう人達からしたら、ちょうどボクらが住んでいる世界のように Lay=Alld の世界も観測されるはずである。
とはいえ、そういった科学で発達してきた文明の人達の中にもイモータル(神)とコンタクトをとるようになった者もおり、そういう人達からしたら科学というものは実はけっこうどうでもいいものだったりするのではないか……とか。

なーんてことを考えながら、車とか運転してます(何
日記のネタがないんですよぉ。

2 thoughts on “火水風土か木火土金水か”

  1. 私にもピアノアレンジに関してLay=Alldのような独自の体系群があるんですが、既存のクラシックなりの体系と整合を取るのは大変ですね。とりあえず言葉なり概念なりをでっち上げておいて、後からスタイルシートでちゃんと中身を記述する予定が追いついてないような感じです・・・
    むしろエロゲの作品構造のほうが単純なアナロジー変換が効くので楽かもです。変換するとTimepieceEnsembleになるアレンジは東方曲ですが作ったことがあるので、いつか「翼をください」を作りたいです。

    1. 最終的に言葉ではなく、音楽でそれを表現するのは難しそうですね!
      基底のクラシックの理論や奏法を、現代音楽まで拡大すれば面白いのかもとは思いましたが……。
      大変そうですが、やりがいはあるとおもいます。

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