浅草橋駅西口のすぐ真ん前にあるラーメン屋「天竜」に行ってきた。前々から気にはなっていたものの、昭和ながらの店で、工夫の内札幌ラーメンなんだろうなと勝手に想像していたから、入っていなかったのだ。ただこのお店の近くを通るとトンコツ臭がひどく、なんで札幌ラーメンでトンコツの匂いがするんだとずっと疑問だった。ただ、実はトンコツというのは色んなところで使われていて、例えば喜多方ラーメンなんかも、メインは醤油だが、コクにトンコツを使っている。 Wikipedia によると、なるほど、やはり札幌ラーメンもトンコツを使うようだ。味噌にばかり囚われていたが、札幌ラーメンでもトンコツを使っているとは知らなかった。
まずスープは、塩が前面に出てる感じ。コクや出汁はちょっとうすめ。そして、チャーシューや麺の甘さ、三つ葉の味一つ一つが味わえる感じ。これは……美味しいけど、このおいしさを堪能するには、かなり舌がしっかりしてないとダメなんじゃなかろうか。ボクなんかは途中で飽きてしまう。じっくりそれぞれの具材と麺の味を味わえる人には、かなりいいハーモニーになっていると思う。
個人的に NG だったのが、油の多さ。まろやかさのためだろうか、ちょっと油が多かった。あとでこの店を教えてくれた人に聞くと、「油少なめで注文してます」とのこと。なるほど、それならボクももっと楽しめたかも知れない。