岐阜・名古屋、食い道楽の旅

今日の出来事は上がすべてなんだけど、順を追ってざざっと記す。
まず金曜日の夜のウチに東京を出発し、愛知県刈谷市にある伊勢湾岸道の刈谷パーキングエリアへ。そこで寝る(笑い
なんでこのパーキングなのかというと、このパーキングエリアには温泉があるのだ。朝 7 時からやっている(土日祝)。
でひとっ風呂浴びた後、今回の旅の水先案内人であるネットで知り合った知人と合流するため、岐阜羽島駅へ。さいしょ「ぎふとば」と読んでしまい、出てこねぇ! ってなったのは秘密だ!鳥と羽が逆だっつーの!

岐阜羽島駅の写真が変なのは、エアコンが効いた車内から外に iPhone を持って出たときにレンズが曇ってしまっていたのを無理矢理補正したから(汗)。今日は何枚か、この曇った写真に悩まされることになる。

まずは『赤石やな』というなんて言えばいいんだろうね、鮎料理専門店、でいいのかな。に、連れて行ってもらう。
川のほとりにあって「梁漁」で捕れた鮎をその場で調理して出してくれるお店だ。
鮎のフルコース! 写真を見た方が速いとは思うが、甘露煮・刺身・塩焼き・マリネ・フライ・一夜干しとほぼすべての調理法を味わえる。クセも臭みもなく、さらに骨もするりととれるのでとても食べやすい。鮎の刺身なんて初めて食べたかも(養殖らしい)。

この梁とセットになっている鮎の料理屋、昭和の頃は割と一般的だった?
実は関東にもそこそこあることが解った。利根川沿いの群馬や栃木に残っているようだ。今度食べに行ってみようかなぁ。

それから、道の駅うすずみ桜の里・ねおへ。この道の駅の名前の由来は、同乗者(案内人)の話によると淡墨桜というのが近くにあるからとのこと。で、この道の駅のお向かいに温泉があるのだ。そのまま『うすずみ温泉』。露天が広くて気持ちが良かった。お湯は単純アルカリ泉なのかなぁ。日帰りだけじゃなくて宿泊も出来るみたい。

それから、名古屋へと移動。下の写真はそのときに見えた岐阜城
もう 10 年くらい前になるんだろうか、行ったなぁ。
信長が美濃を制して手に入れたお城だ。信長は気に入っていたと聞くが。

名古屋に入ってまず寄ったのが、喫茶マウンテンだ。この喫茶を知ったのはもう何年前になるだろうか? 優に 20 年以上は経ってると思う。行くチャンスは何度もあったが、名古屋の知人は行きたがらないし、四国に帰るときは名古屋を通過するのはだいたい深夜ということもあってなかなか行くことが出来なかったのだ。
喫茶店のために名古屋までの旅費出すのもなぁ、とか思ってたし(まぁでも今回、似たようなモノではあるが)。

一枚目の看板は、iPhone のレンズが曇っていたので変な写りになっている(汗
お目当ては抹茶餡スパである。水色の籾モノは「妹のラムネ」っていう名前の飲み物。ほんとなんだってば! 伝票にも妹って書かれてるし!
抹茶餡スパは、ボクは NG(汗)。あんまり美味しくない。それぞれの味はするものの、ハーモニーになってない。
もう一つのナマズのパスタの方が美味しかった。が、同乗者は抹茶餡スパの方がマシとのこと。
かき氷はこのマウンテンの近くにある中京大学生が罰ゲームでも利用しているという、超大盛りのもの……なのだが、村田に大変じゃなかった(笑)。二人で食ったからかも。

まぁでも名古屋ってほんと食文化独特だよね。そう言う意味では東京も見習って欲しい(ぁ

そしてラストは風来坊である。ボクは手羽先が隙なのだが、東京にたくさん店舗を構える世界の山ちゃんよりも風来坊が好きなのだ。ボクが風来坊を訪れるのは 5 年ぶり。喫茶マウンテンからほど近い風来坊へ。店構えをみてびっくり! すっげーオシャレ。中も個室とか宴会場みたいな広い部屋とかが用意されていて、ボクの風来坊の印象と全然違う。
ボクが知ってる風来坊って、狭くて昭和の汚い居酒屋みたいな店ばかりだったので……。

しかもこの本山店は予約専用店とのこと。予約してないの!? 的な定員反応が(汗)。まぁ仕方ない。
一時間くらい待てば案内は出来ると言われたので待つことにしたら、なんと、お客さんが予定を切り上げて退店くださった。マジか。女性の方らしい。ありがとうございます。

というわけで、手羽先堪能しました。メニューも豊富で、酒も飲まないのにひたすら食いもんばっかり頼んでた(汗

風来坊、東京にも一応あるんだけどね。品川店にも行ってみようかなぁ……。

というわけで大満足! 同乗者を名古屋駅に送り、自分も帰途についた。案内、ありがとうございました。赤石やなは非常にいい体験になりました。

下の写真は休憩した岡崎サービスエリアとそこで手に入れた懐かしいハム、明宝ハム! でも実はボクはそんなに馴染みはない(汗)。でも油多めでいい意味で安っぽい味で良かった。他にもこの岡崎 SA や道の駅うすずみ桜の郷でお土産はいろいろ買った。東日本では見られなモノが色々あって新鮮だった。
ボクの行動範囲って東日本にかなり偏っているので、もっと西日本にも行きたいなぁと思いつつ……自分が西日本出身だからつい東側に興味持っちゃうのかもしれない? あと西日本ってなんだかんだうるさいので(爆

知らない名字に出会った。『緩詰」だって。ほんといろんな名字があるなぁ。

またマウンテンに行く機会があったら、今度は小倉丼に挑戦してみたい!

鮎と中華な最終日

13 時過ぎ頃で取材は終了。
このあとは経ヶ岬の方に行って写真をとろうなんて思っていたんだけど、京都にいる知人から食事の誘いがあり、宮津をあとにした。目指すは琵琶湖である。なんでもそこで是非紹介したいお店があるのだとか。

しかしそのお店は 17 時には閉まってしまうらしい。

というわけで急ぎ、琵琶湖に向かう。道路は混むことなく、ほぼ時間通りに到着するかにみえた。
ところが目的地 10km ほど手前で R161 が大渋滞! ラストオーダーまであと 10 分とかそんな感じなのに、Google Map によると 30 分以上かかるらしい……まじか!! なにそれ!? たしかに Google Map 上も真っ赤だ……くそー。

結局この Google Map の分数よりも多くかかって、案内されたお店に到着。
店の名前は『松水』。
琵琶湖でとれる魚(いわゆる淡水魚)専門の料理屋だ。

店内は客が一切なし。我々だけ。
そりゃそうだ、もうラストオーダー過ぎてるし。
ところが食べさせてくれるという。ありがたや…!

というわけで鮎づくしのコース料理でございます。百聞は一見にしかず、写真をごらんあれ。
焼きだけでなく、甘露煮(?)、酢漬け、マリネ、開き(一夜干し?)、天ぷら、そして卵。すべて鮎。鮎、鮎、鮎!
しっかり焼けば、中の骨までバリバリいける。
ボクは頭はなかなか食べ得られなかったのだけど、知人は全部食べてた。食べ慣れてるなぁ。

しかし鮎の卵ははじめて食べたかもしれない。なかなかいい体験をさせていただきました。

お腹いっぱいになったら今度は温泉に案内してくれるという。
しかも驚くなかれ、その温泉は、あのラーメンで有名な天下一品が経営しているのだとか。
天下一品の会長さんとかが普通に利用したりしているらしい。

すげー、そんなスパが!

名前を『あがりゃんせ』というらしい。琵琶湖畔に建っているので、露天風呂からの眺めがいい!
そして巨大で広い。
どんだけ奥があるのよっていうくらい、どこまでも建物が続いている。

さらにかなりいいマッサージ機があるというので、そこにも行く。
あんま王 II』。なんかやらしい<ヲイ

全身包み込んで、全身をあんまにかけるすごいヤツ。
無重力っていうコースがおもろい。若干頭が下がるくらいまで寝かせて無重力に感じさせつつあんまする。
肩・腰・足・足の裏・腕・掌とカバーエリアもすごい。
一回 15 分だったかなぁ。一時間くらいやってたと思う(汗

いやー、身体がとても軽くなった気がする。

などとやっていたら、いつのまにかもう 21 時(汗)
明日は月曜日で普通に仕事だってばwww
まだ琵琶湖だよwww

というわけで帰ることにする(今頃

マッサージ器以外の写真は、あがりゃんせ内の気になったものをテキトーに撮ったもの。バーカウンターとか、格好いいんですけど! あとルロ売ってた。これ、あんまり見ないのよね。けっこう飲みやすい味だと思うんだけどなぁ。

途中、名古屋で晩飯&給油。時間は 22:30 頃。

コロナ禍の中、お店やってるかなぁと心配しながら名古屋駅周辺をウロウロ。
やってねぇぇぇぇぇぇ!!
人通りは多い。たくさん人は歩いてるんだけど、チェーン店以外はほとんど閉まってる。呑み屋さんも閉まってる。開いてそうなところに行っても 22 時で締めちゃいましたとか、もうラストオーダー過ぎましたって所ばかり……。
そもそも深夜までやってた味噌煮込みうどんの店もコロナ禍で 21 時に閉店。

こ、これは名古屋飯食えないのか……??

けっきょく名古屋市内を徘徊することに。そしたら、遠くの方にネオンが……。
中華料理屋だった。
名古屋飯ではない。
が、他にやってるかも解らないので、ここで食べることにした。

海鮮館』という名前。ということは、海鮮主体のお店なのかしら? と、ちょっと期待を膨らませてメニューを開いてみたが……割と普通の台湾料理屋だったw

でもね、なかなか美味しかった。一~三枚目の写真は豚の味噌炒めをなんかクレープみたいなので包んで食べる。かなり味が濃いけど、ネギと衣で柔らかい味になる。4, 5 枚目は油淋鶏。6 枚目は担々麺。わりとストイックな担々麺だった。辛さだけみたいな? うまく言えないんだけど、コクよりも辛さな感じの。

けっこうおしかったー。

それからひたすら帰る。中央道で帰るか、東名高速で帰るか悩んだんだけど、東名高速で帰ることにした。
日曜の夜ならまだトラックもそんなに多くないよね……? って思ったからなんだけど、甘かった……

日付変わって 2:30 頃、浜松サービスエリアに到着。
ここには何度か訪れてるはずだが、建物がピアノになってるって今気付いたよwww
YAMAHA があるからなのかな。

そしてここで眠くて、一時間仮眠。

3:30 からまたひたすら東京に向かって走る。
東京インターを通り抜けたのが 4:50 だった。こうして舞鶴取材旅行は丸三日を全部使い切って終わりを迎えた。まぁ、使い切るのはいつものことなんだけどね。10 時から仕事だよwww

総走行距離は 1448.5km と 2000km にはまったく及ばなかった。

そしてこの車との最後の旅となった。
2012 年の 3 月に買ったので、8 年の付き合いだ。走行距離は 23 万 km だが中古なのでボクが走った分は 20 万 km だ。8 年で 20  万 km。前の車は 7 年で 21 万くらいだったからそれよりちょっと少ない。少ない理由は電車通勤の期間が、前の車を乗っていた時より多かったからだと思う。

何はともあれ、8 年間苦楽を共にした機械である。そして多くの命を預かってきた。
素直にありがとうという気持ちでいっぱいである。

結局この子も北海道と九州にはつれていけなかったなぁ……次の車でははたして……。

伊勢うどんの衝撃と大好きな風来坊

三日目の食事事情。まず朝食はホテル浦島のバイキングだった。
これがね、もー、ほんっと昭和って感じの。ホテルのバイキングってこうじゃねーよって言いたくなるようなww
まず食べ物の配置が壁際。普通、ど真ん中かどこかコーナーだと思うのだが、すげー広い長方形な食堂の三面(コの字型)に食い物が置いてある。そしてそこには給食のおばさんよろしく、盛り付けする人たちが控えてる。
そしてラインナップが昭和www 山椒の効いてない中途半端な麻婆豆腐、同じく味のぼやけたエビチリ、給食みたいなカレー、肉じゃが、キンポラゴボウという具合。果物もリンゴ、みかん、苺、パイナップル、バナナ。メロンとかマンゴーとかライチとかそういうのはないのw
そしてお盆で食い物を取りに行く(まぁこれはボクは賛成するところではあるが)。

なんだ? ボクは林間学校にでも来たのか?? って感じww
小学校~中学校くらいの記憶がいろいろ蘇ってきちゃったよ(汗

でも上の情報ってたぶん 20 代の人とかは感覚的に解らないんだろうなぁ。解るように説明するの、難しいかも。そして別に解らなくていい。ボクも昭和が良かったっていう人間ではないので(作品を作る時に昭和の雰囲気を出す、とかそういうのはやるけど)。

それから昼食を摂ったのが神宮近くにある奥野屋という伊勢うどんの店。同乗者は伊勢うどんを食ったことがないというので、「伊勢に来たからには伊勢うどんは食うもんだよ。それがたしなみってもんだ」とか言って伊勢うどんを頼ませる(ぁ
ボク? ボクはねぇ、普通のうどんがいいなぁって思ったんだけど(それはあった)、伊勢うどんのザル(盛り)があったので興味半分でそれを頼んじゃったんだよねー。
え? 何? 伊勢うどんに悪いイメージ持ってるような書き方だって?
うん、持ってるよ(キッパリ

というわけで、腐抜けたうどんが出てきた。冷やしならちょっとはうどんが締まってるかなと思ったんだけど、全然そんなことなかった。ボク個人的にはイマイチな食べ物であるのだが、この伊勢うどん、作るのは大変である。なにせ二時間茹でたあと 24 時間近く蒸すらしい。蒸すことによってグズグズにならずに形を保ってられるし、箸で口に運ぶときも切れずにちゃんと食べられるとのこと。なので、それ自体はすごいなとは思うんだけど、まー食感は変だし食い応えないし、妙な食べ物だよね(失礼)。同乗者も、「なんだこりゃ」って感じだったw
成り立ちも伊勢までの旅に疲れてロクに口も動かせないような人のために出したっていうことらしいから、要するに病院食みたいなもんなのかもしれない?

夕食は名古屋でとることになった。名古屋の美味しい所を教えて欲しいと言われたので、お気に入りの風来坊に連れていった。名古屋の手羽先屋チェーン二大巨頭と言えば世界の山ちゃんとこの風来坊なのだが、ボクは風来坊の方が好きなのだ。山ちゃんのはどちらかというとこってり油派。風来坊はドライ&胡椒派って感じ? 風来坊の方がガツンと食べられるのよねぇ。

同乗者も気に入ってくれたようで、何より。
しかし風来坊の味が好きになってしまうと、東京で出刃先がなかなか食べられなくなるぞw
そして後日談だが、案の定、東京に戻ってから美味しい手羽先に出会えないと嘆いていた。
作戦成功!(何のだ

三日目は和歌山のグルメとはかけ離れてしまったが、名物は食べられたので個人的には満足である。ホテル浦島の朝食も面白かったし(笑)。ちなみにホテル浦島の評価だが、じゃらん楽天トラベルなどの投稿レビューを見た人からの話では、高い評価が投下される一方、やはり酷評する人もいて、おそらくそういう人たちは 21 世紀な期待をしてしまった人たちなのかなと勝手にボクの中では思っている。