引っ越し

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今日は親会社の引っ越しがあった。
ウチの会社は 2F に親会社の支部が、そして 4F にエロゲ部隊が入っている。このうち、2F がより広いところに引っ越すことになった。つまりビル的にはエロゲ部隊だけが残ることになる。
引っ越し先のネット回線は新規契約という方向で進んでいたとボクは認識していた。現に、どのコースを引くかとかその辺の打ち合わせが事前になされていたからだ。

ところが、回線も引っ越しということが当日に判明する。

2F も 4F も同じ回線を利用していたので、回線が引っ越してしまうと 4F は一切ネットに出られないことになる。しかも困ったことに、このビルの基幹サーバは 4F のエロゲ部隊が担っているのだ(ボクが本社とエロゲ部隊のネットワーク管理者なため)。

というわけで、まずは本社側の引っ越しをおこなう。
ルータなども引っ越し、本社側のネットはすぐに使えるようになった。

問題はエロゲ部隊の方である。今から光回線を引こうにも、実際に引かれるのは早くても一週間後だ。
で、どうしたかというと、UQ WiMAX をヨドバシカメラで契約。コイツを Gateway にした。
しかし固定 IP が使えない。そこで WiMAX をつなぎっぱなしにし、amatsukami.jp で glace.me などの DNS を運営。
これで事なきを得たか……!?
と思ったのも束の間、WiMAX って、つなぎっぱなしにしてても 24 時間で IP アドレスが自動的に変わることが判明。結局、IP が変わったら DNS を登録し直すというなんともはやな運営となった。
10 月にはエロゲ部隊も引っ越すので約 2 週間はこの運用でやるしかないようだ。

とにかくデリケートなのが Active Directory である。DC(Domain Controller)はこのエロゲ部隊と本社にそれぞれ一台ずつある。エロゲ部隊のサーバはエロゲ開発に使われているので、引っ越し先に持っていくわけにはいかない。
そこでエロゲ部隊のサーバから本社サーバに VPN を張り、Active Directory のやりとりをするようにした。ただエロゲ部隊側が動的 IP なので VPN は必ずエロゲ部隊側から本社に向かって張り、この時 LAN 内の固定 IP になるようにし、その IP に対して DC を設定した。

いやー、ホント大変だったー。

 

停電

会社にいたら、突然自宅サーバと通信できなくなった。同時に親から停電したとの電話が。マジか……。

停電はその後 1 時間以内に復旧。サーバは電源が復帰すると自動的に電源が入るように設定されているので、そのまま起動した。

家に戻って調べて見ると、この停電でプリンタと複合機が死亡した。
えー!? 停電でそんなことってあるの!?
と、当時に家にいた人間に聞いてみると、雷が凄かったらしい。で、近くの落雷とともに停電となったとのこと。なるほど、過電流か?

興味深いのが、4/12 に電源タップを総入れ替えしたんだけど、その時に雷対応とそうじゃないのがあった。もっと正確に書くと、タップ総入れ替えとは書いたものの、一つだけあまり年数の経っていないキレイなタップを使っていたのだ。そいつは雷対応じゃなかったのよね。
そしてプリンタと複合機は、そのタップにつながっていたのだ。

ほほう、雷対応は意味があるのだな……。

ちなみにサーバと音響機器はタップを介さずにコンセントから直接とっている。が、音響機器の場合整流器(?)的なものが挟まっていて、そいつが防いだのだと推測。サーバは……たまたま電源が丈夫だったのかなぁ?

だが解せないことは他にもある。
雷対応じゃないタップに刺さっているのは、なにもこの部屋だけではない。各部屋の電灯、別の部屋の AV 機器はどれも無事であった。うう~ん、たまたまそのコンセントにだけ過電流が流れたってことなんだろうか?

まぁなんにせよ被害は甚大で、プリンタと複合機は修理だけで直るのかどうか心配である……。

HDD 組み替え

会社のサーバのプロジェクト用の HDD の空き容量がかなりヤバくなってきた。とはいえ、3 週間後にはマスターアップも控えている。このような状態でサーバをいじるのはよろしくない。しかし、マスターアップまで持つかどうかもちょっと怪しい感じだ。そこで、既に終わったプロジェクトのデータを他のドライブに待避させて、HDD の空き容量を空けることにした。
とはいえ、サーバにはすでに 7 台もの HDD がつながっており、それぞれが様々な用途に利用されている。

各部署に 4TB x 2 の RAID(ミラーリング)が組まれているのだが、このうちの一つを解体し、4TB をもう一台買ってきて、4TB x 3 の RAID-5 で運用することにした。

  • 当初の構成
    • 500GB x 1(System)
    • 4TB x 1(FTP 用)
    • 4TB x 2(ミラーリング:SVN、DB、部署 1 & GLacé & Galette が使用)
    • 4TB x 2(ミラーリング:部署 2 が使用)
    • 1.5TB x 1(共有用)
  • 新しい構成
    • 500GB x 1(System)
    • 4TB x 1(FTP 用)
    • 4TB x 2(ミラーリング:DB、部署 1 &部署 2 が使用)
    • 4TB x 3(RAID-5:SVN、GLacé & Galette が使用)
    • 1.5TB x 1(共有用)

GLacé  / Galette だけで 4TB を使いつぶす勢いだったので、GLacé / Galette を独立させた。エロゲってけっこう容量食うんだなぁ……。スマフォ、コンシューマは画面が狭いことも有り、GLacé / Galette の 1/4 も使ってなかった。
驚いたのが、ソフトウェア RAID-5 のファイル転送速度。150 ~ 160MB/sec 出た。しかも再構成中だったのに。凄いなぁ。
金曜の夜中、全社員が帰ってから作業を始めて、土日かかるだろうなと思ったんだけど、土曜日の午前中で終わってしまった。せっかくなので、現在進行中のプロジェクトも移行した。これでまた当分は大丈夫そうだ。1 年は保ってくれればいいんだが……(^^;
filecopy

増設成功

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拡張 SATA カードを増設して、5TB x 2 は認識した。コイツをフォーマットしたら、4TB x 2 の中身をコピー。6TB 近く使ってたからコピーにすげー時間かかるんだろうなぁと思ったら、そうでもなく、1 日もかからずに終わってしまった。コピー中のダイアログを見た感じでは、秒間 130MB/sec くらい出てたから、14 時間くらいで終わったと思われる。
というわけで、4TB x 2 を取り外し、4TB x 2 がついていたところに 5TB x 2 を取り付けて、アクセス権を設定し直して、終了。コピーしていた時間がほとんどとは言え、なんだかんだでこう言うのって一日がかりなんだよなぁ……。そんなわけで、セキュリティ上晒していいのかよくわからんが、amaterasu サーバの HDD の様子を貼り付け。
computer dirve
それにしても 10TB となると、1024 換算だと 9TB と 1TB も差が出るのね……。何の話かというと、二進法を利用するコンピュータでは 1K は 1024 であることが多い(正式には 1Ki と表記する)。5TB の HDD というのは 1K = 1000 で計算している数字だから 1K=1024 で計算してしまうと、9.09TiB になってしまうのだ。なんともはや悲しい限りである。

下の写真は左が秋葉でみつけた風景。エロゲの登校の背景に使えそうと、思わずパチリ。右は新目白通りの高田馬場付近。なんで撮ったのかというと、遠くに見える雲がもう夏の雲に見えたので……おいおいまだ4月末だよ!? とか思いつつ……詳しい位置情報は写真にジオタグついてます。
1404240956 1404250957

5TB を認識しなかったでござる

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昨日秋葉で HDD の 5TB を買った。TOSHIBA のヤツである。
使用用途はバックアップのための本番環境(汗)。どういうことかというと、現在の自宅サーバは 4TB x 2 で運用されているのだが、これのバックアップ先 HDD が満タンになってしまった。と言うことはバックアップ HDD を買わなくてはならないのだが、どうせなら、5TB x 2 を買って、今使っている 4TB x 2 をバックアップにすればいいじゃん。
ということで、5TB x 2 を購入したのであった。

でね、自宅サーバはマザーが内蔵 5 、eSATA 1 で PCI に SATA x 4 という構成。
内蔵は、システム(500GB)、ホスティング用(3TB)、データ(4TB x 2)とすでに 4 台の HDD が繋がっている。そこで、買ってきた 5TB は PCI スロットに刺さっている SATA x 4 を使うことにしたのだが……。

5TB の HDD をまったく認識しねぇ……orz

ピクリともしません(ぁ
もともとこの SATA x 4 には Seagate の 1.5TB HDD が 4 台繋がっていた(つなげた日記)。
どうやら 2TB 以上は認識しないようだ……クソー。というわけで増設 SATA カードを買ってこないとダメなようだ。

 

電源タップ、総入れ替え

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金曜日に電源タップを買ってきたので、ボクの部屋の電源タップを総入れ替えした。ボクの部屋は特別に四つのブレーカーから電気を引いている。一つは汎用。クライアント PC や電灯など。二つ目はエアコン。三つ目は音響機器用、四つ目がサーバである。
エアコン用以外は電源タップが 6 つもつけられていて、これらはどれも 10 年以上使い続けている。流石に火事やフューズが心配になってきたので、これらを新しいものに交換したのだ。音響機器関連は、一応整流装置を通してその先にタップがつけられている(効果があるかどうか知らないが)。

ここで、電源に何が刺さっているのか整理してみよう。

  • コンピュータ関連(18 個)
    • サーバ
    • クライアント PC x 2
    • ディスプレイ x 2
    • ルータ
    • 光終端装置
    • 外付け HDD(主にバックアップ用) x 4
    • モバイル機器の充電アダプタ x 3
    • 1000BASE-T ハブ
    • 無線 LAN AP
    • レーザープリンタ
    • 複合機
  • 音楽関連(8 個)
    • ミキサー
    • MIDI 音源 x 5
    • MIDI キーボード
    • アンプ

うわお、電源ケーブルだけで 26 本!
それらの機器をつないでる I/F ケーブルなどもあるので、ボクのデスクの裏はかなりカオスになっている。というか、ケーブルだらけなのを改めて理解した! まぁ、データセンタの LAN ケーブルとかと較べられると、足許にも及ばないけど(汗)。

また無作為に差し込んであったのを、系統ごとにわけてタップを整理した。おかげてタップの数も一つ減り、5 個に。はてさて、電源ケーブルがなくなる日が早く来て欲しいものだ。とはいえ、音響関連はやっぱり有線に頼らざるをえないんだろうな、とは思ってるけど。

ようやっとドメイン・コントローラが 2 台体制になる

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3/4 に組み始めたサーバを、ようやく本社に設置した。長かった~~。とはいえ、3 月の中旬頃からしばらく放置していたが(ぁ
結局、RAID-5 として運用すると飛ぶという現象はマザーボードが不良品だと言うことで、マザーボードを買い直したらあっさりと動いた。まぁ、そんなもんですよね、えへへ。そしてこれでようやく会社の LAN 体制が一段落した。長かったー! 思えばこの LAN 体制にしなくちゃと思ったのが、2012 年の 10 月だからなー。実に 1 年半後に実現である。

どういう体制かというと、ウチの会社は本社と第二開発室に別れている。で、この本社と第二は VPN によって結ばれているのだが、本社にはサーバがないため、本社から第二のマシンにアクセスするには IP アドレスを直打ちするしかなかった。しかも基幹サーバは第二側にあるのだ(2012 年の 10 月に設置)。ちなみにこの第二の基幹サーバの名前は KUROHA という(ぁ
そして、第二側にも問題があった。ドメイン・コントローラというか社内 LAN の名前解決をするサーバがこの KUROHA しかないため、KUROHA が何らかの理由で動いてないとき、社内 LAN のマシン名を解決できないのだ。一応仮想サーバ上にドメイン・コントローラ(TETMET という)は立ててあるのだが、これは KUROHA 上で動いているので KUROHA が落ちたら TETMET も落ちてしまい、何の意味もない。
今回、本社にドメイン・コントローラを設置したことにより、KUROHA が落ちても本社のサーバが名前解決を提供するので、第二側の問題もこれで解決したのである(VPN はルータ同士で張っているので、KUROHA や本社のサーバが落ちても切れるということはない)。

ところでこの KUROHA は元々 GLacé / Galette のエロゲ部隊が伝うために立てたサーバで、コンシューマ/パチスロ部隊はまた別のサーバを用意する予定だった。そしてさらに本社側にもサーバを立てるというのが当時のボクの構想だ。なので本当はあともう一台サーバが必要と言うことになる。

まぁとにかく、本社側にサーバが立ち、さらにドメイン・コントローラ(DC)が本社に置かれることにより、ネットワークのセキュリティが本社と第二で統一され、さらに DNS も置かれたので、マシン名で第二のマシンにアクセス出来るようになった。
これで色んな人から「KUROHA にアクセス出来ない」って言われなくて済むー。
しかも本社に置いたサーバは 8 コアの CPU だじぇ。仮想マシン、いっぱい動かせるじぇ!

こうやっていろいろいじっていると、インフラって楽しいよね、と思う。