新緑ドライブ

大内宿で飯も写真もとったので、ほぼ目的は達成した。
あとはドライブと温泉である。なのであとはひたすら走る旅となる。

コースは大内宿から県道 131 号県道 346 号国道 400 号国道 292 号を通って新潟県魚沼市の中心街、小出に到達するというもの。途中、温泉に入れるといいなと画策している。
実は R292 は雪路を走ろうと 6 年前に行って冬期通行止めで行けなかった経緯がある。
今回はその反対側、会津側から新潟に抜ける形になる。
コース的には右上の A ~ 左上の E の行程になる。ちなみに県道 346 号線はかつては国道 400 号だったらしい(?)。

まずはその前に、大内宿までの道のりを動画で紹介。
東北道白河インターで降りて、国道 289 号を使い、東北地方のど真ん中を貫く国道 121 号線へ向かう。
121 号線に出たらちょっとだけ北上して、今度は大内宿へと向かう県道 329 号に入ると大内宿へと至る。
新緑エリアは動画の 5’24” あたりから始まる。

R121 にぶつかるのは 19’41” あたり、大内宿へと伸びる県道 329 号に入るのは 24’38” 辺りでここからも新緑エリアとなる。

大内宿を出て、県道 131, 346 号は集落もほとんどなく、新緑の中をひたすら進む感じ。
国道 400 号に入ってからは山道を抜けると集落、山道を抜けると集落、もしくは川を渡ると集落のくり返しになる。
景色はひたすらのどか。
動画はぼけーっと眺めてられると思うがどうか(汗)。

温泉は湯倉温泉の共同浴場を目指した。
ここのお湯は濁り湯で硫酸塩泉。かなり期待していたんだけど、残念ながら新型コロナ対策で町外の人は入浴禁止だった。残念。

まぁでもそんなことは想定済みで、もう一カ所、温泉の候補地は決めていた。
次に向かったのが大塩温泉の共同浴場。泉質はほぼ同じだ。
ここはなんといっても景色がいい! 只見川を見ながら温泉につかれる。

そして、こちらは県外の人も入浴可。人もまったくおらず、貸切状態だった。
途中、一人入って来られたが、湯船は二つあるので別れて入って接触することも避けられたと思う。

ジュースの写真は最近見るようになった Skal のマンゴー味。お風呂上がりに飲んだ。
甘ったるいのを予想していたのだが、以外にも飲みやすかったw

心地よいお風呂の後は、またひたすら走る。
地図でいうところの上の C から左の E まで。
只見川と只見線と併走して新潟県へと向かう。
13’40” 辺りで田子倉ダムが見えてくる。その向こうにそびえる山はおそらく毛猛山だと思われる。あの山を越えると、新潟県である。しかし 1500m ほどの山なのだが、また雪が消えてないのは驚いた。もう 6 月になろうとしているというのに。

15’30” くらいから峠道が始まる。これは 35’16” くらいまで続き、36’00” で道の駅いりひろせに入る。
さすがにお腹空いてきた。時間は 16:30。でもこの道の駅が外れだった。ぜんぜん努力しない系の道の駅でしかも何もかもが高い。う~む……。
動画では全然解らないんだけど、駐車場の向こうには鏡ヶ池という池がありその池畔にはレストランもあるのだがやってなかった。仕方がないのでテキトーに運転しながらでもつまめるものを買う(汗)。三枚目の写真がそれだ。まぁでもたまねぎスナック、うまかった。

ここからは山道はほとんどなく、のどかな田舎とその集落が連続して続いて小出に到達する。
交差点も建物も多い場所、久しぶりw
この小出を抜けてちょっと行くと目的の温泉『見晴らしの湯 こまみ』がある。
ところがこちらの温泉の新型コロナ対策は湯倉温泉よりも強いものだった。非常事態宣言が出ている都道府県の入浴お断りだった。そっかー。こちらはスーパー銭湯形式で大きな施設だったからイケると思って事前に調べていなかったのだ(汗)。

というわけで魚沼でお風呂に入るのは諦め、このまま帰り途中にある越後湯沢で温泉に入ることにした。
ついでに晩御飯も越後湯沢でへぎそば食べよう。今日は蕎麦づくしだなんて思い、小出インターから関越自動車道に乗り、湯沢温泉の共同浴場『山ノ湯』でひとっ風呂。
いやー、堪能堪能。

ただ、先にお風呂に入ったのが良くなかった。お風呂から出たのは 19 時。ボク的には越後湯沢駅の中に蕎麦屋が何軒か入っているのを知っており、さすがに駅の中は 20 時までやっていると思っていたのだ。ところが……ぜ~んぶ閉まってたorz。
マジかー。
お土産店も全部しまってた。
何時に閉まったのかはよく解らなかったが、なんか 17 か 18 時には閉まってしまった様子だ。

唯一、駅内のファミリーマートが開いていたので、そこで新潟土産を買う。いちおう新潟県にもお金を落としましたよ、ということで(汗)。

晩御飯にもありつけなかったので途中、赤城高原サービスエリアでなんか食べようと思ったら、こちらも飲食関係は 19:30 でオーダーストップ。20 時までには建物に入れたんだけどねぇ……。そんなわけでパンとアイスが晩御飯代わり。
今回、ごはんに成功したのは朝だけだったなぁ……。

まぁでも大内宿の取材と新緑の中をドライブ、そして温泉に二箇所以上入るというメインの目的は達成できたので、トータルとしてはまずまずではなかろうか。相変わらずの日帰り弾丸旅行w 最近、こればっかりだなぁ。泊まる旅行って去年の舞鶴旅行以降出来てない気がする。
もっともそれはコロナ禍のせいでもあるのだが……。

今回の走行距離は 618.2km であった。給油はまったくせず、燃料計は残り 3 目盛り。山道や高速道路がメインだったにしては悪くない燃費ではなかろうか。月末の燃費報告が楽しみである。

一番最後にあるチケットの写真は大内宿の駐車場のチケットだ。
あと YouTube に上げた動画も以下からダウンロードできるようにしてみた。こちらのほうが圧倒的に画質が綺麗なので、よろしかったら是非。

新緑の大内宿

今日は有休をとってふらりと旅に出た。
5/5 に引き続き、今月二回目の旅行。といっても、人がいないところを狙って現地に金を落として帰るという作戦である。
今日の目的地は大内宿と言うところだ。
県で言うと福島県の南、会津若松のちょい南西に位置する。
出掛ける前にこのコロナ禍でも全店舗休まずにやっていることも確認。また、大内宿は 17 時には閉まるので、20 時の時短要請も関係ない。

資料写真を撮るという目的もあったのだが、別にここ大内宿を題材とした企画やアイデアがあるわけではない。
単純にかやぶき屋根の家と町並みが撮れるっていうぐらい。

それよりも大内宿を選んだ理由は、まずは東京から近いこと(250km くらい)、そして幼少の頃に来たことがあり朧気に景色を憶えていたこと、さらに 9 年前に行きそびれたのが何となく心に引っかかっていたことなどがあげられる。

というわけで今日の道程は以下の通り。大内宿の位置は F の上に A が重なっているところの A の場所(黄色○の A)。

7:30 頃出発。まずは給油。トリップ メータもリセット。
それから外環自動車道東北自動車道白河インターを目指す。と言いたいところだっただが、上の地図をみても解る通り、外環自動車道が大渋滞中。そこで関越自動車道鶴ヶ島ジャンクションまで行き、そこから圏央道久喜白岡ジャンクションから東北道に乗るというルートに切り替えた。

このお陰で 10 ~ 10 分ほど多く時間がかかってしまった。

大内宿に着いたのは 10:55。
第一駐車場にはけっこう車が停まっていた。えー、平日なのに? 第二・第三駐車場はそもそも開放されていなかった。
う~ん、人気なんだなぁ……。
と思いつつも大内宿に入ってみると、基本的に人影はほとんどないw
よかった、人に出会わない旅にはなっているようだ。

下の写真は第一駐車場から大内宿に入り、数百メートル入った地点までの情景。
いや~、イイ景色だね。こういう景色が通学路のエロゲ作りたいね。まぁ、いろはが近いんだけど、あれは妖怪要素が強すぎて学園要素がほとんどないからなぁ~。

まずは朝兼昼ごはんを食べる。
大内宿名物『高遠そば』、別名ねぎそばを食べに行く。こちらも行きたい店はすでにチェックしてあって『三澤屋』というお店だ。お昼時だというのにお客さんはボクともう一組しかいなかった。

天ぷら蕎麦を注文。
どんなお蕎麦かは、写真を見てもらった方がいいとおもう。どーんと葱が一本蕎麦に載っているw
箸を使わずにこの葱で食べるのが本来の食べ方なのだが、やはり食べにくいことに変わりはなく(汗)、結局箸で食べてしまった。

蕎麦は田舎蕎麦形式、少し舌触りに粉っぽさを感じるが蕎麦の風味もしっかりと聞いたお蕎麦だった。
かえしは東京寄りも甘めが少ないが、かといって出汁のしつこさもなくバランスがよいと思った。そしてそば湯がとろっとろ。かえしで割らずに直接飲んでも美味しい。

もう一つ特徴的だったのが天ぷら。なんと、饅頭が揚げてある(9 枚目の写真)。
え……これはしつこいんじゃ……って思ったんだけど、わりとさっくりとしていて、中のあんこも温度が高いせいかねばっこさとしつこさを余り感じることなく食べることができた。こんなのも天ぷらになるんだなぁ。

ただデザートにとち餅を選んだのは間違いだった。饅頭と味の位置づけ的に同じだった(汗)。
そして腹にたまるw

それから資料写真を撮るべく、大内宿内を散策した。
お土産も色々買った。現地にお金を落とすのが目的でもあるからだ。
こうして巡ってみると、白川郷内子とは建物の作りや雰囲気がまったく違う事に気付かされる。同じように見える茅葺きの家でも、場所場所で違うものなんだなぁ。

下の写真は三澤屋(この蕎麦屋はわりと大内宿の入り口付近にある)から大内宿の真ん中辺りまで。

上の写真の鳥居に誘われて、メインストリートから逸れてしまったのだが、社殿が見当たらず学校(江川小学校大内分校)に出てしまった。雰囲気からして、この学校はすでに廃校になっていると思われる(Google Mapにも表記がないし)。
この時のボクの観察力が足りなくて、社殿は一枚目の写真をそのまま真っ直ぐ進んて左手の方にあったらしい(高倉神社)のだが、見付けられなかった。

それから学校の脇を通って北上すると、大内宿のメインストリートの最北端に出ることが出来た。
最北端は山が始まっており、おそらくこの大内宿の人たちにとってのなんて言うんだろうね総社と言うべき祭儀施設が固まって存在している。いわゆるお寺に神社にお墓だ。五つほどの社寺が置かれているようだった。

10 ~ 13 枚目の写真はそこから見下ろした大内宿のメインストリートである。
人がまったくいないのがよく解ると思う。

なかなかいい写真が撮れた。

最後に大内宿のいわゆる本陣(大名など地位のある人が泊まるための宿)が公開されていたので、中の様子をも撮ってきた。これも背景資料に充分役立つものが撮れたと思う。

かやぶき屋根を維持するために囲炉裏が使われており、雰囲気もイイ感じだ。
こうやって囲炉裏を使っていると、茅葺きは 20 年も 30 年も持つらしいのだが、他の家屋ではどうしているのだろうか? 当時は合理的な屋根だったが、電気・ガスの今の時代では維持はなかなか大変そうだ。

いやー、それにしても張りや天井の黒さがいいですなぁ。

最後に周辺の景色や花々などを。
ほんと、のどか。
こう言うところに暮らしてみたいと思わんでもないのだが……はてさて、文明の利器に脳を冒されたボクが暮らせるかというと難しい気もしている。とはいえ、なきゃないで自分でなんでも見付けるのではとも思っている。
最後は駐車場の様子で、第一駐車場はだいたい埋まっているのだが、コレだけ埋まっていても町の中にはほとんど人はいないので、うまく分散されているのだろう。

というわけで、大内宿の滞在は二時間ほど。
このあとは旅行の第二の目的である、ドライブに興ずる。この大内宿から新潟県の小出(魚沼)に抜けるのである。
そちらはドラレコの動画も交えて、別記事にまとめてある