最近の外食産業はすげぇなぁ(ガスト)

今日は前の会社の人と、帰りに合流して飯を食ってきた。
といっても行ったのは GUSTO前回のリサーチの続きと言えよう。っていうか、どっちかって言うと洋食が食べたくて、しかも鳥の照り焼き的なものが食いたくて、時間も 0 時を回っていたので GUSTO になっただけという話もあるが(ぁ

結果として解ったのは、食感と味付けで美味しく感じさせているということだ。ソレが証拠にデザートと野菜はやはり美味しくない。新鮮なものは素材そのもので勝負しなければならないため、低価格路線を貫く店では難しいのだろうと推測する。生野菜もデザートもどちらも味付けよりも素材の善し悪しがもろに出る。
そういう意味では生ものもダメだろうと思われる。
頼んだチキンソテーは、ソースが非常に美味しく、チキンもそれらしい歯触りを実現している。要するにデコレーションで美味しく感じさせている……と、ボクはとりあえず定義した。そして驚くことにしょっぱさも年々減ってきていると思う。つまりそれだけ塩を使わずにおいしさを実現出来ているんだと思う。

過当競争だからこそなせる技なのだろう。外食チェーン店の店長は過労死ナンバーワンだと聞いたことがあるが(実際に調べたわけではない)、味の研究もかなり熾烈を極めているのだろう。
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それに対してエロゲはどうか? 過当競争ではあると思う。まぁ、そこは置いておいても、いったいどういう風にして、安く、美味しいゲームを提供出来るか。これはつまりそのまま Android や iPhone のようなプアなマシンにエロゲを提供することにもつながっていく。
振り返って見ると、エロゲはかなり手間をかけて作っているように思う。特に CG の塗りなんかは非常に丁寧で、使い回しの効かないものを作る。さらにコストを跳ね上げるのが音声費だ。声優さんだけでなく、スタジオ費や音声の切り出し、音響監督など、ゲーム開発費の 30% ~ 40% 近くを持って行かれてしまう。これは非常にコスト高だ。
アニメ業界のように、声優にばかりお金が行くためにアニメータなどの絵方面の人間にさっぱりお金が回らないという構造をエロゲでも赦してはいけない(もっとも、アニメの制作費の配分は他にも問題があるが)。ただ残念ながらエロゲ・クリエイターには声優ファンが多く、声優に歩み寄ってしまう人が多いので正直、その辺でも強く出られないという側面もあると思う。

エロゲ(というかゲーム全般に言えることだが)の制作が始まってから完成までの期間が長いのも問題だ。なかなか旬にあわせて発売出来ない。何せ企画書ができあがってから、半年~ 1 年という歳月をかけて作られる。そうしている間に、どんどんと世には新しいアイデアが生まれ、そして新しいトレンドが駆け抜けていく。エロゲなんてものは(って言い方もよくないが)、綿密なゲーム性や高度な計算などは行われない、あくまでも物語を主眼に置いた作品なのだから、企画と物語が固まったらすぐにリリース出来るような作り方を考えるべきではないだろうか。
そのためのアイデアは、企画・シナリオ部隊を別に持ち、ゲームの制作スパンに関係なく、どんどんと作り続けることだ。

え? それだと粗製濫造になって、どうしようもない作品が大量生産されるって? いや、いま既にそうじゃん(ぁ。それにじっくり長時間どっぷりひたれるエロゲは、Key さんや Type Moon さん、アリスソフトさん、Nitro+ さんなどに任せておけばいい。それにそもそもそんなに大作がたくさんあっても困る。彼ら一線級が一線級でいられるためにも、彼らには儲け続けてもらわないと行けないし。
とはいえ、上を目指さなくても良いという問題でもない。粗製濫造であったとしても、次はよりいいものを作るように努力しないと、作品というのは停滞するし変化もなくなる。粗製濫造でもちゃんと変化が有ればお客さんはそこにちゃんと気付いてくれるはずだ。ファミレスが、同じようなメニューでも確実に美味しくなって行っているのと同じように。

あぁ、なんかただの GUSTO の話をするだけなのにエロゲの話になってしまった(笑)。

交差点はちゃんと空けようぜ!

春になって車も人も多くなり、運転しにくい毎日を過ごしている。まぁこれは仕方がないことだ。気をしっかり張って、事故を起こさないように運転を慎重に。まぁ、そのついでに書くのだが、これは最近になってとかそんなこと関係なく、前々からずっと気になっていたこと。
それは、信号のない小さな交差点で道を開けずに車を駐める人が多いことだ。
どういう交差点かというと、例えば以下のような場所。

この交差点で言えば、奥の青信号が赤になってしまったとき、車列が連なって、手前の一通の交差点まで延びるのね。で、みんなこの交差点の真ん中に車を駐める。するとその一通の交差点から出てきた車が出られずに立ち往生してしまう。実は東北の大震災の時に発生した東京の大渋滞も、これの延長線上とも言える交差点内に車が立ち入ることによって起きている。

そんなに車が出てくるようなことはない交差点であったとしても、ちゃんと空けようぜ!
みんな血走りすぎ。
でも、その方が得をするってのは、よく解る。非常時にしても我先に、他人を蹴落としてでも逃げる人の方が助かる率は高い。けど、このグリッドロックに関してはそうも言えないのではないだろうか。他人を顧みず我先にと行った結果、全員が割を食ってしまうという現象だ。つまり、我先にと逃げた人さえも助からないという(笑)。
そんなわけで、常日頃から、交差点はしっかり空けて運転してもらいたいものである。

ネットから色々解ること

今更だけれども、Google さんやFacebook さんがどんだけ個人を追跡しているかって話。

ブラウザってヤツはどうにも厄介で、例えばさ、ボクが自宅でノート PC を使って Google にアクセスしたとしよう。で、このノートをもって会社でまた Google にアクセスしたとすると、それでもうボクがどういう移動をしたか、どこが勤務先かって解るんだよね(笑)。もっともこれは IP とその地名が一致している場合だけど(ちなみに家でアクセスしたマシンと、会社でアクセスしたマシンが異なれば、特定は難しい)。
で、これが携帯電話(スマフォも含む)となると、もっとリアルに解ってしまう。
まいったねぇ……。
ただボクはそんなに心配してない。なぜならそのような丸見えの状態は、Google 社員も同じだから。ただ仕組みを知っていれば、そこから逃れる方法はあるので、Google 社員の中にも自社の監視網から逃れている人はいるだろう。

クッキーを消せばいいじゃんという意見もあるが、実は OS のバージョンとインストールされているフォントの種類、デバイスの種類でけっこう絞れちゃうんだな、これが。もっともそこまでして情報収集しているのかは、ボクは知らないけどね。

そんなワケで、「情報端末」を持ってる人ってのは「お天道様が見ている」じゃなくて「Google 様が見ている」状態なわけだ(爆)。それだけじゃなくて、ちょっと頭のいい人がサービスを提供すれば、そこで集まる情報なんていうのは、それこそ個人の性格やはたまた性的な趣向に至るまで知ろうと思えば出来てしまう。
まー、ボクなんかはだいぶ開き直り気味で、携帯で撮った写真はジオタグまでついているほどに個人情報漏洩しまくり。男でよかった(笑)<そこかよ

ボクが望んでいるのは、プライバシーがなくなるのは仕方がないとして、みんなそれぞれ他人のプライバシーを知ってもそっとしておいてくれる世界だ。どんな変態でもいいじゃない、世の中に迷惑をかけてなければ。別にいいじゃない、禿げてても。それをやれ「アイツは○○だ」とか「コイツは○○だ」とはやし立て、馬鹿にしたりさらし者にしたりするからプライバシーがって話になると思うんだよね。
みんな誰も馬鹿にしなければ、ハゲの人は堂々とハゲでいられるし、ロリコンだって別に犯罪を犯さない限りはロリコンでいることを堂々としていられるし、同性愛もしかり。どんな人間だって対等に、そして尊敬をもって接しようよ。
そんな社会が来てくれるといいなぁ。

エロゲの活動限界

ボクはエロゲ業界の人間なんだけど、所属している会社は 18 禁じゃない会社なのね。コンシューマとかソーシャルとかパチンコとか。で、有難いのがそちら側からの視点をもらえることなのね。で、ぶっちゃけちゃうとさ、エロゲなんてのは要するに AV とか風俗なんかと位置づけは同じで、何作ってんのっていう扱いなのよ。
まぁそれはボクも承知してるし、それを承知でこの世界に入ってる。
けど、最近感じているのが、やっぱり二次使用とかでお金を稼ぐには、エロの世界は厳しいなと。Key さんやニトロ+さんや TYPE-MOON さんや Leaf さんなどなど、売れたメーカーさんがメインストリームに流れる気持ちがようやく分かってきたというか(そういう視点で言えば、エロゲにこだわり続けるアリスソフトさんは本当にすごい)。

要するに、ウチのキャラ使ってくださいって言う手の版権商売しようと思うと、そもそも 18 禁の作品ってまったく入れてもらえないのね。そらそうだよね、女性や子どもをターゲットにしている商品があるなかに、エロゲのキャラ入れてくださいって、何寝言いってるんだっていう。
パチンコなんかは、そもそも 18 禁だからまだ許容量高いけど、食品とかオモチャとかそういうものにはまったく受け入れてもらえない。

まぁ、前々からエロなしもやってみたいとは思ってたんだけど、これはいい機会かなと思っている。つまりメインストリーム向けの動きをやらないといけないと。というのも、ゲームがどんなに売れても、ゲームの寿命って短いのよ。でもその短い寿命のゲームのために半年以上の時間をかけて作る。正直、割に合わないんだよね。コピーされまくるし。
だから活躍の場をもっともっと広げないと行けない。そのために今いる会社はいろいろ出来そうな隙間を見つけて、いろいろ頭の中で未来像を思い描いている。

でもだからといって、エロゲを疎かにするのもよくない。今のところ、これがボクの「元」だからだ。この「元」がないと、それ以外の展開も出来ないからね。ただ今一番問題なのは、こうしていろいろなアイデアが出てるんだけど、ボクが忙しすぎて何も進んでない所なんだよね。くそー、どうすればいいんだろ。行動出来ないと、結局今あるアイデアって古くなっちゃうんだよね。そして行動を起こす頃には使い物にならなくなっているという。まぁ、その時には別のアイデアがあるから、いいっちゃぁいいんだけど……でも悔しいのでなんとかせんと。


(原曲はこちら

コピー問題続き(エロゲの場合

(前の記事はこちら
スラッシュドットでなかなかタイムリーな話題があがったので、またコピー問題について書いてみたいと思う。今回はボク自身がコピー問題をどう捉えているのか、自分でも整理したいと思って書いたのが主目的である。というのも、コピーって問題だよねと頭で思っていても何が問題なのかというのは色々整理してみないと、自分でもどこに解決策を見いだしていくべきか解らなかったりするからである。
タイムリーな話題というのは、以下である。

上の記事の 200 万本売れたソフトの海賊版が 20 万本だという所に注目して欲しい。これをエロゲに当てはめると、200 万本売れたら海賊版が 6000 万本出回っているというのが現在のエロゲの状況である。まぁ実際エロゲはそんな本数は出ないので、1 万本売れたら、30 万本は違法コピーが出回っているという図式だ。
まずはボクの考え方から述べよう。例えば 1 万本売れて、海賊版が 30 万本出回ったとしよう。あり得ないことだが、もしもまったくコピー出来なかったとしたら、30 万本売れたはずなのに、とはボクは考えない。コピー出来なければ「買わないだけ」だろってのがボクの基本的なスタンスである。
だからボクの視点では、プロテクトや DRM はナンセンスだと思っているし、コピーそのものにそんなに目くじらを立ててはない。逆にコピー問題を考えることが大事だと思っている。

次、作り手の心情の問題。「コピー出来ないなら買わない」わけだから、30 万本コピーされても、会社に損失はないよねって言われれば、それは、いわゆるそのゲームそのものの閉じた収支で言えば、その通りだろう。しかし、30 万人の人が金を払わずに遊んでいるわけだ。それって単純に作った方からすると「ムカつく」よね。別にコピーしてまでプレイして欲しくないし、無料でプレイするためにこっちは作ってるんじゃネーよ、と。それにコピー出来なければ買う人もいるだろう。
そして、金を出して買った 1 万人と、コピー・ユーザ 30 万人との間に不公平が生じる。これによって正規ユーザが「次回はコピーでいいや」ってなってしまう危険性がある。だから、コピー出来るって思われるのはメーカーによって非常に損なのである。
ただここで、以下のことを言及する人もいる(笑)。

  1. 正規ユーザはパッケージや特典物など、物理的なアドバンテージがある
  2. 正規ユーザはコピー・ユーザと違って、後ろめたさなどのマイナスの感情がない
  3. 正規ユーザはサポートを受けられる

あっれ、これで本当に正規ユーザは納得してくれるのかな~? サポートとか、コピー・ユーザだって受けてるよね? 後ろめたさって何だ。そんなもん感じてるなら、最初からコピーするな。特典物やパッケージは 8,800 円以上の価値なのか?(そういうものもあるが、普遍的にそのような特典物をつけることはできない)

さて、コピー・ユーザがよく言う「買う気にさせるクオリティのものを作れば、みんな買う」っていうヤツ。これが実は非常に難しい。というのも「買う気になるほどのクオリティ」ってそもそもどんなの? たとえばエロゲ業界トップ・スリーの作品とか!? 仮にそうだとしたら  5 万~ 10 万本売れるようなソフトだけど、そんなソフト 1 年に 2 ~ 3 タイトルしかない。しかも、ユーザの評価なんて千差万別だし、1000 本しか売れないようなソフトでも気に入れば OK してくれるだろうし、10 万本クラスのソフトじゃないとそもそもダメだろって人もいるだろう。
つまり何が言いたいかというと「買う気にさせるクオリティのものを作れ」っていうのはメーカ側からは「なんの基準にもならない」。それこそ、上位 2,3 社以外はすべてつぶれればいい。そうすれば「買う気にさせるクオリティの作品」しか残らないから。でもそれでコピーがなくなるかというと、そんなことはないのは、誰しも解るはずだ。

ただ、エロゲ業界の問題として「供給過多」ってのはあると思う。ボクみたいな売れないヤツがたくさんエロゲ業界に残りすぎだろうっていうwwww。じゃぁ、上位 2 ~ 3 社だけあればいいじゃんって言うのもまた実は難しい話で、スポーツなんか見ていると解るけど、やっぱりその業界の人数が多いってのは重要なことなのだ。野球やサッカーに一流選手が出てくるのは、プロになりたいと目指しているアマチュアが多いってのが大事で、そうした大勢の中に天才が含まれる率も高くなるし、成長の過程も洗練されていく(スポーツで言うなら、トレーニング方法や、優秀な指導者など)。そして下からの突き上げがあるから、上も努力を惜しまない。
だから売れないメーカーが有象無象あるから、売れるメーカーもあるという部分もあるのだ(それがすべてではないが)。

さて、コピーがゲーム業界をダメにしたというと、よく、「そんなことねー」って言うユーザさんもいるんだけど、少なくともボクは今はコピーがエロゲ業界をダメにした一つの大きな要因だと思っていて、そしてそれが覆る要素は今のところ思い当たらない。ボクの持っている今までの情報は、①KONAMI が X68000 シリーズから撤退した理由、②韓国がネトゲばかりになった理由、③Falcom が PSP に逃げた理由、④ヨーロッパとアメリカのゲーム・メーカが PC からコンシューマに逃げた理由がすべてコピー問題で有り、これらのデータを見せつけられると、なかなかコピーが原因ではないと言い切れないのだ。

次に「コピーが宣伝の代わりになる」というのもよく聞く。そしてそれは合っている部分がけっこうあるし、ボクが個人的に作っているゲームは本当は無料で配りたいと思っている。また、Youtube なんかで見つけた曲をボクは CD 探して買うことがよくある。

価格はどうだろう。8,800 円は高いか? おそらく高いのだろう。コンシューマは 6,800 円だもんね。ただこれにはボク個人的には言いたいことがあって、小説+絵画+音楽+プログラムも入ってて 8,800 円なんだぜっていう。CD が 3000 円でしょ、テキスト容量なんて、2MB なんて当たり前。2MB っていったら、ラノベ 8 冊分ですよ。これだけで 4000 円じゃないですかー。ほらー、音とテキストだけで 8,000 円ですぜ。これに挿絵が 100 枚近く入ってて、SE も入ってて、さらにプログラムで動くんですぜ!
8,800 円なんて安いじゃないですか(コンシューマの 6,800 円なんてもっと安い)。ってのが、実はボクのホンネ。 でもそれは世間では許してもらえないのであくまでも心の叫び(ぁ。だってそんなこと言い出したら、ハリウッド映画なんてチケットがいくらになっちゃうんだよって言うwww

で、結局目指すべき方向ってなんだろうね? まぁいいアイデアがあったら、とっくに誰かが始めてるんだろうね。

  1. コピーされても、お金が入ってくる方法を考える
  2. パトロンを探す(2000 万円ぐらいのお金の使い道に困っている人(or 会社)なんていくらでもある)
  3. 切り売りして単価を下げる(共通だけなら無料、1 ルート 1000円。全部買うと 8,800 円)
  4. 寄付を募る
  5. Android / iOS でなんとかする(漠然だなw

1!なんとか 1 番を考えたい~~~。
あとね、3 ~ 5 はエロゲ業界に問題がある。流通とショップさんがエロゲ業界では強いのでどうしようもない。これは流通からお金を借りて作るという構造上、どうしようもない。なんとか自己資金だけで作れるようにならないと、3 ~ 4 が出来ない。でもやってみたいんだよ、3 ~ 4。そうすれば海外でも展開出来るし!!
自己資金でエロゲかー……。


(原曲はこちら

コピー問題っていうか、エロゲのビジネス・モデルをどうにかしないと……

(追記:続きの記事は、こちら
うちらのエロゲ業界なんかでもコピーの問題は大きいけれど、ハードウェアの世界もなかなか大変なようだ。

こういう部品の場合、どういう材質なら基準値を保持出来るのかとか、制作工程はどうかとかいろいろあるんだろうけど、こういう戦いはボクらの業界に限らずどこでもあるのだなぁ。いや、レベル的に言ったらアイシンさんの方が全然大きいわけだけれど。
我々の場合、コピー品に見習うことってなんだろうね。

  1. ネット認証や DVD を入れなくてもプレイ出来る
  2. バックアップが自由

ただ、ボクが作るゲームはおおむね上の二つをクリアしている。
やはり最終的に問題になっているのは、「正規品は金がかかる」ってことだろう(ぁ
TV のアニメがタダなのになんでエロゲは金取るのよって真顔で言われたことあるしなー。
霞食って生きてるんじゃないし。別に誰かがお金を出してくれるわけでもないし(最近は問屋お金を出してくれるけど、売れなければその分が全部借金になる)。
そういえば金と言えば、最近 TV 番組がファミレスだのグッズだの、ソレを売りたいための番組ばっかりだ、(番組内で)製品の宣伝のないアニメを見習えなんて怒ってた人がいたが、アニメだってオモチャを買ってもらうために作ってるんだが? いやまぁ、最近のオタ向けアニメは DVD 目当てのようだが(ぁ。だから、収益モデルが崩壊しつつあるよね。もっとも崩壊してもいいアニメばっかりなのかもしれないけどね。

昔は音楽家や画家、彫刻家とかはパトロンを見つけてたわけですよ。つまりエロゲもパトロンがいて、その人のためにゲームを作って、ついでに売るって言うならタダで配れるよ! もしくはエロゲの中の背景の看板とかに現実の商品や会社の名前が入ってたり、登場キャラクタがコカコーラとかなんか現実の製品を使ったりして、それが充分な広報媒体として認知されるのであれば、スポンサーがつくのかもしれない。

ボクが今着目しているのは、外食産業だ。とにかくすごい。年々値段が安くなっているのに、味は美味しくなっている。どういうこと!? これをエロゲに例えると、一体どんなことが起きているの!? それを知りたい。ただ、人の舌に頼っているところはあるよね、って思う。やっぱり美味しいもの、新鮮なものをちゃんと味分けられる人って少ない。調味料で味をよくしたもので満足してしまうことは多い。もちろん、最近の業務用の調味料やスープのレベルってとんでもなく上がってるんだけどさ。それってエロゲでは何に相当するのか? この辺にエロゲを安く作る秘訣があるとは思うんだけど……なかなか見いだせていない。
ただ壁はもう一つある。それはフェティシズムの細分化である。人類の性への探求はその歴史とともに多岐にわたっており、様々なジャンルがある。さらにオタク文化って、趣味の細分化の最たるものなのよ。「オタク」っていうくくりで見てしまうとそこにはたくさんのお客さんがいるんだけど、彼らはみんな同じ方向を向いているわけじゃない。しかも同じ方向を向いている人たちでも、実は微妙に違う方向を向いている。そうすると一つ一つは凄い少ないお客さんになってしまう。それらを細かく細かく拾い上げてようやく一つのある程度の塊になる。
そんなわけで、ここ 5 年? いや、もっとかな……色んな状況が見えているんだけど、どう手を打てばいいのか解らない状況が続いている。ホント、どうしよう……。

日本の音楽事情

ボクがよく見ている掲示板で 2 月はいろいろ音楽の売上げに関しての記事があったので、紹介しておこうと思う。

  1. 音楽業界低迷の本当の原因は、少子高齢化か?
  2. 「過去1年間のネット音楽配信の売り上げは ピーク時の6割」、その本当の原因は?
  3. 音楽の売り上げは世界規模で見ると増加している

1 の記事は、それに関連するコラムを 2/22 に書いた。
今の日本の CD 売上げランキングは、アイドル・グループ(ジャニーズなど女性向けも含む)がほとんどを占め、邦楽の多様性ってのは「売れ線」では失われつつある。ただこれらは「音楽」で売っているわけではなく、様々な要素(ビジュアルであったり、性的アピールであったり、顧客との親近感であったり、チケットの代わりであったりなど)で売れているので、何とも言えない。2/22 のコラムで「日本人にとって音楽はそんなに重要ではない」と書いたのも、その辺から来ている。要するにエンターテイメント全体として捉えられていて、アーティスト(とは言えないのだろうが)の芸能性(キャラの個性や容姿、性格、タレント性)全体で評価されて、その好きな人が歌を歌っているから、その CD を買うという評価なのだ。あぁ、なんか説明が下手だな(笑)。
だからボクは全然今の邦楽に失望とかなんかしてなくて、それよりも 90 年代後半、いや顕著だったのは 21 世紀に入ってからか。インディーズの文化が定着し、音楽やりたいって人が増えて、儲かっているかどうかは解らないけど、地元で活動し続けるバンドがたくさん増えたことに喜びを感じている。
メジャー・レーベルに所属しなくても、普段は別の仕事をしながら音楽活動ができる。
CD だってリリース出来ちゃうし、ネットで配信もできちゃう。自分たちのライブを放映することだってできちゃう。一人で何でもできちゃう。今まで聞くだけだった人も、作ってみようかなって思ったらやれてしまう時代になった。

そういった中から、時々ばーんと有名になって売れてしまう人も出ることもあるけど、そんなのはどうでもいい。大事なのは「自分の好きな音楽をプレイし続けられること」だ。売れるために何かしなくちゃいけないとか、そのためにストレスがかかって曲が書けなくなるとか、そんなものから無縁な音楽活動ができると言うこと。もちろんそれだけで食っていくのは難しいけどね。
ネットのおかげで、自分が作った音楽が気に入ってくれる人も探しやすくなった。1 万人には売れないけれど、100 人や 200 人に売れる、100 人や 200 人が共感してくれる、そんな音楽が存在できるようになったのを見て、ボクは本当に嬉しいのだ。

そこで日本人の音楽の立ち位置ってのが重要になってくる。ボクはさっき日本の音楽に失望していないとは書いたが、心配していることはあるのだ。
それは、いわゆる第一線(売れ線)の音楽のランキングがアイドルばっかりだと、彼らから「音楽」というものを単体で切り出してみた時、その重要性は非常に低い。ということはつまり、そういった音楽を聞いて育ってくる子供たちは、同じく「音楽の必要性」というものが低くなってくるんじゃないか。そしてそれで導き出されるのは「世の中にはどんな音楽があるんだろう?」とか「自分に合った音楽って何だろう?」とか「精神的な困難に遭ったときに音楽によって克服する」っていうようなことがなくなってしまうんじゃないか。
するとさらにどういうことが起きるかというと、上で書いた様なインディーズの人たち、リスナーやファンが 100 人 200 人でも成り立っている人たちの活動の場所がなくなってしまうんじゃないかって心配している。第一線の音楽が降ってくるのを待っている人、もしくはそれで満足してしまう人ばかりになってしまうと、自分の音楽を探そうと思いつく人がいなくなってしまうのではないかと、心配しているのだ。

せっかく少人数でもプロダクトを組んで、自分たちのバンドを運営していくというか存続していくコストが劇的に安くなり、自分たちをアピールする方法が様々に提供されているのに、「音楽を探そう」「別の音楽を聴こう」っていう人がいなければ広がりようがない。

そこでボクが考えているのが、「外国語」なのだ。
音楽がその民族(国民)にとって非常に重要な地域や国は、世界中にたくさんある。そういった音楽意識の高い国々で自分たちのファンを獲得することが、インディーズというか、小さなバンドの目指す道の一つなのではないかと。しかも配信は世界に対してできる。
もう一つは地元密着型だ。狭いけれども密な関係を地元で築き上げる。それも今は低コストで可能だし、アイデアしだいで何でもできる。本当に凄い世の中がやってきたなぁと思う。ボクも会社のために 100 %時間を使ってる場合じゃないんだって!! 自分の作りたいものを、本当に作れる時代なんだって!! 改めてそう思った。

ちなみにこういう話をすると、聞き手の方が置いてけ堀の印象を受けるかも知れないが、違う。消費者だってその新しい音楽を手に入れるコストは劇的に下がってきているし、自分の好きな音楽を探すコストも下がってきている。そしてまた、「自分は作れないから」と卑下する必要もない。聞き手がいなければ、アーティストは成り立たない。胸を張って、どうどうとそのアーティストの音楽を聴きまくればいいのだ。消費していいのだ。そしてできれば、お金を払って上げよう。そうすれば、それが「作る側を助けて」いるわけだから、あなたもまた「作り手」とも言えると思う。
アーティストも、そして聞き手も、「音」を「楽」しめる、そんな時代が来ているとボクは思うよ!