SF ネタと富山ブラック

ブラックナイト衛星の話は少し前に触れたけど、それに端を発したネタ。だと思うのだけれど、記憶自体をたぐってみると、もしかしたら手塚治虫火の鳥かもしれない。火の鳥のどれかの話で、脱出中に、クルーの一人が何かの星の重力に捕まってしまって、この時にコンピュータが死んで、その星の衛星になってしまうというシーンがあって(そのキャラはメインのキャラではないので、その描写だけで終わっている)、それが一番の元のような気がする。

ちなみに地上に無事着陸できた方は、自分の遺伝子を類人猿に移植し続け、最終的にホモ・サピエンスが生まれ……そして 20 万年後、人類がこの衛星の回収に成功するというエンディング。

問題なのは、この話、エロゲーにしようがないw
小説にするにしてもなぁ……

下の写真はヨドバシ Akiba にある『麺家いろは』のラーメン。いわゆる富山ブラック
わりとパンチの効いた醤油を味わわせてくれるので、疲れたときとか、塩分欲しいときとかに食べたくなるのよね。秋葉にできて嬉しい。

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仕事の話とショートショートの話

エロゲの依頼が来た。もっとも、確実な仕事になるかどうかは企画が通ってからだが……。
実はエロゲの企画は既に一本有り、これは「やるやる詐欺」にあっている最中だ。絵描きまで用意したのに一向に始まる気配がない。この止まっている企画は汐碕市ルイーゼが学園長を務める学校の話で、中身は普通に萌え系なのだが、世界設定的には賢者をどうやって補充しているのかというのがテーマになっている。
この世界では賢者(簡単に言えば RPG で言うところの冒険者)の人数は制限されており、勝手に増やすことはできない。それでも賢者は寿命で死んだり事故で死んだり戦争で死んだり暗殺されたりするので、減ることはある。

減った場合、賢者の素質のある者が賢者になれる。

ところが賢者同士で派閥や諍い・争いがあり、なるべく自分の陣営の賢者を増やしたいと、賢者達は考えている。そのため、Lowful 陣営であるルイーゼ側は一応自分たちで学校を持っていて、素質のある者を賢者の一歩手前まで育てておき、賢者に欠員ができるとすぐさま補充できるようにしている……というお話。
なんでオチまで喋るんだよって? いや、別に、企画上は普通に萌え萌えイチャラブな企画で、そっちがメインだから(笑)。賢者がどうかとかそんなのはまったく関係ない企画なのだ。

閑話休題。
で、新しいエロゲの企画、どうすべか……。
実はボクがエロゲで作らなければならない企画は二つある。

一つは『翼をください』関連。ただこれは非常にクセが強く、イチャラブや萌えがメインではない。ストーリー重視だし、明るい話ではない。人も死ぬ。おそらく流通が OK しないだろう。
もう一つは『Timepiece Ensemble』の続き……というと変な話だが、黒翼テトメトはそのままにまた違う舞台のもの。次は汐碕市を予定している。ただこちらは、絵描きが固定されている。

と言うわけで、結局、まったく別の新しい企画を起こすことにした。
世界は Lay=Alld No.2 のままである。
こっちはやるやる詐欺に遭わなければいいなぁ……。というのも今回は企画書だけでなく、キャラデザやイメージボードも起こすからだ。その分、絵描きさんにギャランティも発生する。なのでやるやる詐欺となったら絵描きさんにまで迷惑がかかるのよね。
こちらは一ヶ月後くらいにどうなったかお披露目できるのではないだろうか?

最後に、ショートショートの話。
四国に行っている間に思いついた話。黒翼をメインに据えることは余りしたくないのだけど、このショートショートはジョーク企画というか、こんな黒翼さんカッコイイ! っていうだけの話なので、まぁいいかなと……。

ヤンデレ妹

ネタ。まぁ、上が全てなんだけど……なんつーか、そういうヤツがヒロインの中にいても面白いなとは思ったが、お兄ちゃんは既に死んでいるわけで、ハテ、主人公の立場はどうなるんだとか、エロゲにはなかなか組み込みづらいなということに気付く。
まぁ、都合のいい設定をしていいなら、主人公はお兄ちゃんの転生体でしたってのが落ち着きがいいと思うけどね(汗)。
さらにブラックにするなら、その主人公を永遠に自分のものにするために、また殺して首を得るとかね。実は妹は兄の首をいくつも持っていて、それらは全部転生して生まれた兄の首っていう。妹の最終目的は、魂ごと首を得ること。こういう設定が、ボクは好き。
もっともこの「転生した首を持ち歩いてる」ってのは、西遊記のパクリだけど(汗)。
原作だと沙悟浄は天竺を目指す三蔵法師の髑髏をいくつも持ってる。これは沙悟浄に殺されては転生してまた天竺を目指し、また沙悟浄に殺されて……をくり返している結果らしい。くそー、500 年以上前の作品にこんなカッコイイ設定があるなんて、悔しい!

似たような設定は Lay=Alld にもあって、魔王と結婚した修道女が子供を産むんだけど、魔王は人間達に殺されてしまい、自分も弾圧を受け、無理矢理堕胎させられるも、赤ん坊のヘソの緒だったか頭蓋骨だったかをずっと持ち歩いてるっていうもの。
んで、最終的にはダンナも子供も取り返すって話。
ちなみにこの子供の方は過去に作った作品で出てきたことがある。この子供がよく出来た子で、魔族側に立派に成長しちゃうのね。で、人間に恋するなんて魔族としてあり得なーいってことで、父ちゃんも母ちゃんも殺しちゃう(笑)。ほんまええ子や。魔族とはかくあるべし。

下の写真は、nao さんからいただいた CD。5th と 6th
Timepiece Ensemble』の主題歌とエンディング歌が入っています。
ありがとうございます。大切にします。
良曲ぞろいなので、興味のある方は是非買ってあげてください。

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またショートショートができちゃった(汗

短編が一つ書き上がったので、公開した
rain forest というこちらは完全にファンタジーの世界での話である。作中では名前は出てこないが、少女の姿になってしまった大魔法使いと、命をかけてその弟子になりに来た男の子の話である。
この二人はそれこそ 20 年以上前からある設定で、最近になって日の目を見ることができた。
イラストを担当した人は、最近なにかと Twitter で絡んでくれる『佑真』さんである。まだ先のことは解らないが、これからちらほらお世話になるかもしれない……。

さて、本作はファンタジー作品だが、よくよく考えてみると中世の時代がずっと続いている世界というのはおかしなもので、そういう意味ではこの世界設定はいろいろ矛盾をはらんでいるように思う。もちろんヨーロッパには暗黒時代停滞の時代があり、それらはそれぞれ 200 ~ 300 年くらいである。
しかしファンタジー世界はもうずっとファンタジー世界という印象を抱いている人は多いのではないだろうか?
もちろん、10 世紀頃の一年間と現在の一年間は比較はできない。今の一年間の方が時間あたりの出来事は遥かに多く、中世での 10 年間分くらいの出来事が……いや、それ以上の出来事が現在の一年間では起きているといっても過言ではないだろう。
だからといって、何千年もファンタジーの世界が続くわけでもなく、彼らが住む世界というのは果たしてどれくらい続いてきた(そして続いていく)のだろうか? 作中では聖騎士が魔法使いが宮仕えをしていた時代を振り返るシーンがあるが、その話しぶりは人の寿命よりもはるかに昔のことであるかのように話している。となると 100 年以上前か? いやもっとか? ということは作中に出てくるノーザンブルグという国は 100 年くらいは安寧だったことになる。ファンタジー世界というか中世ヨーロッパでそれはあり得るのだろうか?
なかなか難しい問題のような気がする。

では何千年も続いた時代とはどこになるのかというと、それは四大文明や弥生時代、縄文時代、石器時代と言えるのではないだろうか? その時の世界なら、魔法使いが何の変わりもなく、遙か昔から存在していてもそんなにおかしくはない。

ただその頃の世界というのは、実は解っているようでいてよく解っていない。言葉というものはどうも一部の人間のものだったようだし、人々は自分の心の中に沸く「意志」を神から出たものだと考えていたようだ。かといって自由な会話や発想はなかったのかというと、どうもそう言うワケでもないらしい。
四大文明頃、いったい人間は言葉をどのように扱っていたのか……疑問である。

まぁ、もちろん当時のことなど解りはしないので、周辺の資料を寄せ集めて想像するしかないのだが、構築するにはなかなかハードルが高いなぁと思っている。ボクがずっと縄文~弥生~古墳時代~飛鳥時代をおっかけているのも、その辺に起因している。
またそのへんの時代にボクが執着するのは、その辺りがルーツのキャラクタが、ボクの世界にはけっこうたくさんいるというのもある。彼らが当時何を考え、何を為し、何を生き甲斐として生きてきたのか。そして現代がどのように見えているのか……興味は尽きないのである。

物質とエネルギーと時間と空間

近頃、ファンタジーばかり書いている。というか、2000 年台に出している 4 作品は全部ファンタジーだ。まぁ、ファンタジーの方が説明は楽というか、まだ世界に入っていけるというか……。
SF だとユーザさんのハードルがとても高くなってしまう。
ただ Timepiece Ensemble の時間を一日足すという部分は、わりと SF 的なアプローチではあるんだけどね……。処理がファンタジーだけど。
で、上のツイートも SF っぽいアプローチで解決はファンタジーでやった方がいいかなぁと思っているネタ。あともう一つ、こんなのも。

こっちはエントロピーとかなんかそっち方面。
リプライの方では多世界解釈とか出てくるけど、まぁ、そこまで発展させるかどうかはまだ決めかねている。

で、この二つを次は汐碕市でやりたいと思っている(つまり黒翼が汐碕市に行く)。
どうかなー、できるかなー。できるといいなぁ。

もうここまでの話になっちゃうと、エロゲより小説とかの方がやりやすいのかなぁ。もうどれが元の話(世界)で、誰がどこの世界の人で、何が正しくて、結果的にどれが正しいのかってのがかなりごっちゃになる話なんだよね、今考えてるのは。おかげであらすじも大変なことになっている(^^;

やれるシリーズ

ふと思いついた、エロゲの企画。
低価格ソフトでシリーズ化したら、売れるんじゃないだろうか?
パソコン関係の How To 本で『できるシリーズ』ってのがあるんだけど、その「できる」を「やれる」に変えたもの。

  • やれる女子高生
  • やれる CA(キャビンアテンダント)
  • やれるエレベーターガール
  • やれるバスガイド
  • やれる女子アナ
  • やれるアイドル
  • やれるメイド
  • やれる女将
  • やれるコンビニ店員
  • やれる居酒屋の店員
  • やれる……

まー、なんでもいけますわな(笑)。
というわけで、どこかシリーズ化しないかな。内容がわかりやすいし、ユーザさんからどんな娘とやりたいか募集してもイイし。

まぁそんな、くだらないエロゲ企画でしたw

1/2 summer+ for Windows

一昨日、一葉ルートのことを考えたけど、作ったとして、どう配布するのがいいのかということに気がついた。やるなら同人だと思うんだよね。で、考えついたのが 1/2 summer のパッチとして配布するってのが妥当じゃなかろうか。

というわけで、1/2 summer の開発ディレクトリをなんとなく開いてみる。
うへ、1/2 summer+(コンシューマ用)のデータしかない。
まぁ、当たり前である。
コンシューマ版のデータは PC 上でコンシューマ版が動く状態にして、クライアントに渡した。そのため手元の開発環境はコンシューマ版なのだ。

これを Windows 版の最終状態にもどすのは実は簡単である。
開発環境は Subversion というシステムで管理されているため、Windows 版の最終版の時の番号(リビジョン番号という)を指定するとその状態に戻すことができるのだ。
なので、その PC 版から一葉ルートを作り始めれば、一葉ルートだけをパッチとしてリリースできる。

いろいろいじったついでに、コンシューマ版を PC で実行するためのパッケージも作ってみた。これを DVD に焼けば 1/2 summer+ の PC 版のできあがりである(爆)。もちろんこのデータはどこにも出せないけどね。

ところでできあがったマスター データなんだけど、3,177,593,526 バイト(2.95GiB)だった。PC 版は 4,526,821,294 バイト(4.21GiB)で、その差 1,349,227,768 バイト(1.25GiB)。コンシューマ版の方が 2 キャラも増えてるし、その分、立ち絵もイベント絵も増えてるんだけど、エロシーンがごっそりない。
キャラ増やしてもまだエロシーンの方が多いか~(^^;

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