花やしき浮船園

大阪から一路、京都宇治を目指す。今日は夕食付きの旅館をとってしまったため、19 時には旅館に着いていなければならない。結局、大阪を観光できたのは 2 時間程度だった。
取った宿は『花やしき浮船園』というところで、宇治川の畔にある旅館である。
予約は一ヶ月以上も前、8 月の頭にしたのだが、この時点でじゃらん楽天トラベルで引っかかる宿はバカ高いのを除くと、ここともう一つくらいしかなかった。
やっぱシルバーウィークが効いているなぁ……。

じゃらんや楽天トラベルなどのサービスに頼らずに、もっと地道に捜せば他にも宿はあるのだろうが、というかちょっとだけ挑戦してみたのだが、情報を集めるだけであっという間に 3 時間とか過ぎていたので、楽天トラベルで妥協したのである。
インターネットがここまで便利ではなかった頃、いやインターネットがそもそも一般に公開されていなかった頃、ボクはどうやって宿とか捜してたんだろうなぁ? 親の福利厚生関係のパンフレットで捜した記憶はほんのりとアリはするが……。

さて、この旅館、平等院から歩いて 5 分もかからぬところにあり、京都の知人や旅館の人に平等院目当てと思われてしまった(汗)。この旅館に決まったのは単純にここしか空いていなかったからで……。

旅館に着いたらさっそく晩御飯である。料理長の名前がちゃんとあり、お品書きがある(お品書きの画像は VGA だと文字が読めなかったので Quad-VGA にしてあります)。普段素泊まりにしか泊まらないボクにとっては、『四萬館』以来である。
そして食事は、薄味! この辺、やはり京都は素晴らしい。文句の付け所がない。
また素晴らしいのは、部屋のお茶である。さすが宇治の旅館である。とろっとろのそして嫌味のない、且つ薄くもない、文句なしの入れ具合であった。

残念だったのは、旅館内の写真があんまり撮れなかったこと。
さすがシルバーウィークということもあって、どこも人がいるんだよねー。お風呂がすごききれいだったので、背景資料に是非撮りたかったんだけどなぁ……。

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花やしき浮船園
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旅館の前の通り。南向き
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旅館の雨の通り、北向き
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旅館の廊下
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大浴場入り口
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食堂
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お品書き
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信楽焼(?)の箸置き
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先付け
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土瓶蒸し
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きのこのお吸い物
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抹茶塩と天麩羅
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天麩羅のアップ
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煮物
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鰻の柳川鍋

第二回文学フリマ大阪

さて、今日は第二回文学フリマ大阪当日である。イベントの様子はすでに同人サイトの方でレポートしたので、こちらではその舞台裏というか、この日をどうやって過ごしていたのかを記そうと思う。
清里の別荘を出たのは朝の 5 時だった。イベント会場は 10 時にサークル入場が始まる。ボクの試算では名古屋に 7 時、滋賀を越えて京都府に入るのが 9 時、大阪到着 10 時~ 10 時半を考えていた。

予定通り名古屋を 7 時に通過。ここでボクは名古屋市内を抜けて東名阪に出て新名神に乗るか、そのまま名神に乗るか迷っていた。しかし休日とはいえ朝 7 時の名古屋市内の状況が掴めなかったとの、名古屋高速は最高速が 60km/h に制限されるため、そのまま名神高速に接続する方を選んだ。しかしこれが大きな過ちだったことになる。

途中、多賀 S.A.トイレ休憩を取ったあと、滋賀県の八日市くらいまでは順調に進んでいた。ただ名古屋以西の名神高速は車の流れが全体的に遅くなることは知っていて、これは四国に帰郷するときに何度も経験していた。
案の定、名古屋や岐阜、滋賀とペースはガクンと落ちる。が、80 ~ 100km/h はキープしていた。
しかし多賀 S.A. に入る前から竜王 I.C. から 8km ほどの渋滞が発生しているという情報は得ていた。恐ろしいのがその通過時間。45 分って出てる。ちょっとまて、8km を 45 分!? それどんだけノロノロなのよ!? 10km/h くらい!?
しかもさ、原因が故障車なの。連休による交通集中とかじゃないの。もうさ、そのドライバー道ばたに立たせとけよ。首から「私がこの故障車のドライバーです」とか書いた札提げてさ(爆)。

さらにもう一つ誤算があった。ボクの車は大阪まで無給油でいけるのではあるが、前日の高速に乗るまでの 1 時間以上の渋滞と鶴ヶ島八王子という大回りのおかげでわりとガソリンを消費しており、給油ランプが付いてから 50km 走ったところでさすがに給油した。会場までは残り 18km 地点、前回の給油から 623.6km であった。

結局会場に着いたのは 10:50 頃。この時間になると会場の入り口は封鎖され、一般と一緒の入場となった。11:16 に設営完了

客の入りは東京よりは良くはなかったけれど、ボクが予想したよりも多くの人がブースを訪れてくれて有難い限り。ほぼ本の動きがなくなった 15:30 に撤収。その後、大阪を少し観光して、宿のある京都へと向かった。
京都のことは夕食のこともあるので、別記事にします。

カレーの写真はイベント会場の外に出張に来ていたパキスタン料理屋。まぁ要するにインド料理(乱暴)。ご飯が固くて不味かったー(ヲイ。

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シルバーウィークだってばよ

明日、第二回文学フリマ大阪があるので大阪に行く必要があるのだが、折しももろにシルバーウィークにどんかぶりである。そこでいつもの如く、前日のウチに東京を抜け出しておこうと言うことで、清里の別荘に向かった。
いつもは夜に出て日付が変わる頃に別荘につくのだが、今回は珍しく昼間(14:30 頃)に出た。あわよくば牧場でソフトクリームでも……なんて思ったからなのだが……甘かった。
まぁ、中央道調布付近そして相模湖付近で渋滞していたのは知っていたので、いったん関越鶴ヶ島まで出て、そこから圏央道八王子に抜けるというルートをとったのだが……けちって所沢 I.C. まで下道で行ったのがいけなかった……。下道もどこも渋滞してやんの……orz
結局、八王子 JCT あたりを通過したのが 16 時頃という……この段階でソフトクリームは諦めた。
それから渋滞と言うほどでもなかったが、相模湖 I.C. くらいまでは 60 ~ 80km/H という流れ。もうソフトクリームを諦めたので談合坂 S.A. で飯を食うという為体(ぁ

まぁ、その後は順調に別荘に着くも、もう日もだいぶ落ち、別荘でダラダラして、温泉行って、戻ってきてまたダラダラして、寝た(ぁ

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埼玉にうどんを食べに行ったはずなのに

昼下がり、ふと時間が空いてしまったので、「そうだ、また埼玉うどん食べに行こう」と思った。そこで埼玉に住んでいる人間を誘ってみたのだが、Skype に返事がなかったので、とりあえず埼玉むかっとくかーって思って車を出したんだけど……。
ふと我に返ったら、相模湾が目の前に広がっていた……。
というわけで、西湘バイパス~箱根~伊豆のドライブを、お楽しみください(ぁ

西湘バイパス箱根十国峠

(MP4 / 720p / 60fps / 6Mbps / 15’46” / 699MiB / Marcus 4 / 3 倍速)

▼十石峠~冷川 I.C.

(MP4 / 720p / 60fps / 6Mbps / 11’51” / 524MiB / Marcus 4 / 3 倍速)

▼冷川I.C. ~熱海

(MP4 / 720p / 60fps / 6Mbps / 23’07” / 0.99GiB / Marcus 4 / 3 倍速)

伊豆・箱根方面にボクが行くのは非常に珍しいことである。ボクが伊豆・箱根・熱海・湯河原なんかに行かない理由は解っているのだが、それはもう 20 年ほど前の体験であり、果たしてその記憶が正しいのかという意味も込めて、行ってみたわけだが、その記憶は間違っていないことが改めて解った。
今これを読んでいるあなたが伊豆・箱根の人だったら大変申し訳ないが、やはりあちらは歴史があるためかブランド化が激しく、何でもかんでもが高い! そして人が多い。日帰り温泉なんて 2000 円とかざら。それでいて酸性硫黄泉が少ないし……。
正直閉口する。

ボクは 10 代後半~ 20 代前半、まだ車がなかった頃、どちらかというと東京より西側を旅することが多かった。京都なんかにもよく行った。しかし西日本はどこに行ってもうるさい、人が多い、何でも高いというのを思い知らされたのだが、まだ東京から 1 時間くらいしか離れてないところでも同じ思いをするとは思わなかった(汗)。
というわけで、ボクが伊豆に行くことなどまたしばらくなさそうだ(頼まれたりしたら、行くしかないが)。

例えば東北なんかは日帰り温泉が 150 円、300 円は当たり前。高くても歴史あるところで 1200 円とかである。宿も素泊まりで 1500 ~ 3000 円。そして宿の人も寡黙で何も言わないところがイイ。西はどうにもおしゃべりが過ぎる。まぁ、そこはボクも人のこと言えないんだけどね(汗)。

1509125913出掛ける前の空 1509125920
相模湾
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駿河湾
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相模湾
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伊豆の空
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雲のない所をとってみた
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道標
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伊豆半島の成り立ち
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西日を受ける伊豆の山々
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駿河湾
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富士山がうっすらと
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富士山と駿河湾
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駿河湾
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丹那無線中継所
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西日を受ける伊豆の山々 2
1509125962丹那無線中継所、アップ    

東北取材旅行 四日目 山寺と小野川温泉

4 日目最終日は二つ目の取材地は『山寺』である。これは純粋に背景資料として前々から来たかった場所である。ちゃんと Nikon の D7000 でも撮ってもらった(今、ボクの手元にはないけどw)。
山肌に貼り付いているように存在している寺で、階段の数は 1100 段だったかなぁ。
車から降りて山を見上げたとき、上の方にぽつんぽつんと建物が見える。
あそこまで行くのかと思うと、思わず足がすくむが、登ってみると意外に平気だった。これは 2000 段でも行けるんじゃないかと思った。

景色は絶景。
いろはの千寿峠から眺める景色をリアルで見た気がした(笑)。

山寺は登る途中にお墓がたくさんあった。写真にもいっぱいあるが、おそらく檀家さんのだと思うんだけど(ひょっとしたら、歴史的に有名な人のお墓もあるのかもしれない)、お墓参り大変だね(笑
特に上に行くほど。
あと墓の持ち主なら、無料で入れるのかしら?

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一汗かいたあと、ふもとにある食べログで一番点数が高い蕎麦屋さんで朝兼昼ご飯。
それから帰途についた。
とは言え、まだお風呂には入りたい。ということで、この度最後の硫黄の温泉『小野川温泉』へ。ここに共同浴場がいくつかあるのだ。あと確かたんぼアートがあったと思う。
そしたら知らない共同浴場が新しく出来ていた。そのお向かいに駐車場も増えてた。お客さん増えてるのかなぁ。
たんぼアートは原哲夫花の慶次だった。
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それから、上杉家縁の『上杉神社』をちょっと見学した。
参道でシジュウカラ(?)が蝉を食ってるところに出交した。セミはまだ生きていて、ジジ、ジジ、って鳴いてるんだけど、そこを腹をついばんでいた。思わず脳内で人間に変換されて、ひえぇえってなったけど、カメラを向けてしまった。とはいえ iPhone には光学ズームがないので画像はかなり粗い(汗)。
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(MP4 / 720p / 10Mbps / 30fps / 01’38” / 119MiB / iPhone 6)

上杉神社が最後の観光地。あとはひたすら帰る。平日のためか渋滞も特になし。今回の取材旅行では渋滞に遭遇することはなかったと思う。途中、羽生 P.A. でトイレ休憩したんだけど、ここ新しくなってなんか江戸時代の建物を真似た感じになっていた。
そして人がたくさんいた。スゲー繁盛してんのね。
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久喜で道連れを降ろし、家についたのは 21:40 頃であった。総走行距離 1698.8km、その数 km 手前、大泉学園近くで給油灯が点灯した。鹿角で給油してから 655.3km での点灯、なかなかいい成績である。都内でもこれくらい走れればなぁ、財布に優しいんだが(笑)。
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東北取材旅行 三日目 ついに三内丸山遺跡へ

三日目、8 時には身支度して酸ヶ湯キャンプ場を出る。今日は本命の『三内丸山遺跡』に行く日である。有難いことに三内丸山遺跡に行く途中に『かっぱのゆ』というところが朝 5 時からやっているので、そこでひとっ風呂。
そして 10 時きっかり三内丸山遺跡に到着。
ここでは古代の東北の人々の暮らしを取材することと、この場所の空気を感じる事が主な目的である。もちろん気候は当時とは違うであろうが、しかし山々や海の景色はそう変わらないであろう。
また、大和朝廷が東北を支配する前の東北の宗教も知りたかった。
さらにここに住んでいた縄文人がアイヌ人だったのかどうかも。

結果から言えば、ボクの知りたいことはほとんど知ることが出来なかった。どれも調査中であり、しかも古すぎて宗教に関しても伝わることはごくわずかだった。彼らが何を思い、何を感じていたか……それは色々と想像はできるが、それらがボクら日本人とどう繋がっていったのかは、よく解らなかった。
やはりこのあたりは想像で補うしかないようだ。
写真はたくさん撮ってきたので、下にまとめました。リサイズ前の写真データもダウンロードできます。カメラは相変わらず iPhone だけど(^^;
実は D7000 で撮ったデータもあるんだけど、撮った本人が HDD の容量不足で展開できず、ボクもまだもらってない(汗)。

最後に、何よりもこのような設備を無償で見せてくれる青森県に感謝である。もっと大々的に寄付を募ってもいいのではないかと思いつつ。
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三内丸山遺跡での取材を終えて、南下をはじめる。
ちょっとだけ峠道を楽しみつつ、青森の蕎麦を堪能し、秋田、山形と下道で南下していく。次の目的地は山寺なのだが今日はもちろんそんな時間はないので、蔵王に宿を取ったのだ。
いままで車中泊だったりキャンプ場だったりしていたので、最後くらいは宿に泊まろうと言うことで、一泊 3000 円の宿を……と思ったら、平日だというのに意外と 3000 円の宿はいっぱいで 3700 円の宿になってしまった。くそう。

下の写真は秋田は田沢湖の近くにある『茶立ての清水』という湧き水が沸いている場所。1/2 summer の取材の時も見つけてたんだけど、その時は寄らなかったのね? 今回、寄って水を汲んできた。
これでお茶を立てたいw
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(MP4 / 1080p / 30fps / 10Mbps / 00’29” / 36.7MiB / iPhone 6)

そうそう、そういえば角館で給油したんだけど、ほとんどの GS がハイオクの値段書いてないの。あとセルフもほとんどなかった。どちらもあんまり浸透してないのかなぁ? でも農家って言うとベンツがあるってイメージがあったんだけどね(一時期だけど)。
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東北取材旅行 二日目 硫黄三昧

道の駅で目を覚ました我々は、まずはお風呂を求めて国道 13 号の北上を開始する。目指すは乳頭温泉である。ここはボクが好きな東北の温泉の一位二位を争うほど気に入っている温泉である。
朝の 8 時からやってたはずだ。

大曲にさしかかった所で国道 13 号とは離れ、角館をかすめて田沢湖へ。なんとなく駅に寄ってみた。
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それから乳頭温泉に 9 時頃到着。ここは泉質がいろいろあるのだけど、硫黄臭い所に(ぁ
混浴には入らなかった(汗
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乳頭温泉で目を覚ました我々はさらに次の温泉地を目指す<ヲイ
道路は乳頭温泉で終わっているので、いったん田沢湖まで戻り、国道 341 を北上。湧き水が湧いているところがあった(大場谷地園地というらしい)ので、そこで八幡平の空気を堪能。
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途中、県道 23 号に入って後生掛温泉へ。この辺一帯は『八幡平』と言うのだけれど、温泉だらけである。その中でも後生掛の木のお風呂が気に入っているのだ。
ここは泥の温泉や、自然の蒸気をつかったサウナなどあって、いくらでも時間がつぶせる。
思わず寝てしまった……(汗)。

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ボクの車に赤トンボが
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名物、真っ黒い温泉卵

そして『道の駅かづの』で昼食をとり、またひたすら北上、二日目の宿泊地『酸ヶ湯キャンプ場』に 16:30 頃到着したのだった。ここで酸ヶ湯温泉にどっぷりとつかり、キャンプを張って、カップ麺を作ってたべた。酸ヶ湯温泉はデフォルトで混浴なんだけど、けっこう若い女性も入ってて、びっくり。おばあさんとか何も隠さずに、ずかずかと入ってくる(汗)。
夕方頃から小雨が降り出し、山の上と言うこともあって風も強く、しかも外気温は 13 ℃まで下がり、かなり寒いキャンプとなった。が、ボクは全然平気だった(汗)。恐るべし、肉壁(脂肪?)。
同乗者は凍えていたけど。
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