東北取材旅行のまとめ

今回の取材は結果的に得るものは少なかった。
背景資料としての意味は大きかったけどね。

島根にはじまり、古代の日本について取材を続けているのは、一つの企画のためではなく、とあるアイデアがあってそれを完全なものにするために取材を続けている。
ボクが作る作品の舞台にLay=Alld という世界があるのだが、この世界はファンタジー RPG 用の世界で、現代の設定はあるものの、けっこう穴がある。例えば多神世界なのになんでキリスト教があるの? とかね。まぁ、ここは流石にちゃんと設定してあるけどw

そんな穴がありながらも、けっこうこの Lay=Alld  という世界は利用されている(いろは、翼をください、1/2 summer、Timepiece Ensemble など)。
今後もわりと使われるので、ファンタジー時代と現代とを結びつけるしっかりとした設定を確立する必要があるのだ。
その一つとして、古代日本と現代の日本のつながりを、ファンタジー要素も取り込みつつ、考古学的にもおかしくない歴史を設定したいのである。

今回の取材は弥生時代ではなく縄文時代であったため、ちょっと古すぎた。
東北には大和朝廷が入り込む前はアラハバキという神がいたらしいのだが、調べてもどうも釈然としない。また坂上田村麻呂が戦っていた蝦夷は結局縄文人だったのか? アイヌ人だったのか?
関東に広がる古墳群と大和朝廷の関係などなど。

今後は関東~東北の地元にある民族資料館や歴史資料館をおとずれる必要があると思っている。

ただボクにも寿命というのもあるわけで、このあたりの調査はここ 2 ~ 3 年で完了させたいと思っている(つまり取材しきれなかった所はもう想像(ねつ造)で何とかする)。

日本軍は強かった

まぁ、日本軍は強かったよっていうお話。
実際、中世でも日本の侍が東南アジアやフィリピンに進出したことがあるが、あちらでもかなりの脅威だったと聞いている。秀吉の朝鮮出兵においても、との戦争は圧倒的に勝っていたと聞く。
ボクの勤め先に奥さんがロシア人という人がいるのだが、ロシアに行ったとき、ものすごく歓待されたそうな。というのも奥さんはロシアの東側の出身の人で、あちらでは日露戦争を直に接した人が多く、日本軍の強さを思い知らされ、それが今でも語り継がれているらしい。
モスクワは日本人のことを舐めているが、東側の人たちはけっこうリスペクトしているのだと聞いた。

別に過去の日本を美化する気もないが、戦争が強いという国際政治上の立場というのは、なかなか強力なのだろう。中国もそれを身に染みているのではないだろうか? 日本が平和に見えても、油断ならぬ恐ろしい国というのはあるのかもしれぬ。
はてさて自衛隊はどうなのだろうか?
気になる所である。

こちらも同じく中国側からの記事
Twitter にあるとおり、日本が中国に抜かれて悔しいと思っているかというと、あんまりそんな気はしていない。そもそも人口差が激しいので、そりゃ中国の人たちがこぞって先進国と同じような生活に推移していけば、経済規模は日本とは比べものに並んだろうさ、とボクも常々思っていたし。
ただ中国がそこまで成長する影には、日本の努力があったことは確かである。もっともその日本が中国からの搾取構造を作れたのかどうかは疑問が残るが……。

曙橋に出向に行っている会社の同僚に連れられて入ったラーメン屋
二郎インスパイア系かとおもったら、盛りは凄いが味はちがった。
ただし野菜でかなりスープが薄まってしまい、後半、かなり味に飽きが来てしまった。二郎系が何故こってりしているのかを、もう少し学んで欲しかった。

 

思ったこと色々

エロゲ業界もそうなんて書いたけれど、実際問題、人間ってまだまだ感情で物事を判断してしまうよねって話。会社でも本当に必要な人材ではなく、好き嫌いで首にしてしまったりとかね。
コンコルド錯誤なんて言葉があるけど、あれもその中の一つだと思う。

勝てば官軍という言葉があるように、やはり戦争に負けてしまった以上、こればっかりは日本が何を言おうがと言う所はあるよなぁと思っている部分がボクにはある。この記事のネット上の投稿者は日本のことを詳しく知らないだろうし、太平洋戦争は大陸の向こうの話であろうからわりと日本に味方してくれるコメントが多いのではないかと思う。
まぁそれでも素直に嬉しいんだけれど。

ところで安倍さんはいつまでも太平洋戦争の重荷を新しい世代が負い続ける必要はないと言ったけれども、それに関しては複雑な思いがボクにはあって、豊かでまぁ一応平和なこの日本をボクらは受け継いで謳歌しているわけだから、負の部分も受け継いでいかなくちゃいけないんじゃないかなと。
つまり戦争のことや最近のホットな話題で言えば原発のことなども含めて、受け継いでいかなくちゃいけないんじゃないかなって。まぁ、先の人たちは充分僕らにとんでもない額の借金を押しつけてるわけだけど(笑)。そして僕らも今後の人たちにこれらを押しつけることになるわけだけど(汗)。

そんなわけで、もちろん太平洋戦争の時の重荷を 70 年も経った今でも!?っていう思いはあるものの、かといって簡単に放棄していいものかというと、それは違うんじゃないかなぁとボクは思っている。

とあるゲーム会社に企画書を頼まれて、とりあえず下書きは Wiki で書いたんだけど、それを提出用の Microsoft Word の文章にするのがスゲー大変だった……orz
Word ってけっこう HTML 準拠なところがあって、HTML で記述されていればまぁ楽に出来るだろうなんて思っていたら…… Word の HTML の解釈がけっこうお馬鹿で HTML で書くよりも大変だったというお話。
ワープロ一太郎を使うので、Word の「この機能はこのためにある」みたいな? うまく言えないんだけど、操作の概念みたいなものをさっぱり理解していなかったため、ストレスを溜めることになったんだと思う。とはいえ Word は縦書き書式ではまったく使い物にならないため、今後もまったく使う予定はないんだけど(汗)。

ちなみ普段ボクが何を使って文書を作っているかというと、テキスト エディタか Wiki か HTML である。一太郎を使うと言っても、それは小説が書き上がって、最後、印刷用の書式にするときであって、普段文章を入力するのに一太郎を使うことはまったくない。

万豚記とか反戦とか

秋葉に用事があったので、そのついでに万豚記でご飯を食べた。
ここはボク個人的な万豚記ランキングでは、中の下くらい(汗
そしてここはご注文の多さでも知られる(笑
主にチャーハン。
今日も別の種類のチャーハンが運ばれてきた。まぁ、どれも美味しいからいいんだけど。

量は少し減ったような気がする。この量なら、ラーメンとチャーハンどちらも食べられそう<ヲイ

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笑える記事。いや、当人達にとっては笑える問題ではないのだろうが。反戦を訴えるのは大事だが、こういった攻撃はよくない。これでは結局、戦争をしているのと変わらない(笑)。もっともこの記事は右寄りの産経の記事なので、誇張されている可能性はあるがww
ところで日本の反戦家は上の記事にあるように、戦争に関することに触れさせないようにする向きが強い(まぁ戦争の悲惨な体験とかは聞かせたがるようだが)。ボクは小学生の頃からこれは違うと思っていて、戦争に反対するからこそ、戦争に熟知している必要があるのではないかと思っている。
それこそ銃器の取り扱いから原爆の仕組み、戦争のやり方、どうして戦争が起きるのかという各国の利害関係やイデオロギーなど。
でもさ、ぶっちゃけ、そんなことを勉強しなくても戦争のきっかけなんて身の回りにいくらでもあるよね。ちょっとしたことで人間は怒ったり、妬んだり、欲したりする。さらにそれらを我慢すると鬱積する。
一人一人が小さな戦争をたくさん起こしている。それが集団になった所で、なくなったりはしない。
とはいえ、闘争心や悔しいと思う気持ちや負けん気がないと物事を成し遂げられなかったりするので、怒りや相手を打ち負かそうという気概がすべて悪いとは言えないけど。

戦争をなくす運動の一つに、こういった個々人の攻撃的な部分をどう解決していくかってことも大事なのかもしれない。

真面目とか LED とかいろいろ

Twitter から拾った雑談など。

日本人が社会問題に無関心でバカだと分かる漫画

これ、凄くわかる。というのもボクは小学校の頃から世の中の色々な矛盾に気付いていて、いや、もちろん誰しも気付いていたんだとは思うんだけど、それを口にすると同級生とかシブい顔をするのよね。
中学生の時は制服反対運動とか、あと企業の無茶ぶりとか労働組合のこととか、子供ながらに持論があって、勝手に展開していたと思う。
ちなみに漫画にある「治安がイイ」「便利」「平和」については実は今でもボクは疑問に思っていて、自殺や行方不明者を入れると果たして治安がいいのか、東京に集中しすぎていたり、休日のたびにどこも混み、殺人的なラッシュアワーが毎日のようにあるのが果たして便利かどうかも疑わしいし、平和については先の「治安がイイ」に結びつく。
まぁだからといって、じゃぁ外国がいいのかというと、他の国は他の国で様々な問題も抱えていよう。

まぁそれはともかく、最近(?)でも「おまえ、真面目か!?」なんていうギャグがあったみたいだけれど、世の人はどうしてこんなに目の前に山積する様々な問題をスルーし、さらに怒らないのか不思議である。そしてそれは日本のいい所でもあるのだろうが、自浄作用があまりにもなさ過ぎるのではないかと心配もしている。

LED にしたら虫が入らなくなったような気がする

自室の蛍光灯を LED に変えた。ボクは夏場になると窓は開けっ放しで、網戸なんか壊れててもあまり気にしない人間で、虫はけっこう入りたい放題入ってくる(汗)。まぁ虫もそんなに気にならないからなんだけど。
流石に蜂がボクの部屋の天井に巣を作り始めたときは撃退したが(汗)。

ところが今夏はまったく虫が入ってこない。網戸に虫がやってくる音もしない。
やっぱり LED は紫外線が出ないから虫が寄らないのかなぁ?

でね、もう一つ気付いたことがあって、玄関の電灯も LED にしたのね。そしたらそこも去年までは蛾とか常に飛んでたし、いろんな虫がいたんだけどまったく見なくなった。ところが壁にヤモリが貼り付いているのはよく見る。
ウチの庭には何匹かのヤモリがいて、去年も電灯の下に来る虫を待ち伏せしてるのをよく見かけていた。今年もそういうことなんだと思うんだけど、LED にしたおかげで虫はまったくいない(汗)。
ヤモリは僕らと同じ可視光線で光を認識しているらしく、明るい所で待ち伏せするものの、虫がこねー!!ってなってるんじゃないかなぁ(汗

アニオタの先輩がすごい奴かもしれない

ネットでニュースを漁っていたとき、同じくどこかのニュース ランキングに載っていたので見つけたんだと思う。要するにちゃんと考察してアニメを見てる先輩が凄いって話なんだけど……普通、作品を見るに当たってそれやらない? どうしてこんな展開にしたのかとか、オチはどうなっているかとか、あと何気ないキャラの動作にその作品世界の設定が反映されていたり。アニメに限らず創作作品ってそういうのを考えながら見るものだと……。
そしてボクの作品ってそもそもそういうふうにして見ないと、たぶん意味わからないことたくさんなんじゃないかなぁ(汗)。あ、だから売れないのかwww

デザイン料って凄いんだね

例の新国立競技場のデザイン費とかの話。姉歯事件(最近の人は知らないと思うけど)でも姉歯が吐露していたけど、設計関連の報酬はほとんどデザイナーに持って行かれてしまうって言ってたっけ。
このデザイン重視の相場っていつごろからなんだろうなぁ……。

日米の友達以上恋人未満関係とか大麻の話

アメリカが日本に時々釘を刺してくる理由

日本が右傾化するとかいろいろ言われてたりする。
それに関しては人によって感じる所いろいろだろう。ボクは中道左派のつもりでいるのだが、教育の現場では左過ぎたりしていたのではないかと感じることもあるし、安倍ちゃんは右翼だなぁなんて思うこともある。

でね、ちょいとなかなかソースを捜しても見つけられなかったのでボクの言葉だけになっちゃうんだけど、日本が大日本帝国時代のことを賞賛したり、右傾化しようとしたりするとアメリカが懸念を表明したり、突っ込みを入れたりすることがある。
あれってなんでなんだろうな~なんて思っていた。
もちろん理由は色々思いつく。そもそも敗戦国が何を言っているか、といったこともあるだろうし、ペリー来航以来、アメリカと日本というのは良くも悪くもわりと二人三脚的な部分もあったから、アメリカとしては何かと言いたいこともあろう(笑)。もちろん日本にも言いたいことはあるけど。

そんな中で気付いたのが、あんまり日本が明治・大正の日本を肯定しすぎると(もっと言うなら、名誉回復、あの時の日本は正しかったとする等)、中国や韓国からするとあの侵略が正しいと肯定される=自分たちがまた侵略されるという図式となり、中国が軍事的な行動を起こす理由を与えてしまうことになってしまうのだ。
中国は日本と違って専守防衛なんて考え方は持っていない。危険ならば先に叩いてしまえくらいのことは考えている。

だからアメリカは日本が過去を肯定しようとすると、「いやいや、マテマテ」と横やりを入れてくるのだろう(笑)。もちろん先にも書いたが、理由はそれだけではないだろうが。

大麻の話

大麻の活用を方を今頃知った。まだちゃんと調べてないのでなんとも言えないが、これはこれで充分有用なことではないか? まぁ、石油に変わるかというとそれはちょっと難しい気がするが。日本が消費する石油をまかなうにはいったいどれほどの大麻を栽培しなければならないのか(汗)。

まぁそれはともかく、興味深いし、こういった大麻を使った新しい産業とか出来てもいいんじゃないかと思った。今後、調べてみたい。

安保関連法案、雑感

何かとニュースを賑わせている安保関連法案。TV などでは反対する人たちの動向を映すことが多いが、そもそも何が問題でみんな何に対して反対しているのかが不透明で、よくわからない。
報道が賛成寄りなのか反対寄りなのかもよく解らん。反対寄りのようにも見えるが、それにしては理性的な/論理的な展開が見られない(ボクが見落としているだけなのかもしれないが)。そこでボクなりにまとめて見たので、ブログに記してみた。

まず安保関連法案とはなんぞや?
これは『平和安全法制』というもので、今回の安倍内閣が提出したものである。法改正は多岐にわたるが、簡単に言ってしまえば曖昧だった自衛隊の活動範囲を厳密に決めただけである、とボクは認識している。
何が曖昧だったか? それは、日本国外に於ける邦人救出の自衛隊出動条件である。今までは日米安全保障条約の上で、まぁなんとなくというなぁなぁになっていた。例えば北朝鮮と韓国が戦争状態になったとき、韓国や北朝鮮にいる日本人の救出をどうするのかとかその辺が明確には決まっていなかった(逆に言えば、なぁなぁではあったので何となく自衛隊を使うことも出来たのかもしれないが)。
それを「在外邦人の保護措置」や「国連への派遣」などをちゃんと明記し、それらを可能にしたことが今回の法案であり、そしてこのような行為は「集団的自衛権」になってしまうということだ。

これらの法律が整備されることにより、紛争地域に自衛隊が行って、平和維持活動をしたりすることもできるようになる。前々からボクは日本の優れた技術を使って是非ともこういった貢献をするべきだと思っていて、またそれによって自衛隊の実戦による経験値が貯まり、いざ日本が戦争に巻き込まれたときや災害時、より頼れる強い組織として自衛隊が成長するだろうとも考えていた。

ところが今回の安保関連法案に反対する人たちは、今ボクが書いた世界貢献がもう NG だというのだ。これを知ったとき、ちょっとボクはショックだった。ええ!? いいことだと思うのになぁ……ってところからこの安保関連法案に反対する人たちがどういう思考なのか気になり、いろいろと調べるようになった。

結論から言うと、わからなかった(笑)。どうも左翼の人たち(?)は問題をごっちゃにすることが多いらしく、国防・防衛に関する法案なのに、それに何故か労働や差別問題、人権問題などを持ち出して、何が何だか解らないのである(笑)。
まぁでもボクなりに集めた情報を元にまとめてみたので、まだ安保関連法案がよく解らない人は読んでくれると幸いである。

1.反対派の主な主張

反対の人の中には自衛隊がそもそも違憲だろっていう人たちがいる。ボクはこういう人たちの意見は信頼に値するかなと思っている。ボクも「厳密に言えば自衛隊は違憲である」と思うからである。憲法解釈もクソも「武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」と書いてあるのだから、自衛隊は違憲だとボクも思う(笑)。

で、その自衛隊が違憲だと考える人たちが、今回の法案に反対するのはわかる。

次に反対している人の意見に多いのが「解釈がより広くなってしまう」ということを懸念している人たち。つまり政府が「集団自衛権」という言葉を使った以上、集団自衛権が違憲ではなくなるということになる。
しかしこれについては実際問題、自衛隊の段階で解釈はすでに拡大されており、そもそも細かい取り決めがなかった今までの方が、解釈はより拡大できるのではないかとボクは思った。
ただし、運用面において日本政府が信用できないというのは、ボクもある。拡大解釈により、防衛だけでなく、侵略目的で自衛隊を利用するのではないか? それはボクも感じている。
ただそこは今のところはアメリカを頼るしかないんじゃないかとボクは思っている。
日本政府が右翼的行動や傾向を見せると、アメリカはその都度、釘をさしてくる。
それに期待するしか、今はないのかなと。

その他の反対派はやれ「戦争をする国になる」とか「徴兵制が復活する」とか、そういったことを叫ぶ人たちが多いように見えた。

と言うわけで、現在のところボクが信頼する反対派は「自衛隊はそもそも違憲」と主張する人たちのみである。

2.太平洋戦争から引き摺っていること

さて、次にでは日本の武装解除はどのようにして行われたか、というところから見てみる。戦争に負けて日本は武装解除された。ドイツは軍を持つに至ったが、何故日本は持つことを許されなかったのか?
それは連合国からすれば「国体が変わっていない」からだ。ドイツはナチスを含め、当時のドイツの体制すべてを否定した。すべてを変え、民主主義国家として作り替えることとなった。
ところが日本は天皇制を含め官僚などあらゆる国の仕組みを残す道を選んだ。ということは連合国側からしても、それじゃあ危険物(軍隊)は持たせられないということになる。
では日本の国防はどうすればいいかというと、国連が面倒を見るという事になった。国連が日本の国防を担うので、日本は軍隊を持たなくてよいということになったのだ。だが結局国連軍は作られなかったので、アメリカ軍がその代わりを担うことになった。
サンフランシスコ平和条約日米安保条約が同時に調印されたのは、そういう背景がある。つまり日本はアメリカによって独立そして国防を担保されているのである。

ちなみに余談だが、サンフランシスコ条約によって日本が独立国として認められるのだが、これに中国・ソ連は調印していない。

3.国防とは何か?

国連では集団的自衛権も国家が自然と持つ権利の一つだとしている。
現在の自由主義陣営はその成り立ち上、国防は国民の義務となっている。かつては国王が国民の命や財産を守る義務を負っていた。それがフランス革命により、為政者から解き放たれる代わりに、国を守ることも義務とになった。
そのため、憲法には必ず「国防」に関しても盛り込まれているのだが、日本国憲法はそこの部分がごっそりと抜け落ちている。

日本はそういった経緯を経ずに日本国憲法を手にしてしまったため、憲法九条だけが一人歩きしてしまった。本来ならば日米安保条約も実は憲法と同じくらい重要なものであり、国防はそちらに規定してあるということを国民に流布するべきだったのだが、どうもそれはうまくいかなかったようだ。

だから今の日本人は、平和という考え方が世界標準とはだいぶ異なるとボクは思っている。

4.反対派の目指す世界が見えてこない

以上の情報を踏まえ、反対している人たちの目指す「平和な世界」とはなんなんだろうか? そこがまったく見えてこないのだ。まず日本の平和はアメリカによって守られている。日本の独立はアメリカによって担保されている。けっして憲法九条によって守られているわけではない。

そして反対している人たちは、このような状況下で「平和を謳歌」してきたはずだというのがボクの頭の中にある。となると、彼らの主張する平和な世界とはなんなのだろうか? 最終的に米軍もなくなり、自衛隊もなくなり、完全に丸裸な国になりたいのだろうか?
彼ら反対派のビジョンがさっぱりわからないのだ。

ただ、安倍さんも説明も悪かったと思う。自衛隊員の命が逆に安全になるとか、ホルムズ海峡の危険とか、なんかよくわからない説明ばかりしている。与党は何も隠さず、以下の様に説明すればよかったのではないか?

  1. 世界貢献の一つとして人的リソースを出す時代が来た
  2. 周辺でもきな臭い事態が起きるようになった
  3. 自衛隊の経験値を上げる必要がある

特に中国は空白地帯ができるとすかさずそこに侵攻してくる性質の国であることをちゃんと説明した方がいい。それによってベトナムやフィリピンは実際に領海を失っている。日本は資源国ではないのだから攻め込まれないなどと思っている人もいるようだが、別に石油や天然ガスに限らず、日本は海洋国家であることを忘れてはならない。海産資源は重要な日本の糧なのだ。

5.理想論を言えば

先にボクは「自衛隊は違憲だと思う」と書いた。それに関することをまとめたいと思う。
もし日本人が平和を切望し、武力を捨てるというのなら、ボクはそれには賛成である。かのガンジーやマザー テレサが成し遂げたように、非暴力を掲げ、どんなに攻撃されても家族を失い、財産を失っても、そして自分自身が殺されたりしても反戦・平和を訴え続け続けるのなら、ボクはそれには賛成である。聖書に「右の頬を打たれたら、左の頬を差し出せ」「強盗をされたら、その強盗のために祈れ」と書いてあるが、それが実践できる国家になるのであれば、それこそ真に平和を愛する国となるだろうし、それがボクの考える理想の非武装中立の国家である。
そこまでの愛を日本人が貫けるなら、ボクはこの安保関連法案にも反対するし、自衛隊が違憲であると訴え続ける。

でも、現実はどうだろうか?
まずアメリカに庇護されているのなら、上の論理は通用しない。アメリカは力による平和維持を標榜している(そしてアメリカ自身、問題の多い国ではあるが、模範的な国であるようにしようと努力はしている)。従ってアメリカ的価値観による(自由主義陣営による)平和を維持するためには、武力は欠かせない。

次に、安保関連法案に反対している人たちに、まったく平和を感じられないのも問題だ。
平和を愛する人ならば、FAX 攻撃をしたり電話攻撃をしたりなんかしないはずである。ただ、ただ、反対を訴え、戦争の恐ろしさ・悲惨さを語り、また憲法と現実の矛盾を切々と説き、戦争のない理想の世界をアピールしていくことが大事なはずである。
もちろんそのためのストライキやデモは必要だとは思う。だけれども、それによって他人を攻撃することは結局戦争をしていることと同じだと思うのだ。そんな人たちから「平和」と言われても、なんの説得力もない。
語るだけでは、アピールするだけではダメで、力を誇示して反対を貫かなければならないと考えるならば、それは結局アメリカがやっている武力による平和維持と何も変わらない。

6.戦争に導いているのは安倍さんか?

最後に反対派がよく言う、安倍が日本を戦争に導いているという主張について触れたい。
まぁ安倍さんが戦争好きなのか、それはボクは知らないが、日本を戦争に導いているのは自由主義陣営の国々であるということを忘れてはならない。そして日本はその中に組み入れられているのだと言うことも。
よく日本人はアジア人という自覚は薄く、白人の仲間だと思っているなんて言われるが、それならば国防・世界平和の意識も白人の仲間入りを果たすべきではないか?(笑)。

今回の安保関連法案を端的に表すなら、今まで金だけ出してきたけど、これからは命(人)も出してくださいよ、という自由主義陣営からの要請があり、それに安倍政権が答えただけなのだ(なので民主党政権であっても、同じような法案は出たであろう)。
反対派の人たちはその辺がわかっているのかどうかが、ボクには見えてこないのである。
たとえばボクが反対するなら、その自由主義陣営の平和ってなんなのよ、ってところから入ると思う。結局武力での平和維持は ISIS を産み(イラク戦争)、さらに大量の難民を生み出しているではないか(フランスのリビア攻撃)。
また、人を出すのだから『思いやり予算』をなくすとか、防衛費を減らすとかして欲しいと訴えるだろう(というか実際こっちのほうは、そうして欲しいと思っている)。

以上、一応ボクとしては網羅的に記したつもりである。もちろん見落としや勘違いなどもあるかもしれないが、安保関連法案について少しでも考える機会となれば、幸いである。