ロケ弁マザーと Atok

今日は教会で弁当が出た。
じつは日本で新型コロナが欧米より広がりが遅れているのは、以下の三つがあるのではないかとボクはかってに予測している。

  1. 家の中は土足禁止
  2. 教会に通う習慣がない
  3. 外国旅行者の到達速度

とはいえ①に関しては、土足を禁じる欧米の家というのは増えているのだそう。なので、これは大分偏見めいた説かもしれない。

②はキリスト教会が新型コロナの感染源になっているのは紛れもない事実で、欧米ではどうもこれは大目に見られているというか、仕方ないとみられているフシもあるようだ。もちろん対策に乗り出している教会もある。
教会というところは何せみんなで賛美歌を歌う。そこへマスクを嫌う人たちなもんだから、言わずもがなだろう。

③は渡航制限などにより、欧米で流行ってからその感染者が日本に来るため、タイムラグが起きるというただそれだけである。

とはいえ欧米に対して日本には「満員電車」という不利な条件がある。ただこれも欧米に満員電車がないのかというとそんなこともない気がするんだけどね。

で、ボクが行っている教会はどうかというと、感染対策はけっこう徹底されている。まず教会での飲食は禁止となった。さらにライブ配信を基本とし、集まるのは 15 人までとしている。さらにこれは気休めでしかないのだが、空気清浄機の増設、酸素濃度を測る機械の設置、教壇にアクリル板設置、といった最低限のことはしている。
今のところ、感染者は 0 だ。

で、今日は何があったのか覚えてないのだが<ヲイ、午後にも集会が及ぶと言うことで、教会でも昼飯が出たというわけである。
でまぁ、話は別に新型コロナ対策のことではなく、出た弁当のことだ。
ロケ弁マザー』というところの弁当らしい。
有名らしい。
ボクは知らないけど(汗

ロケ弁っていうと津多屋しか知らないなぁ。

いただいたのは油淋鶏弁当。まぁ日本の油淋鶏って本当の油淋鶏じゃなくて、鶏の唐揚げに甘酸っぱいタレをかけただけなんだけどね(汗)。本当の油淋鶏は揚げるのではなく、熱した油を鶏肉にかけながら調理していく。

でも有名だけあって味は確りしてたわ。鳥の揚げ具合もちゃんとしていて、揚げすぎず、肉の柔らかさを保っていた。
あと弁当らしく、冷えたままでも美味しいと言うことだ。この辺、コンビニ弁当と一線を画しているような気がする。コンビニの弁当はコンビニに電子レンジがあるためか、暖めることが前提となっていて、冷めたままではやはり味がどうしてもイマイチだ。その点、津多屋やこのロケ弁マザーの弁当はよくできているのではないかと思う。もっとも、冷えたままで美味しいと言うことは、もしかしたら調味料の量も多いのかもしれないが(^^;

ところで、ボクは iPhone でも Atok を使っているのだが、妙なバグが起きたので SS 撮ったw
フリック入力の部分が、前の表示が残っている。
前世紀からプログラミングをかじっている人ならば、懐かしく思うかもしれない(90 年代までゲームなどでもよく見たバグだからというのと、初心者プログラマがよくやるバグだったから)。

温泉も入りたいので、万座行く

というわけで写真も撮れたし、神社に至っては二つも撮れたし、お気に入りのチーズは買えたし、あとは温泉だ。
この東御市から近い温泉はいろいろあるんだけど、個人的にはやはり硫黄の酸性泉に入りたい。
となると候補は前回もここから行った万座温泉なのだが……いやー、遠いだろ。そもそも万座温泉は日帰り入浴の時間が早いことをボクは知っていた。ところがいろいろ検索してみると 18 時まで絵殺っているところを見付けた。

おお……。

一応そこに電話すると、確かにその時間までやっているという。

というわで、滋野神社を 15:30 に出発。今回の日記では幾度となく登場している烏帽子火山群の峠越えを目指した。
この道中はずっとワインディングが続いていて、心地よいドライブが楽しめる。
なので動画もそのうちまとめられるといいな、と思いつつ……。
また紅葉も完全には散っておらず、チラホラと楽しむ事が出来た。

万座温泉についたのは 16:37。余裕の到着だ。施設の名前は『万座亭』。過去にも利用したことがあり、例えばこちらの日記では銀世界の時の動画が残っている(上から二番目の動画)。

ところで万座亭が 18 時までやっているというのはあまり知られてないことらしく、万座に向かう有料道路『万座ハイウェー』の料金所の人に「今からじゃ日帰り入れないよ?」って言われてしまった。「でも電話で確かめたので大丈夫だと思います」と答えてお金を支払った。
ちなみにこの料金所は 17 時を過ぎると無料で通っていいらしい。料金所の人に「帰りは払わなくて大丈夫」と教えてくれた。

というわけで、ここでたっぷりと硫黄三昧。万座の湯質は草津よりも好きなのだ。
お風呂からあがると、外の気温は 0 ℃! さすが標高 1800m!

つぎは晩飯! 晩飯は高崎まで出てイタメシか、同じく高崎・前橋の方に出て登利平かと決めていた。
登利平は東京では弁当が有名なのだが、ここ群馬の地元では食堂としての認知度も高い。というわけでこれから高崎・前橋まで戻っても開いている登利平を検索して、向かうことに。場所は前橋市公田町というところらしい。そしてついてびっくり! なにこのお店! 馬鹿でかい! バスがとまる用の駐車場まである!
すげー、団体さんで来るようなお店なのか。
そしてなかなかの昭和館。
これが維持できてるってすごいなー!!

気分が盛りあがってしまったので、一杯なので閉まった。今回メインはソースカツ丼。こちらのお肉は豚だ。
ソースがけっこう濃くて、そしてちょっと苦みもあり、なかなか大人味。
鳥は唐揚げにつくねとねぎまを頼んだ。柔らかくてプリプリでうまい。ええやん! 焼き加減もいい感じ。

まさかこんなに豪華なお店だったとはなぁ。

そんなわけで 21:15、すっかり気分がいいまま帰路につく。
22:50、帰投。
総走行距離は 442.0km だった。東京から大阪までには届かないくらい。大津ぐらいかしら?
相変わらず無計画な旅行だったが、今回もまずます成功と言っていいんじゃなかろうか。


本日のコースは以下の通り。J 地点が登利平の場所となっている。

最後にアトリエ・ド・フロマージュで買ってきたチーズ、いろいろ。
一番最後のカマンブルーだけ中身の写真がないのは、おみやげとして知人にあげてしまったからだ。
そしてここのチーズは実は塩気がそんなに強くない。初心者でもお勧めだ。
パン、特にフランスパンの上に乗せて食べるのがお勧めだが、お酒のみにはつまみとしても充分おいしいと思う。
特にバジル入りはかなり風味があって、楽しめる。

せっかく東御市に来たのだから、チーズ買う

さて、海野宿写真はそこそこ撮れたのでご飯を食べに行く。
実は食べに行くお店は決めていた。と言うのも、高速を降りたとき、すげー混んでいる地元の洋食屋を見付けたのだ。次々と車が吸い込まれるように入っていく。これはいわゆる地元で美味しい系の店だろう、そして写真を撮ったあとなら空いているだろうと予想。

ところがである、写真を撮りおわって 14 時頃に行ってみたんだけど、そのお店はほぼ満車で大混雑状態。
ええ!? 平日なのに? もうお昼休み終わってるのに? 田舎って 10 時にお茶、12 時にお昼、15 時にお茶って決まってるんじゃないの? 14 時過ぎても並んでるってどういうことよ!<偏見

コロナ禍ということもあってあまり混んでる店は NG だろうということで、泣く泣くあとにした。

となると別の店を探さないといけないのだが、長野県と言えば側だ。東御市の隣は小諸市だし。
しかしざっと検索するも、どこもお店自体が昼休みに入っているか、15 時には昼休みになってしまう店ばかり。
そっかー、そうだよなぁ。

というわけで、信州味噌を使っているというラーメン屋がやっていたのでそこにした。
なんかここも地元ではそこそこ有名らしく、14:15 だというのにけっこう混んでいた。店の名前は『みそ丸』。でも実はボク、信州味噌、あんまり好きじゃないんだよね<ヲイ。何故入ったし、ヲレ(ぁ

つけ麺と餃子を頼む。つけ麺は石臼つけ丸。餃子にも味噌が入っているという味噌餃子。
すごい、味噌づくしじゃん!
お味の程は!?

ごめん、実はさっぱり覚えてない<ヲイ
だってもう半年近く前なんだものー。餃子は独特だったなーっていうのは何となく覚えてるんだけど、何がどう独特なのかも説明出来ない。ちなみに一番最後の写真の肉味噌みたいなやつはこのお店では「ばくだん」と呼ばれているモノで、辛味噌とごま油を挽肉であえたようなモノなんだけど(もしくは味噌とラー油と挽肉?)、これをつけ汁にいれると味変する感じ。

さて、実はここから先はノープランだった。海野宿行って、飯食えればいいかみたいな非常にアバウトな計画だったのだ。で、ここで思い出したのが、ブルーチーズ専門店『アトリエ・ド・フロマージュ』だ。一昨年の同じくらいの時期に訪れている。
ここでブルーチーズ買って帰ろうということで、来た道を戻り、東御市に入って北上。
来るのは二年ぶり。前は山羊がいたのだが、今日は羊だった。しかも二頭。そして小屋もなんか可愛いのに建て替えられている。
このチーズ工房はなだらかな山の斜面にあり、360° ぐるっと周囲を見渡せる。この東御市は南北を山で囲まれていることが解る。一番最後のパノラマ写真はちょうそ 360° になっていて、ボクの車より左側が南方面、右側が北方面となっている。
南方面には八ヶ岳連峰の連なりが見える。北側が海野宿の日記でも出てきた烏帽子火山群である。このチーズ工房はこの烏帽子火山群の山裾に存在することになる。

チーズそのもののレビューはまた別の日記に書きます。

さて、それからちょっと下って、神社を撮影。チーズ工房に向かっている途中で見付けたものだ。
滋野神社』というらしい。読みは「しげの」とのこと。『建御名方神』を祀っているらしい。やっぱり長野県は国津神の神社が多いのかしら? ちなみにここ長野県が国譲りをする前の出雲国の最東端とする説があるらしい(そしてその出雲国が邪馬台国だったという説も)。ただ、諏訪神社は確かに出雲系の神なのだが、その前から信仰されていた神はいたようで、出雲国に侵略されると同時に諏訪神社も神が入れ替わったという説があると聞いている。その元の宗教を知りたいんだけどね……。
それは東北もそうで、大和王権が東を平定する前の宗教は当然あったとおもうんだけど、資料があまり残っていない。ただ思うに東北は国というよりも集落ごとでまとまっていたようなので、それぞれの集落ごとに宗教は異なっていたんじゃないかなぁと思っている。
で、自分の作品の話になるのだが、黒翼というキャラクタが今の天皇方ではなくて東北の方に肩入れするのは、過去にこちら側の神と何かあったっていう設定があるんだけど、物語としての設定はあるものの、具体的な神の名前や時代背景などがきっちりと決められずにいる(^^;

それにしても驚いたのが真っ赤な本殿だ。参道自体、鬱蒼としていてあまり手入れされてないのかななんて思っていたので、あまりにもキレイな赤に思わず見とれてしまった。拝殿とのコントラストの差が面白い。

さて、他に残すは温泉である。せっかく遠くまで来たのだから温泉に入らない理由はない。
時刻は 15:28。
やばいな、田舎の温泉は 17 時とかに閉まってしまうところも多いし、宿泊施設の場合も同じく夕方には日帰り入浴はやめてしまう。

硫黄の温泉、行っちゃう? 行っちゃう? でも間に合うかなぁ……と思いながら、そのまま烏帽子火山群を越えて群馬県に入ることにした。