ThinkPad X31 に Windows 8 が入らなかったでござる

さて、メインで使っていたノート PC の HDD が逝ってしまった(7/27)。再インストールはめんどくさい。が、まぁ、モバイル環境がないとそれはそれで困るので、とりあえず外付け DVD ドライブと一緒に会社で仕事をしながらセットアップしようとした。
とりあえず Windows 8 32bit 版を放り込んでインストールを試みるも、インストール途中でエラーが出て終了。なんだ? 間違えて 64bit 版のディスクを放り込んだか? と思ったら、ちゃんと 32bit だったって、Pentium M って PAE ないんかい!

\(^o^)/

というわけで、ThinkPad X31 には Windows 8 はインストール出来ませんでした。っていうかさ、PAE なんてどうせ 2GB しか積めないマシンなんだからいいじゃん! インストールさせてくれよぉぉぉぉお(T_T)
じゃ、Windows 7 入れれば良いじゃんって思うかもしれないけど、もう Windows 7 はいやだぁぁぁぁぁ。Windows 8 のエクスプローラがいいし、Windows 8 のデスクトップがいい。それくらい洗脳されているんだよね。今更 Windows 7 はイヤだよー。これはもうタブレット的な何かを新しく買うしかないのか? まぁ、X31 自体、もう 10 年以上前の機種だけどね……。

雑木林に入ってみたい!

rural_yn02a
ふと気付くとセミの声に気付いた。ずっと鳴いている。
記憶をたどると、今年蝉の声をはじめて聞いたのは、 7/ 28 の金曜日であった。その時は自宅付近では鳴いておらず、会社に行く途中の雑木林で聞いた。と、ここまで書いて「雑木林」なんて単語を久しぶりに聞いた。

10 代後半に山登りをしていたことも関係しているのだろうが、ボクは木々の中を歩くのが好きである。山登りはもう何年もやっていないが、余暇ができたらいつかは再開したいと思っていて、行きたい場所なんかもなんとなくリスト・アップしてたりもするのだが、山に限らず日本にはまだまだ木々が生い茂っているところがたくさんあって、その中に入ってみたいなぁなんて思ってもいる。
でも他人の土地なワケで当然勝手に入ったらダメだろう。でも持ち主と話が出来れば、中を歩かせてくれるくらいはできるんじゃなかろうかと思っている。特に気になっている雑木林は、以下の二カ所。


大きな地図で見る

大きな地図で見る

雑木林の中をあれこれと散歩して、それからお弁当食べたい。
なんでこういう場所が良いかというと、森林公園と呼ばれているところはさ、道とか整備されてて木々の間がけっこう疎なんだよね。地面も踏み固められているし。こういう場所ならけっこう土がフニャフニャだったり、木々の間が凄く狭かったり、いろいろ面白いんだよね。
夏場だと色んな虫に会えるしね。
でも今夏は無理かなぁ……仕事いっぱいだもんなぁ。

LOOX U にご登場願う

昨日、ノート PC の HDD が逝ったわけだが、かといってまったくモバイル環境がないのも問題だ(打ち合わせなど)。で、ボクはもう一台ノート PC を持っている。その昔、UMPC ともてはやされた Atom のアレである。名前を LOOX U2008 年の末に導入したマシンである。
コイツはメモリが 1GB しかないのが敗因で、その後あまり使わなくなってしまった。
しかしこの LOOX に Windows 8 を入れたら少しは変わるのではないかと思い、昔に Windows 8 を入れたものの、結局、遅くてダメだーって放置していたのだ。そこに改めていろいろアプリやらなんやらを入れてみた。遅くてもないよりはマシかなって思ったのだ。

が! その遅さにあまりにもびっくりする結果となった。

何が凄いって? 例えば IE を起動するじゃん? 起動している間に、マシンがロック(画面が消えて、層電力モードになる。復帰するときに、パスワード入力が必要となる)されるのである。たしかロックに設定している時間は 5 分だったとおもう。
すげぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!! なんだこの重さは!?
他にも、起動してログオン画面までは表示されるものの、パスワード入力できるようになるまで、これまた画面が消える(入力が何もなかったので、省電力のためにディスプレイが消えた)。この時間は確か短めだったので、5 分ってことはないが……。

正直、使い物にならん! 以前入れていた Vista よりも重いぞ!?

これは何か設定か入れるドライバを間違っているのかなぁ??
そんなわけで、普通にウェブブラウジングもできません。
動画再生を試みてみたが、これが普通に再生出来る。再生されるまでが長いけど(ぁ
というわけで何か CPU やマザーボードが何か不良ってことではないみたいだ。一つ一つの動作は特に重くない。うーん、メモリなのかなぁ……なんなんだろ。

ノート PC の HDD が逝ったっぽい

ノート PC を再起動することがあって、再起動したら起動時にハードディスクをチェックすることを強く勧めるという表示が現れた(CHKDSK)。あらー、どっか不良セクタでも見つかったかー、とそのまま CHKDSK をするにまかせると、なんか 12 時間以上 CHKDSK やってた。
で、ふと気付くと(その間仕事してた)画面が真っ暗になっていたので、よくよく見ると、BIOS が「ファイルが読み込めない」っていうエラーを吐いて止まってた。
ちょwwww
というわけで、まったくノート PC がまったく起動しなくなりました。2 年とちょっとの寿命だったかー。とはいえ実際何が壊れたのかはよく解っていない。CHKDSK が HDD を修復していくウチに Windows のシステム・ファイルに関係する何かをダメにしてしまったのか、HDD そのものが壊れていて、アクセスするたびにファイルを破壊するんだけど、CHKDSK のセクタチェックによって片っ端から正常な部分まで壊しまくってしまったのか。
今となっては闇の中である。
というのも、忙しくてこのマシンをセットアップする気力が全くないからだ。

まー、でもちょっとこのノート PC の扱いも悪かった気がする。そもそも 3 回以上落としている……。おかげで周囲のプラスチックの部分が割れてガタガタである。また、布団をかぶせたままで寝てしまったことが有り熱暴走させることもしばしばだった(よく火事にならなかったなと、今は思う)。

新しいノートを買うしかないかなー。でもボクの本命は 20 万 する(ThinkPad X Tablet)。

結局、この日はとりあえず復旧はあきらめ、そのまま何も見なかったことにして電源を落とした(ぁ
個人的にはそろそろモバイル環境でも 16GB 越えの環境が欲しいのよねぇ……うーんどうしよ。

TAMA Networks リニューアル

rural_ay00g
TAMA Networks のテーマを刷新しました。
動機は「もうちょっとコンテンツ毎にまとめたい」というもので、うだうだと仕事の合間をみては WordPress のテーマをいじっておりました。あと元々 TAMA Networks は始まったばかりの頃は背景が黒かったので、黒に戻したかったのと、シンボル・カラーは青だったので青にもしたかったってのもあります。で、favicon も変えました。

逆に見にくくなってたら、ごめんなさい(汗)。

メニューは「小説」と「エロゲ話」ってのが追加されています。「小説」は週一で更新出来るといいなと思いつつ……リハビリです。とはいえまだ過去に書いたものを載せているだけですが。「エロゲ話」はエロゲ業界の色々なコラムです。過去のもまとめて置きました。
しばらくはこの構成でいけるといいなぁと思いつつ……ゆるりと見守っていただければ幸いです。

彩色という役割

6/28 にボクが管理しているブランドの第一弾となる「サンタフル☆サマー」というのが発売された。ボクは作品のできについてはけっこう満足していて、気に入っている。ただしボクは中身には携わっていない。飽くまでもディレクタをちょっと補佐したくらい。この作品はディレクタやシナリオ・ライターの力によって出来あがった作品である。
2ch での評判もなかなかよく、ホッと胸をなで下ろしているところである。
ただ、エロゲ批評空間だと評価がそんなに高くないのよね……どうしてこんなに開きがあるんだろうか(汗)。

さて、この「サンタフル☆サマー」という作品、ひたすら彩色さんを巡る戦いだった。いや、その戦いをしていたのはボクだけだったのだろうが、とにかく彩色するひとに困ったのだ。彩色とはなにをする人かというと原画家が描いた絵に色を塗る人のことである。ただ一言に彩色と言ってもいろいろと役割がある。

  1. 色彩設計
    キャラクタ設定に色をつけて、色設定を作っていく
  2. 仕上げ
    彩色は一人の人間がやるわけではないので、色んな人がやった彩色を一つの作品として統一していく。
  3. 彩色
    1 の彩色設計を元に、原画に色をつけていく。

上の場合、1 と 2 はだいたい同じ人がやることが多い。この 1 と 2 をやる人のことを「CG チーフ」もしくは「CG ディレクタ」と言う。で、サンタフル☆サマーではこの「CG チーフ」の獲得に非常に困難を極めたのである。というのもこの CG チーフ、実は割に合わない仕事なのだ。
色彩設計をし、そして色んな人があげてきたバラバラの CG(いちおう設計図は渡すけれどもどうしても塗る人の個人差は出てしまう)を統一させる。さらに CG の発注などもこの CG チーフが請け負う。それでいて、給料って言うのは普通の彩色だけする人とそんなに差がない。3 万 ~ 5 万くらい。
さらに版権モノといわれる「パッケージ」「広告」「雑誌用の描き下ろし」「テレカ」「タペストリー」「抱き枕」などのでかい絵はだいたいこの CG チーフが塗る。
そして忘れてはならないのが、その作品の映像カラーを決めるのは CG チーフなのである。「あれ!? それは原画家さんの役目じゃ?」と思う人もいるかもしれない。ところが作品の映像的カラー(雰囲気、特色)は圧倒的に CG の手によるものが大きいのだ。
どんなに原画家さんがいい絵をあげてきても、CG さんのセンスが悪いととても悲しいことになってしまう。また逆に少々原画が下手でも、CG さんのセンスが良ければこれがなかなかけっこう見られてしまうのだ。え、具体例を出せって? いやね出せるんだけどさ、ボクがそれを出した瞬間、悪い方の例のメーカーさんはボクを目の敵にすること間違いなしなので出せないのよ(爆)。個人的にボクに聞いてくれれば、お答えします!(マテ

そんなわけで実は CG、特に CG チーフの存在ってのは非常に重要だし、ぶっちゃけてしまえばそのブランドのカラーを決めているのも CG チーフさんと言える。

なので原画家さんと同じくらい CG さんの名前はもっと出すべきだとは思っていて、そしてもっとユーザに CG さんは褒め称えられるべきなんてことも思っている。実は、ある作品が売れて、その作品の原画家とシナリオ・ライターが引き抜かれたんだけど、その後さっぱり作品が出ないとか、その後の作品が妙にレベルが下がったりなんてことはよくあると思うんだけど、アレの原因は CG チーフさんも引き抜かなかったからなんだよね。結局原画家ってけっこう CG に助けてもらっている所があるし、そもそも原画ではおかしくなかった絵も、塗ってみると実はおかしかったりすることがあって、そのために原画家や CG チーフが塗り上がったとに原画を直すなんてことは日常茶飯事なのだ。
どうして原画段階ではおかしくないのに、塗り上がるとおかしくなるなんてことがあり得るのかというと、これは塗ることによって陰影がつくことが主な原因だ。陰影がつくと人間の目は奥域を持った 3D 的解釈をする。すると実は手が短かったり、足の間接の曲がりが変だったり、身体のバランスがおかしかったりしているのに気付くのだ。なので改めて原画家さんや CG さんがその部分を直して塗り直したりしている。これが下手クソな CG が塗ると、陰影もデタラメになるため、よけいおかしくなり、原画そのものが崩壊したり、逆におかしな所に気付かなかったりして絵としてのクオリティが下がってしまうのだ。

でね、CG チーフ。去年の 10 月頃からずっと探し続けている。実はアテは 4 人あった。一人はものすごく忙しいので断られた。もう一人は原画家を目指しているということで断られた。残りの二人は「もう CG チーフはイヤだ」という理由で断られた。そう、CG チーフはたくさんの仕事がある割に、誰にも注目してもらえないし、給料も普通の彩色さんよりちょっと高いだけ。それならばその腕を活かして外注として食っていく方がよっぽどお金になるし、時間も自分でコントロール出来るのだ。
腕さえ良ければ、1 ヶ月で 40 万以上稼げる。さらに単価の高いところ(コンシューマ系や、リーフさんなどの有名どころ)を捕まえれば単価はもっと上がるのでさらに稼ぐことも出来る。ところが CG チーフとして社員でいるとせいぜい手取り 25 ~ 30 万が普通。下手をすると 20 万以下の所もあるんじゃなかろうか……。

そんなわけで、CG チーフの価値って言うのはもっと市場で高めていく必要があると思う。それこそ、原画家さんとタッグになるべきは、シナリオ・ライターではなく CG チーフなのだ。というわけで、ボクに CG チーフをください、おながいします<そこかよー

Apoptosis III / rain forest

それからどれくらい飛んだだろうか。
時間にしてみたらそう長いこと飛んでいないことを、トーヤは何となく陽の傾きから知った。
でも移動距離は半端じゃない。
フォルホクの沢は北に五〇kmは飛ばないとつけない、トーヤが薬草を採りに行く場所としては最も遠い沢の入り口だった。
普段のトーヤなら、ここに来るだけで三~四時間はかかってしまう。雨の降っていない日を選んで、午前中に出発しないと来られない場所だ。
もっともこの森自体は、ここからさらに五〇km北に進んでも終わることがない。実際、トーヤ自身もこの森がどこまで続いているのか皆目見当が付かないくらいこの森は広大なのだった。
「ん~~~~……っ!!」
少女が長い金色の杖を振りかざして大きく伸びをした。
飛んでいる間にいくつか跳ねた水滴が、彼女の髪の毛をつたってキラリと光る。
天は相変わらずの曇り空。
けれどもここは少し森が開けていて、幾分明るかった。
フォルというのは落ちるという意味があって、ホクは集まると言う意味らしい。
確かにこの辺りは丘陵になっていて、地面が落ち込んだ所で幾つもの沢が合流しており、トーヤ達の目の前にささやかな沼を創り出している。だから森が少し開けているのだった。
ただ湖と言うほどは大きくはない。
ここにはシダや広葉樹達の間にたくさんの薬草に使える植物が所狭しと自生している。
豊かな水と、ささやかではあるが森の中よりも太陽の光が届くからだろう。
沼の周囲は湿地のような状態になっており、普通に足を踏み入れるとズブズブと底なし沼のように沈んでしまう。
ここでは空中浮遊の呪文が欠かせない。
「さて、じゃぁさっそく摘みましょうか」
少女はそういうとまた二、三言呪文を唱えた(Plant Control, Detect Magic, Speak with Animals)。
それは一瞬の出来事で、トーヤにはまったくもって理解できなかった。
そもそも少女の呪文は速すぎる。
トーヤが一分や二分かけて行うような魔法も、少女はほんの数秒で、いや場合によっては一秒もかからずにかけることが出来るのだ。
その魔法の仕組みそのものを、トーヤはまだよく解っていなかった。
「何ボーッとしているの?」
少女がトーヤに歩み寄ると、下からトーヤの顔をのぞき込んだ。
「あ……いえ、なんでもないです……」
慌ててトーヤが顔を背けて視線をそらす。
「なによなによ?」
すると少女がトーヤの顔を追っかける。
「な、なんでもないですってば~~~」
今度は少女を押しのけようとするが、トーヤの腕は空を切るだけ(少女の身体は何重もの魔法障壁に守られており、普通に触れるだけでも困難である→ AC:-24)。
「わわっ!」
バランスを崩して危うく転びそうになるが、まだ飛翔の呪文が残っているせいか、勝手にバランスを取り直し、トーヤはくるんと身体を回転させて、また元の立ち姿勢に戻った。
「あぶないあぶない……」
額の汗をぬぐうと、フゥと溜息をつく。
「まったく、何を考えていたのかしら……」
少女は呆れると、沼の縁にそって歩き始めた。
「あ、ま、待ってくださいよ~」
トーヤがあとを追う。
「わっ……」
そこで自分の前を歩く少女の姿を見て、トーヤは思わず立ち止まった。
少女の向かう先には、いつの間にかたくさんの動物が立っていた。
まるで少女が来るのを待っていたかのように。
空を見上げれば、鳥たちも悠々と空を旋回していた。
トナカイに野ウサギたち、クマやキツネにオオカミ。足許に目をやれば、小さなハリネズミなんかもいる。
絶対に一緒にいるはずのない動物たちが、少女を取り囲んでいた。
「ありがとう。でも、あなたたちはあなたたちのことをしてていいのよ?」
嬉しそうに笑う少女。
「もし暇なら、薬草の場所を教えて?」
その言葉をちゃんと理解しているかのように動物たちはそこここと薬草のある場所へ走っていく。
「トーヤ、手分けして摘みましょう? でも、全部とっちゃダメよ?」
「わ、解ってます」
少し圧倒される。
けれどこれが少女の力。
そして少女がいかに森にとって大切な存在か。
また、森がいかに少女を大切にしているか。
その証だった。