飛騨の酒彩と草津の源氏

今回の旅の初日の昼食と二日目の夕食をご紹介。初日は白骨温泉のあと、飛騨に入ったところで昼食を取った。しかしこの時点で 14 時の後半にさしかかっており、いわゆるランチタイムは終了していた。同乗者の希望は「飛騨牛」で、同乗者がネットで検索した結果、「酒彩」というお店を見つけた。

酒彩

ランチタイムぎりぎりに入店。ここは居酒屋がやっているランチって感じ。売りは「飛騨牛石焼きしつまぶし」。同乗者がそれを頼むというので、ボクは「飛騨牛入り朴葉味噌」。柔らかい飛騨牛がホクホクしながら食べられる。確かに美味しいんだけど……どちらもお値段 2000 円……。ランチで 2000 円!? いや、値段見ずに入ったこっちも悪いけどさ……。
というわけで、コスパが悪いと思います!
普段からこの値段って言うのは、どういうことなんだろう? 地元の人は利用しない完全な観光客狙いなお店なんだろうか? でも、そういう地元の人が利用しそうな店構えだったんだけどなぁ……。
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居酒屋 源氏

草津でひとっ風呂浴びたあと、食べる所を探すことになった。草津は田舎町にしては夜遅くまでやっている店が多く、ボクら的には余裕のよっちゃんでお店を巡ったのだが、どこも満席! うおおお、おまえら旅館で飯くったんじゃないのかよー!?
仕方がないのでチェーン店で妥協(和民だったか白木屋だったか、なんかその系)。そしたらなんと、そのチェーン店までもが満席!! うひょう! わしら、飯食えないのん? とかやっていたら、ものすごい土砂降りの雨が降ってきた。そのチェーン店の軒先でとりあえず雨宿りするも、いつまで経っても上がらないのでチェーン店に傘を借りられないか聞いたところ、ビニール傘をくれた。おおおお、ありがとう! 東京戻ったら、お礼にお店利用します。けどなんのお店か忘れた!!<バカ
笑笑とか和民とか白木屋とか、まぁとにかくそういうヤツだよ!<ヲイ

なんか前置きが長くなってしまった……。そんな雨宿りしている中、ネットで見つけたお店「居酒屋 源氏」。電話したら席は空いていると言うことなので、ホッと一安心。食べログの点数もなかなか。

メニューが豊富、そしてオリジナリティに富んでいる。さらに値段がそんなに高くない。
唐辛子の酢漬けなんてのもあって、同乗者が「どんくらい辛いのか頼んでみよう」と言い出したので、頼んでみた。パラペーニョと何かだと思う。緑は普通に食えたが、赤いのはダメだ……すっごい辛い。
あと面白かったのが「牛トロ丼」。マグロトロ丼の牛版。生の牛肉がご飯の上に載せてあって、わさび醤油で食べる。すんごく美味しかった……!
草津はよく来るので、ここはまた来よう。
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最後の写真は寄居 P.A. のイルミネーション。妙に可愛いパーキングになってしまったが、夜中やってるみせが全然なくてくその役にも立たないんだが(ぁ
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美ヶ原

次に目指す美ヶ原は、山の上、標高 2000m くらいのところにある。2000m に平たい場所があるの!?
そんなことを思いながらも、ナビに従い走行。ところが、なんだかよく解らない場所で目的地と言われてしまった…。なんだ? 住所を間違えたのか?? と、しばらくその辺を走っていたら、突如牛が現れる。おおお!? ここが目的地?
と、思いきや、そうでもないらしい。美ヶ原はもっと奥っぽい。
でもここで牛を見たボクらはテンションがあがってしまい、もう行くしかない! ってことで、県道 464 号線に乗って、ひたすら山を登ることに。が、この 464 号線、かなりの山道だった…! 同乗者はみんな酔う寸前まで……しかも高所恐怖症なもんだから、車の中で叫び声が……(汗)。
まぁ確かに車乗りには楽しい道だけど、そうでない人にとってはただの過酷な曲がり道でしかない……。この 464 号線、田舎道なのに GSV がずっと美ヶ原まで続いているので、良かったら見てみてください(464 号線入り口)。

写真はこの 464 号線で登っていって、美ヶ原に到達するちょっと前に突然現れる白樺林。天気がよくなく、ほぼ雲の中を進んでいたところに現れて、なんだか幻想的だったので思わず車を駐めて写真を撮ってしまった。美ヶ原そのものは 17 時を過ぎて到着してしまったため、店などはやっておらず、牛を見ただけで終わってしまったが……すごいねー、2000m の山のてっぺんにこんな平らな部分があるなんて……。
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(MP4 / 720p / 30fps / 7’04” / 385MB / iPhone 4S)

その後、温泉に入って帰ろうと言うことで、勝手知ったる草津を目指すことに。
草津でひとっ風呂浴び、草津で食事を取って帰路についた。いつもこういう旅をすると、帰るのが朝方だったりするのだが、草津を出たのが夜の 22 時ということで、翌日の出勤までに睡眠時間が取れるように帰宅できた。めでたしめでたし。
一泊二日でも岐阜~長野を巡れるんだなぁ、とちょっとびっくりした。なんだかんだで、白骨温泉、キュルノンチュエ、白川郷、飛騨大鍾乳洞、松本、美ヶ原、草津と 7 カ所を巡った割にはそんなにバタバタした旅でもなかったし……あ、でも他の人から見たらバタバタした旅だったのかなぁ??

 

飛騨大鍾乳洞

午前中に白川郷を堪能した我々は、一路、長野へと戻る道を走った。とはいえ、まだお昼前。まだまだ遊べるぞ、ということで、ここに来る前に看板を見つけていた「飛騨大鍾乳洞&大橋コレクション」というところへ。やべー、大橋巨泉のコレクションかー、って思ったら違った。

まぁ、大橋コレクションは上の公式サイトを参照してもらうとして(ぉ、鍾乳洞の方は予想してたより見応えがあったので、よかった。さすがに入水鍾乳洞みたいに濡れてもいい格好で、しかも明かりも持参で、みたいな洞窟ではなかったけど、色んな形の石を見られて良かった。

鍾乳洞を見終わって外に出ると、なにやら動くものを発見。ニホンカモシカ?? 単独行動してるから、おそらく……?
其奴は急坂を登って、洞窟の中に入って行ってしまった。
洞窟に住んでるのか…?
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さて、鍾乳洞を堪能した我々はまたまた長野へとひた走る。
行きと較べて渋滞もなく、スムーズに長野へ。ここで、蕎麦を食べることに。長野と言えば蕎麦!
ついたのは松本市。松本と言えば松本城。この日初めて知ったんだけど、松本城の天守は復元ではなくてちゃんとした当時の天守なのね。しまった、行けば良かった……また今度行こう。
蕎麦屋は「浅田」って言うお店。食べログの点数、3.64!。しかも本当に蕎麦しかないという潔さ。ゆで加減も完璧にするため、大盛りもない。たくさん食べたければ、二枚頼めと言うことらしい。ところでなんでこっちに食べ物事情を書いているかというと、この浅田というお店、肝心の蕎麦の写真を撮るのを忘れたから……orz

店主はけっこうなおしゃべりで、いろいろとどこで修業したとか、弟子はいて、今は海外でも活躍しているとかいろいろ話してくれた。当人は静かに引退したいらしく、そのために値段を高くしたり、大盛りなどをやめたりしたものの、ネットのせいで再び人気が出てしまい、休みがなかなか取れないという愚痴なんだか自慢なんだかよく解らない話をしてくれた(笑)。
なんと言っても店主の自慢は、大根と自宅からわき出る清水だった。

そう、今日はじめて知ったことがもう一つ。松本って水の町なのね! 街角の至る所に湧き水が湧いていて、しかもそれを飲むことが出来る。すごいー! ペットボトル持ってくれば良かった。松本、エロゲの舞台に使ってみたいと思った←えらい迷惑(ぁ

写真は最初の二枚がおそば屋さんの建物と、そのおそば屋さんの家から湧いている湧き水。
あとは松本市内の他の湧き水です。
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松本市内を軽く散歩したあと、次にどこに行こうか悩む。すると同乗者が「牧場はないのか」と聞いてくる。牧場……どうやら牛が見たいらしい。この辺だと美ヶ原かなぁ……というわけで、次の目的地は牛を見に美ヶ原へ…!!

白川郷を堪能

朝 7 時に起きる。爽やかな朝! こんな時間に起きるなんて、普段ではあり得ない(マテ
というわけで、宿で朝食をいただく。
またもやおかずが盛りだくさん。すごいなぁ…ご飯、お代わりしちゃった(ぁ
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朝食が済んだら、いよいよ白川郷探索! ちゃんと建物の中も写真を撮ってきますよ!
白川郷内には、色んなところに散らばっていた合掌造りを一カ所にまとめた場所があり、そこが中まで見放題になっているのだ。
ボクは白川郷というか、合掌造りのことは詳しくなかったんだけど、想像していたよりかなり大きいのにびっくりした。中には 20 人が住んでいた建物も有り、かなり迫力があった。しかしこれらの茅葺き(藁葺き?)屋根はいろりを使っていないとすぐに痛んでしまうのだが、その辺どうやってるのかなと思ったら、やっぱりいろりで薬草をいぶしていた。なるほど、これならムシもつかない。
また、お茶を沸かしているところもあった(笑)。
まぁ、あとは写真で雰囲気を味わって欲しい。

こうして白川郷を堪能したあと、帰路につくことにする。
しかし、これはまだ長い旅行の始まりだった……。まずは、お昼におそばを食べるべく、松本へと向かった。

キュルノンチュエと白川郷

白骨温泉で温泉を満喫したあと、白川郷を目指す。とは言え、ここからはとにかく下道なので地道な進行となる。飛騨に入ったところでお昼を過ぎたので、昼食を取ることにする。「飛騨牛が食べたい」と同乗者が言うので、飛騨牛の食べられるお店で、ランチを取る(旅程の食事事情は別記事で書きます)。

ランチをとって、再び白川郷を目指す。
高山に入ったら、ちょっと寄り道。実は、10 年近く前から行きたくて行きたくて仕方がない場所があったのだ。それはキュルノンチュエという燻製肉工房。なんでも店主が修業をしたフランスの場所と、この店のある高山の気候が似ているからだとか。
高山にあるので、ずっと行けないでいたのだが、ついに!!

店に入るとさっそく白カビのソーセージがお出迎え。お店の人が試食のソーセージを焼いてくれる。そうしている間にも、色々と買うものを悩む。もちろん目的は白カビのそーケージなんだけど(この白カビはカマンベールチーズについているカビと同じらしい)、他にも様々なフランスの地方のソーセージが取りそろえてあった。
その中でも、プロヴァンス地方のソーセージを選択。うおお、食べるのが楽しみ。
ところがこれらのソーセージは要冷蔵…! 当たり前か。保冷剤を入れてもらい、宿の冷蔵庫で冷やすこととなった。これらを食べられるのは旅を終えてから……楽しみはあとに取っておこう。試食の写真は真ん中がベーコン、ようじが刺さっているのが、白カビのソーセージで、反時計回りにサラメミラーノ、レバー入り燻製感想ソーセージ、豚バラ肉燻製、プロヴァンス・ソーセージです。
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キュルノンチュエをあとに、白川郷へ…! もう寄るところはないよ!!
最後は東海北陸道で白川郷へ。
ついたらまず驚いたのが、外人さんがいっぱいいたこと。そうなのだ、ボクらが予約した宿も、ウェブサイトがそもそも英語しかなくて、日本語のサイトがないのだ。へー! そんなに外国人が来る場所だったのか!! さすが世界遺産。
きっと世界遺産を巡るっていうのが、メジャーな旅行の仕方なのかもしれないね。下の写真はメインストリートと、泊まった宿。宿自体が合掌造りの建物だ。
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宿にチェックインしたのはもう夕方。そしたら女将さんがこの時間からでも行ける展望台の場所を教えてくれた。そこでさっそく行ってみる。というわけで、白川郷の全景が…! 後ろの方の祠とか木々の写真は、この展望台の写真。こんなうっそうとした場所から、白川郷を見下ろすのだった(汗)。
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夜、宿で食事を取る。
けっこうおかずの種類が多くて、びっくり! この日の泊まり客は、ボクらだけ。
でもメニュー見て思ったんだけど、外人さんにもこのメニュー出すのかなぁ……ちょっとハードル高い感じ(笑)。魚の甘露煮におでん、たくあん、味噌汁、煮染め…外人さんには厳しいメニューじゃなかろうか? 青椒肉絲とポテトサラダはたぶん大丈夫だろうけど…。メインは飛騨牛でした(汗)。お昼に無理して食べなくてもよかったかも!?

食事のあとは温泉へ。白川郷には一応温泉がある。一応というのは天然の温泉じゃなくてボーリングして地中からくみ出してる温泉なので。
最後の動画は、画面はほとんど何も映ってませんが、宿の周囲の音です。蛙の声に水のせせらぎに……でも、iPhone 4S のマイクはモノラルなので、イマイチかも。
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(MP4 / 720p / 30fps / 1’59” / 7.23MB / iPhone 4S)

いざ、白川郷へ

昨日、Village Vangurd DINER で食事をとったあと、中央道へ乗り込んだ。昨日のうちに東京を脱出し、清里の別荘で一泊。それから、一路、中央道を西へ。今日の目的地は白川郷である。道路は特に混んでいるということはなく、長野道へ。
松本 I.C. で降り、ここから白川郷へは下道である。国道 158 号をひたすら西進するのだ。
途中、白骨温泉でひとっ風呂。ところが、国道 158 から白骨温泉への近道(?)の林道が通行止め! 元来た道を引き返す……orz 往復 20km くらいのロス。
R158 から白骨温泉へとぬける県道 84 の入り口のところに、白骨へはぬけられないと看板が立ってたんだけど、見過ごしてしまった。

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別荘行く途中で寄った談合坂SA

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松本IC降りてすぐの空

というわけで、R158 へ戻ってから、県道 300 で白骨温泉へ。初めてキター!!
この温泉は昔から来たかったのよね。ただ単に、名前に憧れて(ぁ
でも草津温泉の素を入れてた事件で、ちょっと引いたのは秘密だ(ぁ
それでも近づくと硫黄の臭いが……! 来たよ来たよ!! テンションも上がってきたよ!

ここは薄いブルーの混じった白濁湯だと聞いたことがあるんだけど、場所によって違うみたい。共同浴場は、オーソドックスな色だった。ここの温泉は飲めるんだけど…やっぱ硫黄泉は味が……。
動画は R158 から県道 84 に入り、途中通行止めにぶち当たるまでが収録されています。

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白骨温泉、入り口 温泉の由来
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共同浴場の説明書き 温泉旅館の説明書き 新緑美しい、沢
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駐車場にあったお地蔵さん。ずらりとならんでいる。戦隊モノか!?
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共同浴場へは、沢へと下る これが共同浴場 共同浴場から見上げる
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けっこう降りたなぁ 白骨温泉! 洗い場


(MP4 / 720p / 42’10” / 30fps / 2.83GB / iPhone4S)