収録というものを説明してみた

朝、会津から戻ってきてから、台本のチェックなどをして 10:30 には収録現場へ。
いやー、眠かった<当たり前
思ったのが、良い声優さんというのはいかに台本で繰り広げられるドラマを頭の中で映像化し、あたかも自分がその場にいるかのようにシミュレーション出来るかというのが、一つの指標であるのかなと。シナリオ・ライターからするとそもそもその技能がないと、エロゲのシナリオというのは出来ない。これはアニメ的・映画的な映像化ではなくて、本当にエロゲ的な映像化である。背景があって立ち絵があって、っていう。そうしないと、演出的にも齟齬が出てくるからだ(アニメ的・映画的な映像だとアングルは自由だし、コンテも自由になってしまう)。

ところがこの頭の中での映像化、わりとライターさんも出来ていないことが多い。立ち絵がどう動いて、それに合わせて背景もスクロールしたり拡縮したり、SE が鳴り、BGM が切り替わり……そういうのを想定しながらシナリオを書いていないライターも多い。そうなると声優さんもなんとなーくな演技となってしまう。この辺、なかなか難しい所だ。そして力量のある声優さんはそういうシナリオであっても、違和感なく成し遂げる。それは自分の引き出しにもかかっていることもよく解った。
そしてそれが解っていると、ここはどんな演技をするんだろうというのが色々と解って面白い。そしてそれら全体をシミュレーションしながら演出プランをボクの頭の中で構築しながら収録すると、自分が書いたパートは、自分が意図したとおりの演出になっていく(もちろん声優さんの力によって、ボクのシミュレーションが修正されることもある)。
今書いたことは当たり前のことなんだろうけど、何となく文章化することによって、ボク自身も色々納得したしだいである。

会津で 24 時間営業の共同浴場発見!

6 月に仕事が一段落してからと言うもの、会津にいる外注さん所に行かなくちゃと思いつつ、なんだかんだとその後もずっと忙しくて、結局いけていなかった。で、その外注さんとは今でも仕事してもらってるんだけど、進みがちょとtイマイチなので、発破かけに行く&新しい仕事の発注に行ってきた。
でもただ行くのもなぁと思って、会津の温泉を探した。会津に行くまでの間に温泉そのものはたくさんある。ざっと記憶を頼りに思い出しただけでも、日光、奥日光、鬼怒川、川治、那須、塩原、芦ノ牧、エトセトラ、エトセトラ……。しかしボクの活動時間帯にやっている温泉は少なく、はてさてどうしたものかと思っていたのだ。
が、10 月の東北旅行の時、それは発見していたのだ。奥会津になるが 24 時間入れるらしい。

出発は 16:00。しかし、現地はチェーン規制。今回は友人が車を出してくれた。
ボクの車はノーマル・タイヤというのとまだ買い換えてから雪道を経験してないというのもあり、万一を考えて友人の軽で行くことになったのだ。軽なのでペースも落ちてしまうだろうと覚悟したのだが、これがなかなか、ビュンビュン走る。軽快であった。ただこの車、限界がイマイチ解らない。どれくらいの速度でどう曲がるとダメなのかとかが、運転してみてもイマイチよく解らないのである。なので下道はわりと余裕を残した運転をしたつもりだったのだが、それでもシャーベット状になった山道のコーナー(特に下り)なんかで、限界を越えた運転をしてしまったかもしれない。2,3 回リカバーをしないといけない場面に遭遇してしまった。
高速道路では完全に他車におんぶにだっこの状態。どういうことかというと、緊急回避などは望むべくもないので(それくらいギリギリの速度で走っていた)、突っ込んだりしてこないでくださいねって心の中で念じながら走った<マテ
そんな甲斐もあり、無事 4 時間で奥会津に到着。まったりと湯につかれました。
温泉に入ったせいか、運転の疲れもほとんどなし。かなり緊張して、肩に力入ってたと思うんだけどなぁ。軽自動車も侮れないなぁ。
お湯はけっこう鉄分が多いようで、扉を開けるとほんのりと血のにおいが<ヲイ
そとは雪景色だったし、ほんと来て良かった。足はまだ腫れているのでそんなに長時間お湯にはつけられない。片足だけ出したりして、それでも 30 分くらいは堪能したのではないだろうか。そしてなんと言っても、この温泉、混浴なのである。つまり女の子を連れてきちゃっていいのである!

その後、外注さんのところで打ち合わせをし、朝の 5:00、東京へと戻ってきた。
さぁ、今日は朝の 10:00 から収録だじぇ。で、とりあえず寝ずに、クライアントさんから送られてきたシナリオの突っ込み部分を直してから、収録に出掛けることにした。
写真はすみません、スマフォしか持ってなくて、N-05D のものです。