プロバイダと回線


11/25 に amatsukami.jp サーバのプロバイダを OCN から WAKWAK に切り替えた(その時の日記)。一週間が経ち、回線の違いが見えてきたので何となく公開してみようと思う。今回使われている図は知人のサーバからボクのサーバを監視してもらった結果である。
まず、24 時間の ping の反応グラフ。見ると解るように、だいたい 21 時頃から反応が鈍くなっているのが解る。これはつまりこの WAKWAK 回線のユーザが企業ではなく個人が多いことを示していると思う。会社から戻ってきて、食事も終わり、寝るまでの時間であると予測できる。それは週のグラフを見ると、より鮮明になる。

週のグラフで見ると、土日も同じように夜、反応が遅くなっているが、土日に関してはさらに昼間もいくつか反応が遅くなっている。これはつまり、WAKWAK ユーザが土日の場合、昼間も活発であることを示している。

最後に 1 ヶ月のグラフを示す。グラフが途中なくなっている部分がプロバイダを切り替えた部分で左側が WAKWAK、右側が OCN である。OCN の 24 時間グラフはもう過ぎ去ってしまって保存していないのだが、OCN では WAKWAK と違い、平日の昼間の反応が遅くなっていることが解る。そして土曜日もそこそこビジーだ。これはつまり OCN のユーザが企業が多いことを示していると思う。
最初はウチのサーバにアクセスに来る人たちがこういう行動を示しているのかなと思っていたのだが、こうしてプロバイダを変えてみると、回線のクセであると言うことがよく解る。

WAKWAK に変えて、今のところこれといった不具合というか不満は起きてない。ただボクのサーバの使い方も、実は変わりつつある。と言うのも今までボクが抱えていたプロダクトはすべてこの amatsukami.jp がインフラを担ってきた。FTP、SVN などなど大容量のファイルをやりとりするサービスをずっと提供してきた。しかしここに来て、自分の事務所で新しいサーバが立ち、大容量なやりとりはそちらで行われるようになった。今後、増々 amatsukami.jp サーバの役割は、新サーバへと移行していくことだろう。なので、個人ユーザの多い WAKWAK へ移行したのもなんとなく良いタイミングなのかも知れないと思っている。

下に貼り付けた曲は Terry Callier という人の Dancing Girl。1972 年の曲だけれども、ただのダンスっていうわけじゃなくて何となくもの悲しいメロディがすごく気に入っている。冬の夜に、心落ち着かせながら聞いて見てください。

Perl が動かない

今日こそは PHP を動かす!
というわけで、色々悪戦苦闘。0 から入れ直してみたりとか……でも、そもそもあんまりやることもない。
仕方がないので手がかりを見つけるために、PHP HTTP エラー 500(内部サーバエラー)で検索しまくった。
そもそもエラー 500 というのは漠然としたエラーというか、「なんか CGI がこけてんぞ」っていうようなことを表す程度のもので、CGI が動かなかったらだいたいこのエラーが返ってくる。だから HTTP エラー 500 なんかで検索しても、様々な原因がヒットするわけで……もはやこれを一つ一つしらみつぶしに見ていって、心当たりのありそうなものを探すしかない。
まさにローラー作戦である。

が、思いの外、原因はすぐに特定できた。
php.ini にTIMEZONE を設定する項目があるのだが、そこが何も書かれていないとエラーになるらしい。
そんなの今まで設定したことありませんけどー<マテ
とおもって、amatsukami.jp の方の php.ini を見たんだけど、特に TIMEZONE の設定はされてなかった。
んー、違うんじゃないかなぁと思いつつも、Asia/Tokyo を php.ini に設定してみる。
すると、動いた……orz

うが─────!!!!

この二日間はなんだったんだ……orz
まぁそんなこんなで PHP は動くようになったのだが、5.4.4 を入れたため、Pukiwiki Plus! は動かなかった……。
どうしようかなぁ、これが動かないといろいろ困るんだよなぁ。

で、新しい社屋には会議室が二つある。
で、本社にも一つある。
本社の人がこちらの会議室を使うこともある。
誰がどの会議室をいつ予約しているのかというのをウェブ上で見られるようにすればよいかなと思い、テキトーな会議予約システムを設定してみたのだが……今度は Perl が動かない!! うぎゃー、なんでじゃ!? と思って、サーバ インストール時に仕掛けた Perl で作られたシステムは動く。どういうことだ??

調べて見ると、Perl.exe では CGI としてちゃんと動くことが判明。
ところがこの Perl.exe は相対パスとかその辺に  UNIX と互換性がなく、Windows 版の Perl.exe で動かすことを考えて作られているプログラムなら問題ないが、それを考慮してないものは、ISAPI 版を使わないと行けないんだけど、この ISAPI 版の Perl が動かない。なんか、無許可の動詞を実行しようとしたといってエラる。そもそもすべての動詞を許可していますけどー。
その後、色々調べるも、IIS で POST(動詞の一つ)を受け付けなくなるというところにはたどり着いたんだけど……うーん、なんか違うような、あっているような??

というわけで Perl と悪戦苦闘するハメに……うもー、なんなんだ。
しようがないので Perl はおいておいて、会議室の予約システムを PHP のものを設置してみた。
phpScheduleIt というシステムで、なんでもこの手の予約システムでは定番のシステムらしい。で、設置はすんなりいったんだが、これが重い!! なんでこんなに重いんだ!? というわけで、ボクの感触としては設置に失敗しているような気がするんだよなぁ。だって 3GHz オーバーの最新の CPU のサーバだし、それでこんなに重いのはおかしい……。
実際に使ってみた人からも「重いんですが」という苦情が……うーん、PHP そのものの設置に失敗しているのか、それとも MySQL の設定が不味いのか、それとも phpScheduleIt の設置そのものが悪いのか……しっかしこんなにサーバ設定で苦労するのも久しぶりだなぁ……orz

そんなわけで、サーバの設定はまだまだ続きます。
だいたい、VPN とか証明書回りとかもぜんぜんできてないし(T_T)

PHP が動かない

開発機が安定したのでやっとこさ、サーバの設定に戻る。
まずは PHP の続き。
とにかく動かない。
HTTP500 エラー出っぱなし。出しっぱなし。困った。
ログを色々見てみるのだが(Windows イベント、IIS のログ、PHP のエラー出力 ON、localhost で実行)、まったく手がかりナシ。仕方ないので VPN とか証明書関係とかそういうのをやりつつ、時々「PHP、動くようになってないかなー」とか思ってテストしてみたり(動くようになっているワケがない)。
そうして一日が終わっていった<バカ
ちなみに直接コマンドラインから PHP を叩くと動くんだよねー。

いやー、こんなこと初めてだわー。
ちなみに Perl はあっさりと動いた(ただし、後日事件が起きるのだが)。

閑話休題。
引っ越し先の事務所のすぐ近くにあるつけ麺屋「来吉」に行ってきた。
基本、大勝軒などでおなじみの魚出汁のスープなんだけど、柚か何か柑橘系のモノが入っていて、後味がちょっとスッキリ。チャーシューは炙りチャーシュー。普通に美味しかったけど、麺が乾きすぎて、箸で麺を取ろうとすると、ボソッと全部取れてしまうw カウンターを見るとごま油が置いてあって「麺が取りにくいときはこれでほぐしてください」って、いやー、もうちょっと水分多くてもいいんじゃなかろうか(汗)。
 
ところで建物が民家を改造したモノなのかな? 外は雰囲気イイナーって思って入ると、中は普通のカウンターという(汗)。まぁいいんだけれども。なおカメラは iPhone ではなく Android 機(N-05D)。

Windows Server 2012

ようやく月曜日、会社に入ることが出来た。
社屋では電話(ビジネスフォン)や LAN の敷設が行われており、その中でのサーバ・インストールとなった。今回は Windows Server 2012。その持てる機能は多岐にわたり、状況に応じて仮想サーバを増やしたり減らしたりと、まさに生き物のような OS である。
外部からのアクセスにも多岐に対応し、スマフォなどの携帯端末へ、会社の LAN 環境を提供する。 情報をしっかり集約しておけば、社内リソースを離れた場所でも活用できる。カタログや議事録、スケジュール帳、ToDo、顧客からの要望や取引先の関連情報、チェックした商品やニュースの動向……etc、etc。
が、実はゲームの世界ではこれらの機能は必要なんだけど、使えなかったりする。
まぁ、スケジュールだの、取引先の情報だの、そういうのは可能だけど、ことゲームのデータは 3G 回線や無線 LAN では追いつかないほど巨大だし、チェックしようにもやれ Photoshop だ、生 WAV だ、と、スマフォなんかで簡単にチェックできるようなデータではない(展開すると、1GB を超えるデータが普通に転がっている)。
もう一つ回線で問題なのが上り速度。ちょっと PSD ファイル(Photoshop のファイル)をいじったのでサーバに上げようなんてとてもじゃないけど出来ない。例えば、300MB の PSD ファイル、サーバからダウンロードするのは 300 秒もあれば何とかなるかも知れないが、これをアップしようとすると、速度は 1/10 とかに落ちる。
結局、どこででもチェックしてその返答を返すというのは、ゲームの世界ではまだまだ先になりそうだ(チェックして、メールの文章だけで返事するなら今でも可能になってきたが)。

閑話休題。
と言うわけで、Windows Server 2012 のインストールと、メール・サーバ、HTTP & FTP サーバ(IIS8.0)、DNSDHCPActive Directory をセットアップ。メール・サーバは SSL にも対応させ、SMTPSPOP3S も使えるようにした。
ところでこの時はじめて発覚したのだが、このサーバに割り当てるドメインがあったのだが、これは暫定的に amatsukami.jp で運用していた。ところがその際にセカンダリ DNS の設定を間違えており、この新サーバに移行したあともセカンダリ DNS の設定を間違えたまま動かし続けてしまっていた。
で、偶然にも本社のメール・サーバがこの間違ったセカンダリ DNS に参照に行ってしまい、本社のメール・サーバから新社屋宛にメールを出すと届かないというトラブルがwww
結局セカンダリ DNS は amatsukami.jp で行うようにした。今回ボクが担当するブランドは、ボクが関わっていることが世間や業界に知られても問題ないブランドなので、堂々と amatsukami.jp でセカンダリを運用することにした。ブランドがデビューする際は、TAMA Networks でもアナウンスしようと思う。

それともう一つ、HTTP サーバでどうしても PHP が動かない……orz
Perl はすんなり動いたのだが……うーん??
FastCGI の設定が何か不味いのかな。
今、プロジェクト関連の CGI がかなり PHP に依存しているため、PHP が動かないとどうしようもない……。原因を探るのに、骨が折れそうだ。

サーバの設定が一通り終わったら、社員の家へ。と言うのも社員が引っ越したのだが、それにともない、冷蔵庫や電子レンジなどが余るとのことで、もらえることになったのだ。とうわけで冷蔵庫・電子レンジ・掃除機を会社に運び、帰宅した。
新社屋も少しずつ、中身が充実しつつある。

やばい!

今日も 14:00 頃会社に行ったのだが、開いていなかった。
やばい!
と言うのも、サーバを土日のうちに組んで、せめて HTTP / HTTPS / FTPS / メールくらいは使えるようにしておかなければ、月曜からボク自身が作業が出来なくなる。これは非常にマズい。
しかし、鍵とか持ってないのでしようがない。
こんなことなら、金曜日、家にサーバを持って帰っておけば良かった……orz仕方がないのでこの日は家に戻って大人しく出来る作業をしていた。

ちなみに、土日は実は別のブランドのサーバもいろいろと新しく設定とかしていた(ぁ
Windows Server 2012 を何となく勉強しながら入れてみている。
まぁ、そのレポートはいずれ。

ところで、日記に書きたいことがあったんだけど……うーん、忘れてしまった。

 

秋葉原と引っ越し

秋葉に新事務所用のサーバを買いに行ってきた。
予算は 8 万円。簡単な目論見は、コア数の多い CPU にメモリは 32GB、あとは HDD いっぱいでそれをミラーリングで使うなんてことを考えていた。結果的に揃ったのは以下の通り。

しめて 7 万円。1 万くらい浮いたので Hyper-V 用に SSD を買おうかとも思ったのだが、今回は安く済ませることが主眼なので、我慢しておつりを持って帰った。CPU に AMD を選んだのは、多コアで安かったから。物理コア 8 で 14,800 円(といっても不動小数点コアは 4)。Intel だと i7  になると思うのだが、i7 の 8 コアは物理コア 4、論理コア 4 だし、LGA2011i7 は高いし(物理コア 6)で、FX の出番となったっていうのと、ボクが組むとき伝統的にサーバは AMD っていうのがあるのだ。と言うのも、これは都市伝説的な話なのだが、DEC がつぶれたとき、エンジニアは Intel にも AMD にも引き抜かれたのだが、AMD は DEC のサーバ CPU 技術からコンシューマ向けへと機能を削っていった形で作っていき(つまり基本設計はサーバに適している)、一方の Intel は Itanium で飼い殺しにされてしまった(いや、Itanium はいいプロセッサだけどね)というのがあって、言わば願掛け的な理由で AMD を買っているのである。で、今日はとりあえず買って来ただけ。
土日のうちに組み立てて、Windows Server 2012 を入れて、運用してみる予定である。
驚いたのが、この時、一緒に買いに来てくれた人が、いろいろ安く買う方法を知っていたこと。「どこどこは安売りをいつまでにしているはずなので、まずそこを見に行きましょう」とか、「キーボードはワゴンで 300 円からありますよ」とか。ボクなんか目的のものを見つけたら、「ああ、これこれ、これでええわ」って買っちゃう人なので、この人のおかげで 1 万円くらい安く買えたんじゃなかろうか。色々勉強になった買い物であった。
ちなみにモニタ、マウス、光学ドライブは不要なので買わなかった。どうせリモートでしか操作しないので、モニタとマウスはいらないし、光学ドライブはインストール時に必要なだけなので、家にある外付けの USB 接続の DVD ドライブを使う。あとビデオカードは一緒に買い物してくれた人が、余っているおんぼろのを貸してくれた。

その後は引っ越し。
エスティマを使った。この車、引っ越しには使えないんだろうなとか思ったんだけど、意外にものがのったので良かった。事務机(幅 120cm)を 4 つと各人員のマシンやらディスプレイやらその他小物いろいろは 2 回の往復で済んだ。
ちなみに引っ越し先は同じ浅草橋で、歩いて 2 分もかかるかかからないかといった感じである。
既にネット回線は引かれており、ルータ(YAMAHA RTX810)も購入済みで、ネット接続もチェック済み。ちなみに回線の速度は、48Mbps ~ 60Mbps だった(B Flet’s ファミリータイプ)。まぁこんなもんであろう。

Azure、もろくも敗れ去る

昨日 Windows Azure にアップロードした TAMA Networks の旧コンテンツだが、公開後数時間で表示できなくなったwwww
原因は転送量オーバー。Windows Azure の転送量は 165MB/Day だったのだ。はっはっは。んなもん、TAMA Networks は下手すりゃ 1 時間も保たんわ!
というわけで、とりあえず自分のサーバの別のディレクトリに移行しなおす(ぁ
意味ねー!!

さて、どうしたもんか。

旧コンテンツを別サーバに移すには理由がある。それは PHP のバージョンを上げたいからだ。だが PHP のバージョンをあげると、旧コンテンツでは動かない(というか、いろいろソースに手を入れる必要がある)。もう一つ、旧コンテンツを動かしている Pukiwiki Plus というシステムはスマフォに対応していない。スマフォ用にレイアウトされたサイトを出力するシステムに入れ替えたかったのである。

とりあえず PHP のバージョン・アップは棚上げにして、 TAMA Networks のシステムの更新を進めることにする。