(関連記事:ゲームデザイナーの死、ねぇ)
ソーシャル ゲームに関わっているわけだけれども、それへの愚痴は以前にも書いた。
今日は新たな愚痴(笑)。
ソーシャル ゲームはその名の通り、他人と関わることが前提となっている。なので協力して敵を倒すとか、素材集めに協力してもらうなんて要素が入っている。そして運営会社にとって大事なのは、毎日ログオンしてもらうことだ。
実際、協力プレイもそのために行われているようなものだ。ギルドやパーティの仲間から協力要請が来たら、一応答えざるを得ない。また、ログイン率を稼ぐために、毎日ログオンしていると運営からプレゼントをもらえたりする。
他にもお正月、節分、バレンタイン……などのイベント毎にゲーム内でもイベントをやったりプレゼントをしたりする。もっとスパンが短いものになると、昼休み特典とか言って 12 ~ 13 時の世間で言う昼休みの間にログオンすると何かもらえるとか、そういうのもある。
まぁ、いいんだけど……。
何が不満かというと、本来ゲームには「目的」があるはずである。
それはまぁ、野球とか将棋にもあるし、コンピュータ ゲームにもある。たとえば RPG でラスボスを倒してお姫様を助けるとか、ブロック崩しならブロックを崩すことだし。が、ソシャゲにはその「ゲームの目的」というのが希薄だ。
勿論、目的が設定されていては、目的を達したらゲームが終わってしまうと言う問題がある。ソーシャル ゲームというか、ネットワーク対応ゲームは終わりがないように作らなければならない。
まぁでもそんなことは簡単である。ラスボスを倒したら、また次のボスが出てくるとか、そんなんでいいと思う。推理小説は主人公の行くところ行くところで殺人事件が起きるじゃないか。ソーシャル ゲームでもゲームの目的は設定できるし、ボク(主人公)はなにをするために今このゲームをやっているのかというモチベーションが出来る。
そう、ボクのゲームのモチベーションは、そのゲームの目的とイコールだ。
ところがソーシャル ゲームの目的はさっき上で説明した「プレゼントをもらう」ことが目的になっている。○○したら○○をプレゼント、○○以内にログオンしたら○○をプレゼント、○○を○○分以内に倒したら○○をプレゼント……。いやいやいやいやいや、勿論それは別にいいんだけどさ、そもそもこのゲーム、なんのゲームなのよ!? って言う。
プレゼントはいいから、もっとゲームの設定と物語を活かした内容のものをさせてくれよ。たとえば RPG で勇者ならさ、モンスターとかに困っている国とか村とかに行って、そこでモンスター倒して、平和をもたらさせてよ。その画面に出てくるダンジョンはいったいなんのダンジョンで、なんのためにあって、どうしてボクはそのダンジョンを攻略しなくちゃいけないのか、さっぱり解らないよ!(しかも前にしか進めないしwww
って、ボクは思うんだけどなぁ……。
みんなどんなつもりでソーシャル ゲームやってんだろ?(という話は、また別の機会に書きます)