福島に桃を買いに行く

今日は久しぶりに旅行に出た。
というのもすでに季節は夏。福島に桃を買いに行くのだ。
この日記にはほとんど出てきてないのだが、311 の大震災が起きる前、ほぼ毎年、福島に桃を買いに行っていた。ちなみに秋はきのこを同じく福島に買いに行っていた。それが 311 以降、何故か疎遠になっていたというか何というか……なんか買いに行ってなかったのよね。別に放射能を気にしていたりはしていない。福島産の野菜とか普通に買ってるし。

下の写真は家の近くを飛んでいたインコ。なんか最近、日本で野生化しているらしい。
ボクはてっきり飼われてたものが逃げてきたのかと思ったのだが……(もちろんその可能性もある)。

途中、久喜に寄って同乗者を拾う。

目指すは福島県と言ってもだいぶ南の方で、下郷町の辺りだ。ほとんど栃木県との県境に近い。その下郷町から太平洋側へと伸びる国道 289 号線沿いに露店売りと言えばいいんだろうか、季節になると道沿いに店ができるのだ。なので具体的に店の名前があってそのウェブサイトとかがあるわけではない(と思う)。

ただ一応敵情視察ということで、目的の露店売りがある手前の道の駅に入る。するとそこでも桃は売っていた。ただ、ボクが毎年買っていた桃と較べるとかなり小ぶりに見える。そして安い。一箱 1000 円とか。あれ~? 確か 3000 円とかしてたはずだけどなぁ。

念のため道の駅で一箱買い、それから目的の場所に向かっていると露店が一件あったので入ってみた。
ところが桃はない。
そこでお店の人に聞いてみると、時期が早いという。

え!?

8 月の中旬だよ! って言われた……。今欲しければ、太平洋側の方に行かないと、とも言われた。

マジか!!!

というわけで、時期が早かったらしい。あれー? そうだったかなぁ。10 年も来ないと忘れてるもんだね。

仕方がないのでさらに西進していると、農協があったのでそこにも寄ってみる。一応桃は売っていたが、道の駅で買ったのと同じ小ぶりなヤツがメインだった。大きめのもあったんだけど、ほとんど売り切れ。そっかー。
下の写真はその農協で売ってたみかん。福島でもみかん作ってるのかw

さて、目的は果たせなかったがとりあえず小ぶりの桃二箱は手に入れた。
写真撮ってないけどwww
そして 6/8 に買ったクーラーボックスがさっそく大活躍だ。しかも保冷剤も冷やしたヤツが道の駅で売っていたのだ。
さらに買ってきた桃は周囲に好評だった。普通に甘くて美味い。そして大きさが小ぶりだったので一人で一個サクッと食えるということで、配った人たちには大好評のウチになくなってしまった。というわけで桃を買うということ自体は成功だったようだ。

というわけで午前中のウチに目的を果たしてしまったわけだが……まぁせっかく福島まで来たんだしということでそのまま北西に進んで、5 月にも行った大内宿へ。
同乗者の性能のいいカメラで資料写真を撮る。
しかし人がやばい。ボクが行ったとき、人なんてほとんどいなかったのに(それでも第一駐車場はほぼ満車だった)、今日は第二駐車場まで満車で第三駐車場も半分以上埋まってた。すげー! こんな人気の場所なのか……。実際、大内宿内もかなりの人! お昼時ってこともあったんだけど、蕎麦屋さんもどこも満席、並びが出るほどだった。

すげー……。

そんな中でも比較的空いている『玉屋』というところでお昼ご飯を食べた。
ここでちょっとしたハプニングが。お店に入った時に、お蕎麦の食べ方を教えてくれるのね。葱が一本入ってるから、その葱を箸代わりに使って食えと。まぁそれはボクも 5 月に来てるから知ってる。
で、実際に蕎麦が運ばれてくると、箸がない。

マジか、5 月に入った店は箸も出てきたのだが……こっちの店は本格的なんだな。葱で食うことしか赦してくれないんだな、とボクらは思った。
が、同乗者が恐る恐る「お箸はないんですか?」と尋ねてみると、お店の人が大爆笑。
ただ単に出し忘れただけだったw

こちらは饅頭の天ぷらはなかった。
あと相変わらずとち餅がデカい……。

サイダーの写真は、会津磐梯サイダーって言うから買ってみたものの、製造は埼玉県小鹿野町っていうね……磐梯山関係ねー。

下の写真は大内宿の様子。上の段が今日のもので、下の段は比較のために 5 月に撮ったもの。
あれね、人がいっぱいいたはずなんだけど、こうやって写真に撮ってみるとわりとまばらっていう(汗)。
緑が 5 月の時よりもさらに深く・濃くなってた。


それから温泉に入りに行く。空気中の硫化水素が高すぎて、電化製品が一年で壊れてしまうと言う、塩原温泉湯元へ。
前回大出館に行ったんだけど、ここはコロナ禍対策で日帰りは 16 時までだったため、元泉館という所へ。こちらは 19 時まで日帰りをやっている。湯質はほぼ同じだ。

下の一枚目の写真が、元泉館から大出館を見上げたところだ。つまりあの上にある建物に前回は行った。
二枚目の写真が元泉館の脇を流れる川なのだが……橋が掛けてあったようだ(汗
三枚目は前回の写真で、大出館から元泉館を見下ろしたものである。

というわけで、本日の旅行終わり(ぁ

久喜に戻って晩飯食べた。安定のベルパロッソ
同乗者は二枚目のタラマヨのフライド ポテトがお気に入り。タラマヨがね、とても高級なのだ。
ピザはオルトナーラ(菜園風→つまり野菜をイロイロ載せて焼いたピザ)、パスタはボンゴレとなんだったかなぁ、豚肉を使ったクリーム ソースのスパゲティ。クドいかなと思ったんだけど、クリーム ソースが思ったよりもなめらかでクドくなくて美味しかった~。ここは何を頼んでも美味しいね。

下の SS は昨日(7/23)のことなんだけど、台風 8 号が発生したときのもの。
8 号は太平洋のかなり東の方に湧いているので、東京に直撃されるとやだなぁ……。
今夏は台風、どれだけ発生するのか気になるところである。

新緑の大内宿

今日は有休をとってふらりと旅に出た。
5/5 に引き続き、今月二回目の旅行。といっても、人がいないところを狙って現地に金を落として帰るという作戦である。
今日の目的地は大内宿と言うところだ。
県で言うと福島県の南、会津若松のちょい南西に位置する。
出掛ける前にこのコロナ禍でも全店舗休まずにやっていることも確認。また、大内宿は 17 時には閉まるので、20 時の時短要請も関係ない。

資料写真を撮るという目的もあったのだが、別にここ大内宿を題材とした企画やアイデアがあるわけではない。
単純にかやぶき屋根の家と町並みが撮れるっていうぐらい。

それよりも大内宿を選んだ理由は、まずは東京から近いこと(250km くらい)、そして幼少の頃に来たことがあり朧気に景色を憶えていたこと、さらに 9 年前に行きそびれたのが何となく心に引っかかっていたことなどがあげられる。

というわけで今日の道程は以下の通り。大内宿の位置は F の上に A が重なっているところの A の場所(黄色○の A)。

7:30 頃出発。まずは給油。トリップ メータもリセット。
それから外環自動車道東北自動車道白河インターを目指す。と言いたいところだっただが、上の地図をみても解る通り、外環自動車道が大渋滞中。そこで関越自動車道鶴ヶ島ジャンクションまで行き、そこから圏央道久喜白岡ジャンクションから東北道に乗るというルートに切り替えた。

このお陰で 10 ~ 10 分ほど多く時間がかかってしまった。

大内宿に着いたのは 10:55。
第一駐車場にはけっこう車が停まっていた。えー、平日なのに? 第二・第三駐車場はそもそも開放されていなかった。
う~ん、人気なんだなぁ……。
と思いつつも大内宿に入ってみると、基本的に人影はほとんどないw
よかった、人に出会わない旅にはなっているようだ。

下の写真は第一駐車場から大内宿に入り、数百メートル入った地点までの情景。
いや~、イイ景色だね。こういう景色が通学路のエロゲ作りたいね。まぁ、いろはが近いんだけど、あれは妖怪要素が強すぎて学園要素がほとんどないからなぁ~。

まずは朝兼昼ごはんを食べる。
大内宿名物『高遠そば』、別名ねぎそばを食べに行く。こちらも行きたい店はすでにチェックしてあって『三澤屋』というお店だ。お昼時だというのにお客さんはボクともう一組しかいなかった。

天ぷら蕎麦を注文。
どんなお蕎麦かは、写真を見てもらった方がいいとおもう。どーんと葱が一本蕎麦に載っているw
箸を使わずにこの葱で食べるのが本来の食べ方なのだが、やはり食べにくいことに変わりはなく(汗)、結局箸で食べてしまった。

蕎麦は田舎蕎麦形式、少し舌触りに粉っぽさを感じるが蕎麦の風味もしっかりと聞いたお蕎麦だった。
かえしは東京寄りも甘めが少ないが、かといって出汁のしつこさもなくバランスがよいと思った。そしてそば湯がとろっとろ。かえしで割らずに直接飲んでも美味しい。

もう一つ特徴的だったのが天ぷら。なんと、饅頭が揚げてある(9 枚目の写真)。
え……これはしつこいんじゃ……って思ったんだけど、わりとさっくりとしていて、中のあんこも温度が高いせいかねばっこさとしつこさを余り感じることなく食べることができた。こんなのも天ぷらになるんだなぁ。

ただデザートにとち餅を選んだのは間違いだった。饅頭と味の位置づけ的に同じだった(汗)。
そして腹にたまるw

それから資料写真を撮るべく、大内宿内を散策した。
お土産も色々買った。現地にお金を落とすのが目的でもあるからだ。
こうして巡ってみると、白川郷内子とは建物の作りや雰囲気がまったく違う事に気付かされる。同じように見える茅葺きの家でも、場所場所で違うものなんだなぁ。

下の写真は三澤屋(この蕎麦屋はわりと大内宿の入り口付近にある)から大内宿の真ん中辺りまで。

上の写真の鳥居に誘われて、メインストリートから逸れてしまったのだが、社殿が見当たらず学校(江川小学校大内分校)に出てしまった。雰囲気からして、この学校はすでに廃校になっていると思われる(Google Mapにも表記がないし)。
この時のボクの観察力が足りなくて、社殿は一枚目の写真をそのまま真っ直ぐ進んて左手の方にあったらしい(高倉神社)のだが、見付けられなかった。

それから学校の脇を通って北上すると、大内宿のメインストリートの最北端に出ることが出来た。
最北端は山が始まっており、おそらくこの大内宿の人たちにとってのなんて言うんだろうね総社と言うべき祭儀施設が固まって存在している。いわゆるお寺に神社にお墓だ。五つほどの社寺が置かれているようだった。

10 ~ 13 枚目の写真はそこから見下ろした大内宿のメインストリートである。
人がまったくいないのがよく解ると思う。

なかなかいい写真が撮れた。

最後に大内宿のいわゆる本陣(大名など地位のある人が泊まるための宿)が公開されていたので、中の様子をも撮ってきた。これも背景資料に充分役立つものが撮れたと思う。

かやぶき屋根を維持するために囲炉裏が使われており、雰囲気もイイ感じだ。
こうやって囲炉裏を使っていると、茅葺きは 20 年も 30 年も持つらしいのだが、他の家屋ではどうしているのだろうか? 当時は合理的な屋根だったが、電気・ガスの今の時代では維持はなかなか大変そうだ。

いやー、それにしても張りや天井の黒さがいいですなぁ。

最後に周辺の景色や花々などを。
ほんと、のどか。
こう言うところに暮らしてみたいと思わんでもないのだが……はてさて、文明の利器に脳を冒されたボクが暮らせるかというと難しい気もしている。とはいえ、なきゃないで自分でなんでも見付けるのではとも思っている。
最後は駐車場の様子で、第一駐車場はだいたい埋まっているのだが、コレだけ埋まっていても町の中にはほとんど人はいないので、うまく分散されているのだろう。

というわけで、大内宿の滞在は二時間ほど。
このあとは旅行の第二の目的である、ドライブに興ずる。この大内宿から新潟県の小出(魚沼)に抜けるのである。
そちらはドラレコの動画も交えて、別記事にまとめてある

東北旅行 その 3【福島県】

三日目はいよいよ最終日。この日はあぶくま洞入水鍾乳洞、そして大内宿が目的である。大内宿は午後 17 時に閉まる。それまでに先の二つをクリアする必要がある。起きたのは 9 時。それからうだうだして、なんだかんだで旅館を出たのが、9 時 40 分だった。鍾乳洞は朝の 8:30 からやっているらしい。9:40 出発は遅い方かも知れないが、ボクらの基準からすれば充分早い(ぁ
お昼前には鍾乳洞について 14:40 頃に大内宿に向かう予定だった。
ところが同行者の一人が iPad を宿に忘れてきたため、宿に戻ることに。
その途中で朝食をとる。
この二つが仇となり、鍾乳洞の到着は 13:30。それからあぶくまをさらっと流し、入水鍾乳洞へ。同行者に閉所恐怖症の人が居たので、その人は車で待機、残り 5 名が鍾乳洞に挑む。ボクは一度ここに来ているので、装備万端。さっそく入るも、B コースに入った瞬間、一人が脱落。4 名で進軍。
しかし胎内くぐりの手前で時間切れ。この胎内くぐり、ボクみたいなデブはかなり通るのに苦労する。というか、洞身体を動かせばいいのか解らなくなり、軽いパニックに陥ったのを今でも憶えている。ボク以外の人はみんな細いので、試しに入ってみたら、楽勝だったらしい。悔しい!やせねば!
 
もっと見たい方は、こちら

戻ってきたのが 15:45、大内宿まで 100km 以上、間に合うか!?
間に合いませんでした……orz
大内宿についたのは、17:10。
ここへの目的は、葱を箸代わりにして食べるおそば屋さん、三澤屋
ええい、いまなら喜多方ラーメンがまだやっている! 喜多方ならまかせろ!!
と思ったら、食べログで一番点数が高い「なまえ」は既に閉店……orz
二番目の店に行くも、そこはつぶれたのかなんか知らんが、やってなかった。
というわけで、3.22 というまつり亭に行く。そもそも、喜多方でもだいたい 17 時には閉まってしまう店ばかり。このまつり亭は 20 時まで。現在 19:00 。間に合うか!? というわけでカーナビにセットして行くも、ここで一つボクのミスが。カーナビになれていないというのもあるのだが、まつり亭のある国道 121 号線は途中で会津縦貫北道路(バイパスみたいなもの)という道路と分岐する(どちらも R121)。で、カーナビは直進を表していたので、ボクのそのまま直進してしまったのだが、実際は左折するのが本道で、直進はバイパスだったのだ。ひょえー! というわけで、最初の塩川インターで降り、R121 に戻って北上し、19:25、なんとかまつり亭に間に合ったのであった。
コクのある醤油ラーメン、久しぶりにいただきました。
  

さて、これからあとは帰るだけなのだが、連休最終日、当然東北道は渋滞である。
そこで最後の温泉に行こうと言うことになった。この時間で温泉はそう流行っていないと思ったのだが、会津に共同浴場を見つけた。しかも 24 時間で、さらに近くに 22 時までやっている所もあった。ところがこれらはいわゆる共同浴場という奴で、山の中にポツンと建物があって、勝手に使ってくれ的などちらかというと地元の人が使う施設なのである。
ボクは全然問題ないのだが、今回の旅行で、けっこう女の子たちが虫をいやがるという事件が何度か合った。ボクはけっこう虫を気にしないので、そういう旅館や道程を選んでしまって申し訳ないという気持ちも有り、ここはやめ、もっとキレイなスーパー銭湯形式の温泉に行くことにした。この大江戸温泉物語という温泉は、どうやらホテルかなにかが廃業した建物をそのままつかっており、宿としても利用できるのだが、あからさまにスペースが余りすぎて困っている様子www
電気のついてないなにもない部屋がいくつもあって、すごい贅沢な空間の使い方をしていた。
そんなわけで、ゆっくり湯につかり、会津を出たのが 22:45。一路、完投を目指す。残り 248km。
埼玉某所に到着したのが、日付変わって 1:30、それから 5 人分届け、家に戻ってきたのは朝の 5:00 であった。