世間の善悪と自分の善悪の違い

bs_zuho01g
テレビを見ていると、世の中の善悪の基準と自分のそれとがけっこう違うことがあってびっくりすることがある。どちらが正しいのかボクは解らないが、その違いにボク自身が当事者になってしまったとき、ボクは世間から悪者扱いを受け、迫害されるのだろうと覚悟している。ので、なるべく近づかないようにしているのだが、しかしまぁ、ボクも頭があまり良くないので、将来どうなるかは解らない。
で、今回はどんなことかというと、「みのもんた」の件である。正確にはその息子の件か。それが親にまで波及したようにボクには見える。もっとも忙しいので正しい情報を得ていないので、じつはみのもんた氏自身も問題があったのかもしれない?
まぁそれはさておき 30 歳の息子の不祥事なんかもう関係ないじゃんってのがボクの考え。そりゃまぁ「息子がお騒がせしました」くらいの挨拶はあってもいいと思うけど、それ以外にみのもんた氏そのものに何か否があったんだろうか? これがまだ 20 歳前なら親の責任とかそういうのもあるんだろうけど、成人したらもう別の個人だし(いや元から別の個人だけど)、親の所為でも何でもないよね。それとも三つ子の魂百まで理論で、何歳になっても親の責任は逃れられないってことなんだろうか?

ただまぁ、説得力というか、世間に対して突っ込みを入れて行く番組を担当しているので、「息子が犯罪犯しているのに、他人の犯罪に突っ込むじゃねーよ」的な説得力のなさは出てしまうけど、そんなの人の噂も 75 日ってなもんで、半年も我慢すればいいんじゃないのかなぁ。まぁあとは視聴率が爆下がりでどうしようもなくなったんなら、降板も仕方ないけど、その場合はそう言って降板すればいいんじゃないかなぁ。

というわけで、息子が犯罪を犯したからといってみのもんた氏を叩く意味がよく解りませんでした。というか「みのもんたを叩く材料が出来たよ、ひゃほー」っていうふうに見えました。

L-03E レビュー

9/13 にモバイル WiFi ルータをバッファロー製の BF-01B から LG 製の L-03E にした。1 ヶ月つかってみたので、そのレビューなぞを。
まずこの機種を選んだ理由は単純に電池容量が大きく、長時間使えると言うことである。連続使用時間 12 時間というのは長距離ドライブをするボクにとっては非常にありがたい。そしてその看板通り、二日はもつ。二日以上も持つのだろうけど、今のところそれ以上放置したことがない。
ただ逆に言うと、今のところそれくらいしか良いところが見つからないというか(^^;

BF-01B は色々面白くて、無線 LAN アクセス・ポイントとして、有線 LAN ルータとしても使うことが出来る。というのもクレイドルに有線 LAN をつなげることが出来るからだ。そのおかげでデスクトップ PC からもルータの設定ができる。L-03E はその部分がごっそり抜けているので、無線 LAN で接続している機器からしか設定が出来ない。
もう一つボクが困っているのが、シャットダウン中に充電ケーブルを挿しても充電を開始してくれないこと。この L-03E はシャットダウンに 10 秒ほどかかる。ボク的にはシャットダウンしたあと、すぐに充電ケーブルを挿し、次のことをしたいわけだが、シャットダウン中に電源ケーブルを挿すと、その後、ずっと充電されない。これなんとかならんかなぁ?

あとは設定画面のトップページにステータスが出るんだけど、これも情報が少ない。そもそも電池残量を表示してよー。あと出来れば通信量。L-03E 本体のディスプレイには表示されるんだけど、本体なんてカバンとか車の中に入れっぱなしなので、クライアントから電池残量を確認させて欲しい。

他にこれはまだ検証できてないんだけど、マルチ SSID を使用すると、長時間放置して再接続しようとするとインターネットに出られなくなるという現象がよく発生した。最初原因がサッパリ分からなくて、一つ一つ検証し、マルチ SSID が ON になっていると起きるコトが解った。このマルチ SSID は単純に言えば無線 LAN を二つ開局するようなもので、片方を暗号化のがっちりかかったもの、もう片方を緩めにして DS や PSP なんかを接続出来るようにするためのものである。モンハンとか流行っていたので、マルチ SSID を ON にしていたのだが、あまりにも先の現象が発生するので、諦めた……orz

そんなわけで、色々作りが甘いのが LG だからなのかどうかは、ちょっと解らないけどね。
でも、電池の持ち、LTE 対応といい、おおむね満足しているというか、充分活躍しております。
login

絶賛の誤用

(実は「発売中」という言葉も間違っていた件については、こちら
ボクはシナリオ・ライターもやっているくせに、なかなか日本語に疎く、ライターを名乗れるほどちゃんとしてない。誤用も多く、また誤字も多い(汗)。そんな中でつい間違って使ってしまう言葉に「絶賛」がある。「絶賛発売中」の「絶賛」である。本来の意味は、「きわめて褒める」ことである。つまり「絶賛発売中」とはその発売されているものが好評で、非常に売れているとか、売られているものが賞賛されているとかそういうような意味になる。
ところがボクは無意識に「発売中」の「中」と「絶賛」が何故か一つになるというか、なんというか、「ただいま発売中!」的な意味に捉えてしまっているのだ。つまりどういう誤用があるかというと……。

「絶賛開発中!」

なんて使い方をしてしまうのだ。他にも「絶賛勉強中」とか「絶賛準備中」とか。
おかしいやん! 何が絶賛されてるんだ?wwww
ところが、わりとボクと同じ思考をしているのか「絶賛開発中」で検索すると、けっこうヒットする。
もちろん、開発そのものが絶賛されている(開発に期待がかかっている、完成品を待ちわびている、開発中のデモが素晴らしくて開発が絶賛されている)場合もあるのだろうが、果たしてこれらは本当にちゃんと「絶賛」という意味で使われているのか、はなはだ疑問だ。ボクみたいに、勘違いをしていないだろうか?(汗)

この「絶賛」の誤用は、いわゆる他の「確信犯」とか「憮然」とかとはまた違った間違い方なんじゃないかなぁ、と何となく思っている。あくまでも何となく、だけど(汗)。あとボクの周囲で気になる誤用は「敷居が高い」。これは相手に何か不義理を働いてしまった時に使う。例えばボクが〆切をブッチしてしまったんだけど、そのクライアントさんに挨拶に行かなければいけないとか(爆)。こう言うとき、そのクライアントさんの所に行くのは「敷居が高い」なぁ、などと使う。
単純に自分のレベルがおいついていなくて、クリアするのが難しい場合は「ハードルが高い」で良い。

とまぁ、そんなわけで、普段何気なく使ってしまう言葉で、間違った使い方をしていないか、気になるところである。ボクの日記とかでもおそらく誤用がたくさんあることだろう。もし見つけた人は、遠慮なくコメント欄で突っ込んでいただけると幸いである。

いろいろ物を申したいが、通報されて終わり

bs_yuta01o
夜中に車を運転することが多いボクは歩行者や自転車などの無謀な行動によく遭遇する。たとえば片側二車線のスゲーでかい通りで、深夜ともなると時速 80km とかで車がビュンビュン行き交うような道路(青梅街道とか国道 20 号とか)を、平然と渡る自転車や歩行者、車道のど真ん中を走る自転車、信号無視をして無理に渡る歩行者などなど。そして定番は無灯火の自転車。
本当は車を駐めて、降りて、その人に説明したい。凄く説明してさらに解説したい。その人のやっていることが如何に危険であるかを。特に歩行者に多い気がするんだけど、無理な横断を平然としかも急がずに歩いて渡る人がいる。アレの心理は「歩行者の方が強いんだ」「ブレーキ踏ませとけ」ということなのだろうけど、そもそも「あなたの存在に気付いていない」ってことも充分あり得ることを肝に銘じて欲しい。そう、たとえ道路のど真ん中にいようとも、だ。運転手にもそうやって堂々と渡るお前ほどバカなヤツはいくらでもいるwwww
あともう一つはそうやって渡って轢かれて、確かに歩行者の方が強いし、警察に捕まるのは運転者の方だが、歩行者もタダじゃ済まないってことをもっと考えた方がイイ。後遺症が残って普段の生活さえままならなるかも知れないし、下手したら死ぬ。
だから歩行者がどんなに強かろうが、逮捕されて多額の賠償金を払うのは運転手だろうが、事故って良いことは何一つない。でも運転免許を持ってない人は自分のやっていることがどれくらい危険かは解らないことも多いと思う。だからそういう人たちに「あぶないんですよ」と説明したい。

だけどそういうことをすると、たぶん「不審者」として通報されるんだろうなぁww 特に女性とかにはね。んで「○○市の○○にて声かけ事案発生」とか警察の不審者情報に書かれて地域に配信されてしまうのだろう。

なんかもっと赤の他人に話しかけられるような社会っていうか……うまく言えないんだけどさ、田舎はそうでもないのかもしれないけど、東京だとハードル高いなぁって凄く感じる。ボクがイケメンだったり可愛い女の子だったりすればその辺のハードルって下がるんだろうか?(爆)

ところで上で書いた様な無謀な行動をする歩行者や自転車の人たちに、20 代の頃は怒りすら覚えていたんだけど、最近はずいぶんと考えが改まった。教習所で習う通り、道路は交通弱者優先なのである。なので無謀な横断などに遭遇したら歩行者のために最善を尽くすのが当然であるし、そのような状況に対応出来るように運転すべきなのだ。なので今はわりとのんびりと構えている。
まぁそれでも限界はあると思う。運転していて認識不足や誤解は決して珍しいことではない。そこにひょいと歩行者や自転車がいたら、もうどうしようもない。なのでやはり無謀な行為をする人に対しては、「今のは凄く危険でしたよ、命がなくなるところでしたよ」って説明したいなぁ……。

脳の老化か? それとも、そもそも脳がおかしくなったか?

rural_ay00g
これから話すことは、なんて言うんだろうね、ボクの思い込み的な話。でも決して無視出来ないのではないかなぁと最近思っているので、何となく日記に綴ってみた。

ボクらが知覚している世界というのは、目や耳などの感覚器官から入ってきた情報を元に脳が構築したものだ。だから現実世界と色々違う所がある。例えば視界の見えない部分を脳が補ったり、音と映像を同期させたりといった具合だ(視覚からの脳の解析の方が時間がかかるため、音の方が先に解析が済んでいるのだけど、わざと遅らせて視覚と同期させたり)。脳が勝手に補正し、ボクらが活動する上で不都合が生じないようになっている。これはこれで便利なのだが、それらの処理があるため、現実世界との間に若干のタイムラグが生じる。それはおおよそ 100msec だと聞いたことがある。
つまり脳の中で知覚し、見えていることは、現実世界よりも 100msec 遅いわけである。

そのせいなのかどうか解らないけど、ボクが解っているだけでいくつかの不具合が生じている。

①チャット上の時間

IM やチャットなどで、わりと長文を送ったのに凄い早く返事が送られてくることがある。こっちが送信キーを押した瞬間にもう返事が返ってくるみたいな。こっちとしたら「ええっ、もう内容を読んだの!?」みたいな。実際に時間を計ったわけじゃないので、ただのボクの錯覚かもしれないが……。「もしかしてボクの書いていた内容を、未来から読み取りましたか?」と言いたいぐらい、返事が速い。しかも返答がなにか見当違いかというとそうでもない。あいては確実にボクの書いた内容をちゃんと読んでいる。

②いつの間にか、いる

ボクが一番おどろいているというか、困っている問題がコレである。車を運転していて、体験する。
車の運転というのは前だけ見ていればイイというものではない。周囲を見渡して、前後左右の車や歩行者などの挙動や、その目的を推察することも重要である。なので色んな所に目配せする。で、視界内にある様々なものの次の予想を頭の中で立てているのである。次見たときは、この車はだいたいあの辺にいるなとか、駐車車両の向こうに歩行者が見えたとき、おおむね今歩行者はこの段階、みたいな。
それらの情報を総合的に判断しながら、それらを運転に反映させるのである。
ところが、その自分の予測よりも遥かに早く移動している車や歩行者に遭遇することがある。「え、縮地ですか!?」みたいな。それは単純にボクがその対象との相対速度を見誤っているのかもしれないし、ボクの中で感覚で刻んでいる時間(次の目配せまでの時間)が実は自分が思っているよりも的確ではないとか、いろいろ要因は思いつくんだけど……それにしてもなぁ……。
今のところこれで事故ったり、事故りそうになったことはないんだけど、それでも「あれっ!?」って思うことはけっこうな頻度である。

ここで注意しなければならないのは、周囲の対象物の次の位置を予想するって、実は教習所で NG と習う「だろう運転」なんだよね。周囲の様々な動きを「予測」して「じゃぁ、ボクがあの交差点に着く頃には、こうなっているだろう」という予測なのだから。だから急にこっちにハンドルを切ってくるかもしれないし、歩いている人も急に走り出すかもしれない。まぁそれらの不測の事態のために「余裕のある運転」をするようにしてあるんだけどね。「余裕のある運転」というのは「車間距離」だったり「速度」だったり、「邪魔」だったり。
邪魔というのは、自分の行きたい進路を予めふさいでおくことだ。左折したいなら、後方・左側にバイクや自転車などがいないことを確認して、前もってスキマに入られないように車を寄せておくとか。抜くなら車の右側を通ってくれと。こういう「邪魔」も、予め行動しておくことによって安全につながる。もちろんいきなり幅寄せしたりするのは NG である。

③ある決まったものが別のモノに見える

動体視力というのはけっこうアテにならないというか、脳が補正する視界が増えるんだろうね。
よく通る道で、電柱と植え込みが並んでいる場所があるんだけど、必ずそこに「人が立っている」と誤解してしまう場所があるんだよね。他にも「人が歩いているかな?」と思ったら看板だったり、電柱だったりすることはよくある。またその逆もあって、看板や電柱かと思ったら人だったみたいなこともある。ただこれらは決まって、立ち止まっている人である。
動いている人を看板や電柱などに見間違えたことは今のところない。
他にも「男の人」だと思ったら「女の人」だったり、その逆だったり、服の色とかも明らかに違っていたり。
つまり車で接近しているとき、動体視力の片隅に捉えられた「人らしきもの」=「注意すべきもの」というのに脳は意識は行くものの、ちゃんと情報は捉えられていないため、テキトーな人物像を作り上げる。近づいて改めて観察してみると、実は性別も違ったり、着ている服の色まで違っていたりするのだ。

この現象は特に人の多い交差点で起きて、例えばあっちにもこっちにも人がいる場合、それら一人一人をじっと観察することは出来ないから、頭の中で無意識に「こことそことあそことあっちとむこうに人がいる」って勝手にマーキングして、それらの動く方向を頭に入れつつ交差点に進入。実際にボクの車の前を通るときは、そのさっきマーキングしたときと全然違う服を着ている人だったみたいなことが起きるわけである。
こちら現象も事故につながりかねない事象なだけに、わりと「俺の脳、大丈夫か?」と心配している。

そんなわけで、ボクの見ている世界はやっぱり脳が作り出した世界なんだなぁというのを身を以て体験しているわけだが、はてさて、他のドライバーというか他の皆さんはどうなのだろうか。こんな現象が起きているのはボクだけだとしたら……だとしたら……! ひょっとしてきわめて危険ですか!?
まーとにかく、機械の身体はよ、ということですよ!(ぇ

エロゲの買い方

今月、自分のブランドからソフトが出るわけだけれど、世の中のエロゲの買い方とボクが物を買うときの常識がまったく異なるので、記事にしてみたいと思う。まずはボクの買い物をするときの前提情報から。ボクは世間から見れば「オタク」という部類に入るのだけれど、「オタク」の人たちから見たら、オタクとは呼べないらしい。
確かにかつてはコレクター癖があったけれど、今はまったくそんなものはなく、同人誌を始め、膨大に所有していたコレクション類はすべて捨ててしまった。今じゃ漫画も買わないし、エロゲも買わないし(そもそもエロゲは数えるほどしか買ったことがないが)、アニメもまったく見ない。
そもそもボクの興味あることと言えば、最近の数学・物理やテクノロジー、国際情勢・政治、そしてコンピュータである。そしてそれらは「自分の作品」を磨くためにやっているわけだが、自分の作品を作る機会に巡り会えていないって言うか、いや、同人で全然いいんだけど、ここ2 ~ 3 年はまったくもって忙しすぎて何も出来ていない。

って、そんな話はどうでもいい。
そんなボクが買い物をするとき、どうするかというと、そもそも「予約」という考え方がない。何かがほしいと思ったら、その時になって買う。それがたまたままだ発売されていないモノであったら予約を入れることもあるだろうが。そして「特典」というのにまったく興味がない。だいたい趣味のモノってさ、10 年後にはゴミになるんだよね。本とかフィギュアとかまぁなんでもいいけどさ、物質は結局いつかはゴミになる。なのでそもそも「いらない」って考えている。
ただ「データ」ならいいかなって思う。例えばテレカとかさ、B2 タペストリとかさ、あの手のヤツだったらその絵のデータが欲しい。テレカそのものとかタペストリそのものはいらない。だって特典物なんてあんまりお金かけられないから、安い業者に出すし、印刷なんてぼろいし、布だってイマイチだし。そんなのに印刷されたものなんて限界があるわけで、それだったら印刷する前の絵のデータが欲しいよ。Windows の壁紙として表示するほうがよっぽどキレイだしいつまでも色あせないし(ディスプレイは経年劣化するけど、買い換えればいいわけで)。
だからこの手のでもしボクがほしいと思うなら、電子インク式のタペストリーやポスターじゃなかろうか。そうすればそれにデータを与えるだけで好きなポスターになるし、飽きたらデータ変えられるし。

翻って、エロゲはどうか? これは飽くまでも作り手から見た視点でしかないのだけれど、どうやら以下の傾向があるようだ。

  1. 販売本数≒予約本数
  2. 特典物が出そろわないと、予約しない

今のエロゲはほとんどが予約に頼っている。これはほとんどのユーザさんが予約して買うというのもあるが、販売店が在庫を抱えたくないというのもある。前者はともかく、後者の場合、それはエロゲに限ったことではないのか、それともエロゲだけそうなのか知りたいところだ。
次に特典物だが、これは各店舗が用意する特典物だ。たとえばサンタフル☆サマーだとこんな感じ。色んな店舗さん用の特典が有り、各店舗ごとにその内容は違う。これらの絵はメーカーであるボクらが用意するが、製造は各店舗が行う(メーカーが作って、ぜひこれを付けてくださいって店舗に渡すこともあるが)。
5 ~ 6 年前まではこれら特典物の絵というのは、開発からすればかなり後回しだった。それこそマスターアップしたあと一気に作るなんてことをやっていたし、ボクもついそのノリでスケジュールを切ってしまったりしてあとで広報に怒られることがある。でもそれくらい開発はキツキツなのだ。ゲームで使わないデータを作る余裕なんてないのである。
ところが今は予約を開始する時点でこれら特典物の絵が出そろっているのが望ましい。

ここで少し予約の説明を。
エロゲの予約はだいたい発売日の 3 ヶ月前から始まる。ビッグタイトルだと半年前、一年前なんてのもあるけれどおおむね 3 ヶ月前からだ。発売日の 3 ヶ月前なんてもろに開発真っ最中なワケで(なので個人的にはマスターアップしてから広報活動したい。またそういうメーカーもある)、しかも予約開始時にそれらの絵が揃っていなければならないことを考えると、さらにその 1 ヶ月以上前から作り始めていないと行けないわけで……。
ところでこの特典の絵はどうやって決まるかも説明しよう。メーカーはまずリリース情報(発売日やだいたいの内容、キャラの説明など)ってのを問屋さんに送り、問屋さんが各店舗にその情報を伝える。この時に「ヒロイン(キャラ)の情報」ってのも渡してあげて、さらにメインは誰でどれが人気でそうかっていう説明も一緒に付ける。
店舗さんはそれらの情報や過去のそのブランドの売上本数など見た上で、「どういう特典がいいか」ってのを決める。
絵の内容を決める方法がいくつかあるが、おおむね以下の三つ。

  1. 完全にメーカーが作り、店舗さんはその中から選ぶ
  2. 店舗さんにキャラと絵の内容の希望を募る
  3. 使えるキャラとだいたいこんな絵になりますっていうのを見せて、それを元に店舗さんの要望(服をはだけさせてとか、私服じゃなくて制服がいいですとかそういう要望)もある程度入れる。1 と 2 を足したようなやり方

そんなわけで、最早開発と広報活動はすでにがっちり絡み合っており、開発の中に広報素材のためのスケジュールというのも組み込んでいかなければならず、しかも特典物の絵ってゲームの絵より巨大なのが多い。例えばうちのブランドの場合、イベント・シーン用の CG ってのは 3600 x 2400 ドットで彩色しているんだけど、抱き枕は 4252 x 13071 ドットもある。B2 タペストリは DPI によるけれども4252 x 6851 ドット。PSD ファイルは 2GB を越えることもしばしば。原画にも彩色にも非常に手間がかかるのだ。

あぁ、なんか話がそれたな。そもそも今回は開発の話じゃないw
そうそう、予約の話。
要するにボクは「予約しない」「物質としての特典物はいらない」っていう考えの持ち主であるため、エロゲの買われ方があまりにも自分の考えと違うために、どうにも戸惑ってしまっているわけだ。特典物なんて「あ、特典つくんだ、へー」くらいにしか思ってないから、「予約開始までに特典物の絵柄を決めろ」とか言われても、「へっ? あんなもん開発終わってからでいいじゃん」って思ってしまうわけだ。
でも 2ch のエロゲのスレッドとか見ていると、確かに「○○店の絵柄はどうよ」とか「絵柄出そろうまで予約出来ないじゃないか、はよ!」みたいな書き込みは多い。それで二度びっくりですよ。「うへぇ、特典の絵とか気になるのか!」ってのがボクの正直な感想なのである。
まぁ、そんなだから、ボクの作品は売れないのかもしれないけどね(笑)。でもさ、そんな特典物つけるくらいだったら、その労力をゲームの中身につぎ込めよって思う。グッズはグッズで別で作ればいいじゃない。特に特典物なんてかけられる金額が決まってるから、いいものはなかなか作れない。すぐにボロボロになったり色あせたり、そもそも色が悪かったり……。だから絶対に劣化しないデジタル・データならともかく(CG 集とかサントラとか)、やっぱり物質の方はいらないよなぁ。それこそさ、B2 タペストリとか抱き枕カバーとか、A&J さんとかすっげーお高いところに出せるなら、まぁいいのかもしれないけど(それでもいつかはゴミになる)。

まぁ、そんなわけでボクの価値観と世のエロゲ販売の価値観が全然違うので、ボクはまったく口出さないようにしている。解る人に任せる、それが大事。ボクはそこで提示されたことを、開発の責任者としてちゃんとこなせば良い。それがボクの仕事である。

DMM が同人誌ダウンロード・サイトに違法ファイルをアップしないように働きかけている件について

うーん、忙しくて日記がサッパリ現実に追いつかない(今この日記を書いているのは、4/23)。あと、日記のネタって、PC にいる前に必ず思いついているわけじゃない。散歩してるときとか、運転しているときとか。そんなときにポッと思いつく。
で、メモってないので、あとで忘れてしまうのだ。
それにしてもまた日が開いてしまった。

さて、ボクがこの情報を知ったのは twitter だったかそれとも知人が送ってきたんだったか定かではないのだが、DMM が同人誌の違法ファイル(著作権違反)を公開しているサイトに対して、それをやめるように勧告しているらしい。

そのやり方は、こうだ。

  1. 違法ファイルをアップロードしているサイトは、アフィリエイトによって稼ぎを出している
  2. アフィリエイトの報酬を払ってくれる企業に、DMM がある。
  3. DMM は同人誌の通販をやっている
  4. 同人誌の違法ファイルを公開しているサイトに、アフィリの報酬を支払わないと勧告。

とまぁ、こういう流れらしい。うおお、これは素晴らしい。なるほどなぁ、こういう方法があったか。うまいなぁ。エロゲのダウンロードはどうすれば防げるだろうか? そもそもエロゲって HTTP で配布されてるのかな? それとも BitTorrent とか Share、WinMX などが主流なんだろうか?
どちらにせよエロゲの違法ファイルを配布している人たちはそれでアフィリを稼いだりしているわけでもないし、そもそもお金儲けをしたいわけでもない、ただの奉仕の精神の人しかいないように見受けられる。
なので、DMM さんのようなやり方は通じない。
けど、何か方法はありそうだなと言う一つの道を DMM さんは示してくれたと思う。
諦めないで、考え続けることこそが大事だとボクは思った。