いきなりだが 3/7 の日記である。
どうして 3/7 の日記を 10/21 の日記に書くことになったのかというと、ここの日記は 4 ヶ月も遅れており、ウクライナ情勢について日記に記すのは、この先 4 ヶ月後になってしまうためだ。それでは今ボクが思っている生の情報が書き表せないと思い(もしくは全面核戦争で 4 ヶ月後にボクは死んでるかもしれない)、本来は 10/21 のなのだが、今回は特別に今の日記を書くことにした。ここに書いてあることが 4 ヶ月後に「全然違ったね」となるか、ある程度「あたってたね」となるかというのも見物である。
まかどうせ前者ではあろうが……(^^;
まずボクのスタンスを明確にしておくと、西側陣営に属している身としてウクライナ及びそれを援護する西側陣営を応援はするが、ウクライナ自体にはあまり肩入れも深入りもしたくないという感じだ。
今回、全体をまとめると、やはりウクライナ側の情報戦略によるところが大きいのではないかと感じている。
連日の報道を見て、劇的なそして感情的な情報の出し方をウクライナは心得ているなと感じた。
ゼレンスキーの能力なのか、それとも頭の良いブレーンがいるのかは解らない。が、彼が TV 業界出身者であるということと、無関係ではないだろう。
とにかくロシアを悪者にし、それを西側諸国に浸透させ、うまいことウクライナを被害者に仕立て上げたなと感じる(もちろんこうなるには今までのロシア側の行動にも原因はあるし、そのような図式を願った西側諸国やマスコミの潜在的な心情というのもある)。こういうムーブメントになってしまうと、西側諸国は自動的にウクライナ側につかざるを得ないだろう。
ただウクライナ側も切羽詰まった状況ではあった。ドイツがエネルギー関係でべったりとロシアに依存し、EU 加盟も NATO 入りも曖昧になる中で、クリミアの事件が起き、いよいよウクライナもという危機感が大きかったと予想される。そんな状況でも西側諸国は動いてくれない。となると、もはやロシアそのものに動いてもらうしかない。
そうなのだ、西側の報道ではプーチンがどうかしているということになっているが、そもそも、プーチンを疑心暗鬼にさせる情報戦略をウクライナ側がとっていたのではないかというのが、ボクの見立てだ。ロシアが実際に攻撃してくるところまでを見越していたのかどうかまでは解らないが、極論すればロシアが手を出してくれば、今まで曖昧になっていた NATO / EU 加盟問題が一気に進むのではないかという思惑があったのではなかろうか?
また、ロシアが実質、48 時間、長くても一週間程度で戦争を終わらせたかったことも掴んでいたのではなかろうか?
クリミアの時のようには行かねぇよ、ってのがゼレンスキーの狙いだったのではないかとみている。
この戦争は、長引けば長引くほど、ロシアは疲弊する。
つまりウクライナに手を出した段階で、ロシア側の負け、もしくは負けはなくても大きな消耗や損失は確定していたのではないかと。
この手法は、真珠湾攻撃を誘発させたアメリカのやり方に似ているのかもしれないってそれは言い過ぎか。
もう一つ、ボクがウクライナを手放しで応援できないのが、彼らのしたたかさには日本も被害を被っている可能性があることだ。おそらくだが中国への正規空母の技術供与、北朝鮮へのロケットなどのエアロスペースなどの技術供与に関わっている可能性がある。なにせ彼らはソ連から独立したとき、それらの技術を持っていたし、それらを使ってなんとかどん底から這い上がろうとしていたからだ。だが日本からして見れば、極東の安全保障バランスを崩した影の立役者とも言えるのではなかろうか?
そんなこんなで、このウクライナという国、手放しで応援して良いのかは充分見極める必要があるし、逆に我々が学ばなければならないところもたくさんあると思う。特に日本は国際感覚に欠け、外交がド下手くそなわけで、今後の動きには慎重になってもらいたいものである。