和歌山食い倒れ

和歌山旅行二日目の食事事情をつらつらと書いて行こうと思う。
朝はキャンプ場スタートなので、当然何も食わずに出た。それから龍神温泉で朝風呂。この時も特に何も食わず、そのまま十津川村へと向かい、11 時頃、十津川村で朝食兼昼食となった。
是非、十津川の郷土料理でも……なんて思いながら入ったのが、ドライブイン長谷川である。
店に入ると、小型犬がお出迎え(一番最後の写真。もうけっこうな老犬らしい)。

店内では干し椎茸の袋詰めをやっていた。なんでもこの店の持っている山で採れたものらしい。

店の売りは釜飯らしい。同乗者はこのあとも色々食うだろうから、ご飯モノは避けたがボクは普通に釜飯を頼んだ。もう言うことがワンパターンで申し訳ないが、しょっぱくなくてそれでいて味が沁みててうまい! うまいよこれ。お新香も買ってきたものじゃなくて自家製なのがいいね。いや、かなり美味しいよ! 感動した!!
あとこの店は座敷から裏手を流れる十津川(二津野ダム)が眺めて、景色は良い。

ちなみに犬はずっとボクに寄り添いっぱなしだった。何故だw
犬が好むフェロモンでも出していたのだろうか?(汗

次に食べ物をとったのが、熊野本宮大社にある珍重庵
暑かったので冷たいものをいただいたのだが、味は良く覚えていない。とにかく冷たくて甘くて心地よくて、幸せだった(笑い
歩いたしね。
ここの名物は冷たいものよりも一番目の写真にある「もうで餅」らしい。ぱっと見餅に見えない。焼きたてが店では食べられて、確かに美味しそうだった。んだけど、温かい物を食べる気にならなくて……。くそー、せめて買って帰るべきだったか?

夕飯は那智勝浦にある桂城というなんだろうね割烹? 違うか。まぁ和食屋さん。
入店前のボクらの目論見は、マグロはもちろんサザエの壺焼きなどだったのだが入ってみると基本的にマグロ推しの店だった。貝類はほとんどなし。だが同乗者にはひみつだが、ボクにはもう一つ目論見があった。それは鯨である。和歌山に来たら食べるしかないでしょう。

しかし同乗者の反応は割と冷淡だった。なんだとー

三つ目の写真が鯨の竜田揚げ、そして最後から二番目の写真がイルカの刺身である。
鯨の竜田揚げは非常に好みだったのだが、イルカの刺身はちょっとぬるっとしていて、後味がイマイチだった。そうかー、こんななのか、刺身って。他、お造りやマグロ定食(刺身に、煮付けに、マグロのとんかつ)など。久々に海産一色の晩飯であったが、トータルとしては期待しすぎた面もあって、いまいち感が拭えなかった(汗)。

 

最後はホテル浦島で食った和歌山ラーメン。和歌山ラーメンは今や東京の主流にもなったラーメンなので是非とも本場を食べておこうと思って入ったのだが……う~ん、やはりホテルの中のラーメン屋ではダメだったか(汗)。この日一番の失敗であった。

龍神温泉~十津川村~那智本宮大社~那智勝浦

朝 6 時起床。キャンプ地の片付けやゴミ捨てなど。
6:30 頃、北寺オートキャンプ場を出発する。今日は一挙に和歌山県を縦断する予定である。タイトルの通り、まずは龍神温泉で汗を洗い流し、秘境十津川村、そして那智本宮大社熊野古道を散策したあと、今日の宿泊地であるホテル浦島がある那智勝浦という行程だ。

 

キャンプ場を出てすぐ、不思議な壁画と竜に出会う。壁画は高さ 55m、底辺 100m というもので 1988 年完成らしい。そばの建物は『花園中学校』で今は廃校とのこと。ドラゴンは金剛緑地オートキャンプ場というところにある。西洋竜なのに宝玉を持っているのはちょっと解せないと思いつつ(いやまぁ、いいんだけど)。

そして龍神温泉にゆっくりつかる。ここは三大美人の湯とされているが、その由来は重曹泉だかららしい。確かに風呂から出たあと単純アルカリ泉よりもかなり肌がスベスベのままで、この暑い夏なのに一日中持続していた。ちなみに男には効果は無いようで、別にボクが美男子になったりはしなかった(何

龍神温泉を出たら今度は十津川村を目指す。ここは秘境中の秘境と言われている村で、かなり険しい道を通っていかなければならないというのが有名な場所なので、一度は行ってみたいと思ったのだ。
道路状況は上の動画の通り。たかだか 56km の道のりを 2 時間以上かかっている。

が……ついたそこは、普通の町だった(ヲイ
栄えてる具合も奥多摩とかとそう変わらない感じで……。
秘境っていうからにはさ、ほら、もっとこうあるじゃん?(何だよ
なので十津川村で観光する予定だったのだが、サッパリその気も失せてしまい、さっさと那智大社へとハンドルを切る(ぁ

あ、でも、ご飯はうまかった!(こちらは別記事で)

那智大社に向かう途中、柱状節理(たぶん)が剥き出しになっている所があった。
おおおお、こんなところにも。Google Street View では川からの姿が拝める。
ただの山崩れだったらごめんw

そして三つ目の目的地、熊野本宮大社へ到着。ここで神社の写真を撮ったり、ここから広がる熊野古道を少し散策し、さらにおやつも食べた。平日だというのに参拝者は多く、かなり賑わっていた。
甘味処なんて満席だったくらいだ。
儲かってるなぁ~。

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それから阿須賀神社というところに寄った。熊野権現と関わりのある神社らしい。近くに弥生時代の遺跡があることから、有史以前から祭場だったのだろうか? 奉る神様なんてのは時代時代で変わるもんで(特に神道の場合)、熊野権現との関わりが明確になっているのは平安時代からのようである。それよりも赤が美しい神社だった。

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そして最後の目的地、熊野那智大社である。この時すでに 16:30 を回っており、神社は 17:00 まで。なーに、まだ 30 分あると思ったら、470 段の階段がお出迎えwww マジかwwww
山寺を攻略した我々の敵ではない! というわけで登る(汗
いやー、マジで汗かいた。
この神社も紅が美しい神社であった。

那智の滝も見られたしね。すげー遠くだけどww
熊野那智大社も観光客はかなり多かった。バスがひっきりなしに行き来していた。滝の客もかなり多く、本宮よりも人は多かったかもしれない。とはいえボクらはもうみんなが帰ってるところに到着したわけだが。

それから海の幸を楽しむべく、磯料理屋的なところで食事。こちらはちょっと失敗(汗)。
まぁご飯の記事は別にまとめる。
そして今日の宿泊地であるホテル浦島へ。このホテルはなんと船で渡る必要があるのだ。まさに浦島気分! 島にあるのかと思っていたのだが、地図を見るとどうもそういうわけではないらしい。北側は山になっていて車などでは行けないって事なのかな?

写真を見ても解るとおり、車ごとホテルに渡れるわけではなく、港に広大なホテル浦島の駐車場があって、そこに駐めてから船で渡る。駐車場は日よけも何もなく、こりゃ明日の朝は地獄だぞなどと思う。ホテルそのものは、昭和のホテル(汗)。それに増築を積み重なっていって、かなり複雑怪奇な構造になっていた。放置された設備なども所々に見られ、良くも悪くもほんとに昭和のまんまだなって感じ。公式サイトに見取り図とかないのか……。いやー、探検ができるくらい入り組んでる構造だった。

風呂はなんと言っても洞窟の温泉であろう。このホテルそのものが自然の岩盤の上に建っており、洞窟の温泉は実際に海が岩を削ってできたそのまま洞窟を利用している。波の音もかなり反響して、楽しい。しかも太平洋だから波も高い!
そして何よりも嬉しかったのが、酸性硫黄泉ということ。ついつい長湯をしてしまいました。

最後のコーヒーの写真は、同乗者が一生懸命ストローを挿そうとしても挿さらなくて、なにやってんの?って思ったら、差し口がずれていて挿さらないって言う不良品(?)の写真w
でもこの写真で解るかなぁ?(汗