初めて NUC を組む

知人がやっている音楽団の PC がマルウェアに感染し、ウェブサイトが乗っ取られたというのは以前書いた。そのマルウェアに感染した PC というのは Windows Vista 時代の機械で起動に 5 分も 10 分もかかるポンコツであった。そのため「OS を再インストールするよりも新しいのを買ったら?」と通達しておいた。

そうしたら、なんか見繕ってと言われたので、Amazon でこのパーツ買っといてと送った。

のが数ヶ月前(ぁ。
今日、ようやくボクの手元に揃ったので、組んでみた。

初めての NUC ! Intel の NUC7i3BNB と言う機械。

でも写真を振り返って見ると……その小ささが解る写真が一枚もなかったwwww
しかし、普通のマシンを組むより遙かに楽ちんだったので、その感動をお伝えするためにもめげずに記事を書くよ! でもあれだね、自作しない人にはなんのこっちゃだよね。

まず部品点数はたったこれだけ! 写っているのは NUC 本体とメモリSSD
CPUビデオは内蔵されているのでこれだけでいいのだ。さらに、フロントパネルのボタン類(電源ボタンとかリセットボタンとか)とマザーボードをつなぐ線ももちろんない。そして電源ももう中で全部つながっているので、それぞれのパーツにつなげる必要も無い。

NUC の箱の中身はこんな感じ。左上が AC アダプタ、右上がネジ類、左下がマニュアル、右下が本体。
ネジは今回は使わない。これらのネジは、2.5 インチのデバイスを搭載するときに使う。

そして NUC のフタを開けると、こんな感じ。左がフタをとっただけの状態で、銀色の固定パーツが 2.5 インチのデバイス(主に HDD や SSD)をマウントするためのパーツだ。この固定パーツをとり出したところが、真ん中と右の写真。
真ん中の写真の手前に二段になっているのが SO-DIMM というメモリを挿す場所。そして同じく真ん中の写真で、一番奥に左にネジが出っ張ってて右に黒いコネクタが見えるのだが、ここが M.2 と呼ばれるコネクタで、ここに SSD なんかを取り付ける。
三番目の写真は、メモリコネクタ部分のアップ。

というわけで、さっそくメモリと SSD を組み込む。左の写真はその二つを組み込んだところで、真ん中が SSD のアップ、右がメモリのアップである。
メモリは一枚だけ挿してある。その容量 8GB。本当は二枚挿した方が速度が速くなるのだけど(デュアルチャネル)、後々 8GB じゃ足りないという要求があったときのために一枚とした。事務用の機械だし、まぁべつにいいだろうという判断。

以上で組み立て終了。あとは OS を入れて終わりである。
作業時間 10 分とかそこいらじゃなかろうか?(汗
そのあと OS をインストールする。ここでボクのやり方なんだが、OS をインストールしたら、ソッコーでリモートデスクトップを ON にし、あとは自分の PC で設定する(爆)。こうすることによって新マシンと自分の PC を行ったり来たりしなくてすむ。

そんなわけで、Office 入れたり Google Chrome 入れたりとか色々。
まぁでも開発マシンでもないから、セットアップするものもそんなになかったりして。
下の写真はポアル館の味噌煮込みうどん。煮立ってます。

無理くりハードウェア アップデート記

この記事は Windows 10 でマザーボードを交換したらどうなるんだろうということを実際にやってみた記事である。

事の発端はボクのお古の PC を使っている知人がいて、そのマシンがいよいよ遅いし不安定になってきたし、買い換えようってことになった。まず元のスペックは以下の通り。

交換したのは、マザーボード/CPU/メモリである。そのスペックは以下の通り。

2008 年のハードなので実に 8 年越しのアップデートとなる。しかも古い方のマザーボードは nVidia の 790i とかいうあまりメジャーではないチップセットだ。
手順は以下の通り。

  1. システム ドライブのバックアップ(念のため)
  2. 最新の Windows 10 インストール用 USB メモリの作成(念のため)
  3. パーツの入れ替え
  4. 電源投入!
    • ここで起動しなければ、2 で用意した Windows 10 でクリーンインストール

1 のバックアップは、万が一全てがうまくいかず、ハードウェアも元に戻すためのものである。
またシステム ドライブに入っている Windows 10 は以下の様なものである。

  • Windows 10 Professional
  • Windows 7 からアップグレードした

さて、結果をまとめる。

  • Windows 10 は再インストールする必要はなく、普通に起動し、新しいハードウェアを認識し、ドライバも新しいハードウェアのものに入れ替わった。
  • ライセンス認証を求められた。
    • 余っている Windows 7 のプロダクトキーを入れたら通った。

やはりマザーと CPU という PC の心臓部がごっそり入れ替わると違うマシンだと認識されてしまうようだ(笑)。プロダクトキーを求められたので、ボクの手元で使っていない Windows 7 のプロダクトキーを入れたところ、ネット認証が通った。
このプロダクトキーは Windows 10 無料アップグレード時に Windows 10 にはしていなかったと思うのだが、ちょっとこれに関しては記憶が曖昧だ。ひょっとしたらしていたのかもしれない。

というわけで、OS を再インストールすることなく、無事にハードウェアは最新のものとなった。もし、古いマシンを中身だけ変えて新しくしたいけど、どうなっちゃうんだろうと二の足を踏んでいる人がいたら、参考になれば幸いである。
CPU、チップセット、NIC、サウンド、メモリが変わっても Windows 10 はちゃんと動くようだ。

一応、今回の作業でのトラブルも書いておくが、基本的に上のアップグレードとは関係ない箇所で引っかかっただけだ。

  • 最近の Intel CPU にはファンはついていないので、ファンを買いに行った(汗
  • システム ドライブに不良セクタがあったため、バックアップに何度か失敗した
  • USB メモリを開封するとき、自分の指までざっくり切ってしまい、他人の家に大量の血をバラまいてしまった。

下の写真は一段落して食いに行った COCO’S のもの。
COCO’S、行くたびにレベルが下がってる気がする。タコサラダなんかタコスが半分以下に……。COCO’S は親会社がエルトリートで、COCO’S そのものも結構メキシカンなファミレスだったんだけど、その面影はどんどんと薄くなってしまって、悲しい。
まぁでもやみつきカリカリポテトは好き(ぁ

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Intel 減収減益とエロゲ

Intel の第四半期の決算が報告された。
若干の減収減益。やや、ついに来ましたな。

需要がタブレット、スマートフォンへと移っていることは、これでさらに明白となった。とは言え、だからといって Intel がもうおしまいとか PC がもうおしまいとかそういう話ではない。絵を描いたり大量の文章を入力したりデータを整理したりするにはやはり PC が必要だし、そもそもクラウド全盛の今、サーバはどんどんと省エネを実現しながらも計算力は増していかなければならないので、こちらも Intel の需要は大きいだろう。現に今回の決算報告もサーバ向けは上向きである。
ただ、前々からここの日記でも触れているように、個人のユーザはもう PC は必要なくなってきているということだ。だからボクらのコンテンツもそちらに移行しなければならない。

でもやっぱり、8800 円で iPhone や Android にエロゲをリリースしても、誰も買わないよなぁ。
今ボクの中で何となく感じているエロゲの金銭感覚は、以下の通りなんだけど、実際の所どうだろう?

  • 学生など若い人ユーザは 8,800 円のフルプライスのエロゲは高くて手が出ない。
    もしくは、1 ヶ月に何本も買えない。
  • 社会人のユーザはエロゲは買えても、フルプライスのゲームなんか長くてやってられない。

ボクの勝手な思い込みかもしれないけど、フルプライスのゲームって、今の世の中と全然マッチしてないんじゃないかってこと。だからミドル・プライスや、好きなキャラだけを攻略出来る分割形式が望ましいのではないかと考えている。
ただショップからするとミドル・プライスなんかは美味しくないようで、大手のアリスソフトさんのソフトでもミドル・プライスだと敬遠されてしまうのだとか。そして問屋からお金を借りてゲームを作っているソフトハウスはどうしても販売店さんの意向に沿わざるを得ない。そしてエロゲのソフトハウスなんて問屋からお金を借りているところがほとんどなので、どんどんとこの世から取り残されていく。

まぁ、要するに課金システムなんだよね。
この課金の部分を自前でしっかり作れれば、流通に関係なく、とりあえずこっちで小さなゲームを出し続けるってことができるんだけど、この課金システムそのものにどうしても躊躇してしまう。個人情報保護法にも対処しなくちゃ行けないし、万一なにか情報漏洩やまた課金のミスがあったらその責任とかをどうするんだって話になる。
とはいえ、この課金システムをアウトソースすると、とんでもない見積もりが来る。
ここさえクリア出来れば、Android にはとりあえずソフトがリリースできそうなんだけどなぁ。

iPhone でリリースするには HTML5 でアドベンチャーのシステムを作る必要がある。いくつか世には出ているようだが、まだボクの手元では成功していないので、こちらも何とかしないとなー。

そんなわけで、未来像は描けているんだけどさてどうしたらその未来像に近づけるのかがよく解らなくて結局足踏みしている……やばいなー、ホントどうしかしないと! 下の動画はテスラのパワーテストの様子。モーターもけっこうかっこいい音が出るじゃないですか!

ノート PC のメモリが足りない

今日も収録だったー。
久しぶりに行くと収録って面白いねー。まぁでも今回は声優の話じゃなくて、ノート PC の話(ぁ
というのも収録先でもいろいろと作業をやっているのだが、持って来ているノート PC が所詮 9 年前の機械なので(Pentium M 1.6GHz、メモリ 2GB、Windows 7)、出来ることが実はけっこう少ない。いままでメモをとるのと画像を見せるくらいにしか使ってなかったので事足りていたのだが、収録先で画像を加工したり、その場でシナリオを直して SVN で上げたりとかいろいろしてたらメモリが足りなくなってしまった。
でもこのノート、DDR1 なのでそもそも 1 枚のメモリの最大容量が 1GB なのよね。2 枚差せるので 2GB 。
で、収録中は台本(Word ファイル)を開いて、シナリオの修正が出た場合は該当するシナリオ・ファイルを開き、その場で編集、SVN でアップロードってやってるんだけど、画面が 1024×768 ドットしかないから、台本が画面いっぱいに広がってるのね。で、そこで画像をどうこうしてくれとか会社から連絡が来ると Photoshop とかを開くんだけどそれだと台本が見られないので、この間導入した仮想デスクトップ・ツールをこのノート PC にも入れたんだけど、そうしたらもーダメ。一気にメモリがなくなったw<当たり前だ
でもさー、収録とかってそんなに頻繁にあるわけじゃないし、そのためにノート PC を買い換えるほどでもないよなぁ。っていうか、CPU は足りてるのであとはメモリさえ増やせればなぁ……。

ただ、動画再生がつらい。Pentium M 1.6GHz だと 720p とか 1080i/p とかの動画は再生できないのよね。せめて数秒に 1 コマまでもいいから遅れずに再生できてくれるといいんだけどねぇ。