なんねんぶり!? やすべえ

やすべえに行った! 事の始まりは、同僚が出向している芝公園にすげー大盛りの店があるので来いよと誘われたことである。ところが行ったら閉まってた(汗)。ご飯がなくなると営業時間よりも早く閉まるらしい。ううむ……

帰り、どこかで食べようと言うことにはなったものの、ボクの胃袋はすでに大食いモードに入っており、生半可な店では満足できないぞと思いながら車を走らせていると、やすべえを思い出した。そうだ、あそこならけっこう量が食えるはずだ。
というわけで、新宿のやすべえにやってきました。440g の大盛りを頼む。

ボクの記憶の中にあるやすべえとまったく変わってなかった。
食い応えあるし、味もまぁまぁ。うまかった!
システムも特に変わってなかった。ということは完成されているんだろう。

いつも通りスペシャルを頼んだ。スペシャルには水餃子が二つ入っているのだが、これがけっこう腹にたまるんだよね。これを計算して麺の量を決めないと、後悔することになるw

しかし新宿店、大人気だったわー。並んでた。ボクらの前に 10 人はいたかなぁ?
ボクらが入れた後も続々と客が来ていた。すごいなぁ。
ちなみに、タイトルは「なんねんぶり」と書いてしまったが、日記を検索すると 2013 年の 4/30 に池袋店に来店しており、そんなに久しぶりでもなかった(笑)。ボクの記憶では池袋に勤めていた時(8 年くらい前?)以来だと思っていたので……。

話変わって、萌え時計に「鳥越 抄」を追加した。っていうかてっきり入れたもんだと思ってた。まぁ人気なかったからいらないと思ったのかも。前作の 1/2 summer で攻略対象でもないのに妹が人気が出てしまって、その反省もこめてあまり人気が出ないように作ったキャラである。
萌え時計では製品版には入ってない、スマートフォンを持っている立ち絵でそれのスマートフォンを持っていないバージョンも作ってみた。

オカルトがなくならない

和歌山旅行の記事、何故か書くの大変だった(汗)。今記事を振り返って見ると大した情報書いてないのに……なんであんなに時間かかったんだろっていうくらい大変だったなぁ。で、そのおかげで他のくだらないネタが色々放置されてしまったので、とりあえず一つ Pick Up してみた。

上の記事はいわゆる 20 世紀以降のオカルト事件をまとめたものである。よくアフリカで呪術などを使って悲惨な事件が起きたりしてて、それを笑って見てたりするけど、日本もけっこうなもんである(笑)。いや、笑い事ではないか。
偏見ではあるが大方は統合失調症などの精神疾患のように見える。また「思い込み」もバカにはできない。一度そうと思い込むと、人間、なかなかその思いを変えられないものである。

ところでボクはわりとオカルト方面の話を書くことが多い。一見そういう作品に見えなくても、仕掛けがオカルトだったりとか。だからボク自身がオカルトにかぶれているかというと、実際それはそうで、そっちの方面の研究はもちろんしている。だから突如このサイトで上記の事件の当事者のようなことを言い出す可能性もないとは言えない。
人間、何がきっかけで狂うかは、ずっと研究しているボクでも解らないもので、いつも客観的に観察する自分を置いておかなければ、フッと精神が連れて行かれてしまう。この「連れて行かれてしまう」というのはキツネとか悪魔とかに連れて行かれるとかそういうオカルトの話ではなく、脳が完全にそっちに向いてしまうということだ。脳は自分のものであるというか自分自身だとボクらは思って生活しているけれど、しかしその「自分自身」が「キツネに取り憑かれた自分自身」にいつの間にかなってしまっていると言うことは決して珍しいことではない。

とはいえ、この「客観的な自分を置いておく」というのもなかなか難しい。
客観的に見ているようで、実はこっちの方が先にイカれてましたなんてこともあり得る。

ここの記事でも書いたけど、今 20 代であの世を信じている人が増えている。今時の子供なんて、仮面ライダーなどの特撮を見た所でそれらは全部作り物でショッカーなんていないって解って見ているとボクは思っていたんだけど(ボクが子どもの頃は、あれが本気だと思い込んでいた)、実は案外そうでもないのかなって、最近は感じてる。
人間、どこかにオカルト的なものを信じたがっているっていうとなんか言い過ぎなんだけど、特に閉塞感が強い今の日本全体の雰囲気において──この閉塞感については色々と本当は言いたいことがあるんだけど(景気がいいのになんで閉塞感があるんだとか)、今回のテーマとは外れるので掘り下げない──どこかでこの閉塞感を払い取ることは「科学的には不可能」「自分の力だけでは不可能」だと感じているので、「オカルトの力」を何となく期待してしまっているのかな、と。しかもその力は別に社会全体に行き渡って欲しいわけじゃなくて(もちろんできればそれを願ってるけど)、自分だけでも解決できれば(逃げられれば)それでいいかな、みたいな?
なんかそんなのを感じるんだけど、皆さんはどうであろうか?

そしてそれは、神様やスーパーヒーローを求めているのと同じことなんだろうとも思う。

でも、その思いは結果的に不幸を呼ぶとボクは思っていて、やはりどうしても解決が科学的ではないと感じてしまう。「みんながそれを望んでるんだから法律よりもみんなの願望を優先」みたいな感じがするし、理性よりも感情を優先してるように見えるって表現した方が解りやすいか。
漠然とした「閉塞感」の中に、ボクはそれも含まれている。せっかくここまで科学が発達し、色々な解らないことが解ってきて、ボクらに理性的かつ冷静な判断力がついてきたというのに、まだオカルトが幅を利かせてる。

下の写真は会社の近くのコンビニで売っていた、和歌山のアイス見たことない形状のかりんとう(こちらは岩手県)。
アイスの方はチョコの味が強すぎて、みかんの味があまりしなかった(笑)。割れかりんとうは形状が棒状ではなく、板状。イカフライみたいな感じ。でも味はかりんとうだった(当たり前か)。

背景加工したら彼の世を信じて家賃を使い込んでしまう人々

知人から「背景を加工するソフトないか」って言われたんだっけなぁ? 「フリーの背景ない?」って言われたんだっけなぁ。まぁ、背景をアーティスティックに加工するソフトってけっこうあるんじゃない、しかも PC じゃなくて iPhone にとか思って探して使ってみたもの。

ツイートの画像は Prisma っていうソフトで加工した。下のもそうだけど、なかなか頑張っていて面白い。このソフトのいいところは細かいパラメータを指定しなくても「なんとなく」「こんな感じで」みたいな曖昧な操作で作れることだ。
Photoshop を使えばもっとそれらしく凄いモノが作れるとはおもうのだが、あちらは美術的センスやソフトウェアの操作などで専門的な能力が必要とされるが、こちらは何となくな雰囲気を選んでタップするだけである。ただ画素が荒くてゲームには使えない(HD モードがあって金を払うとできるようだ)。

以下のツイートはボクが無い知恵とテクニックを駆使して Photoshop で作ったものだが、やはり素人ではダメだなぁ。

まぁでも今まで絵ができなかったボクでも、写真さえあれば同人エロゲの背景くらいはどうにかなりそうな、そんな気がしている。

話は変わって、今の若い人って科学の申し子っていうと言い過ぎだけど、メルヘンな世界とは縁遠いというか何というか、割と現実主義じゃんかないかなんて偏見がボクにはあるんだけど、この数字はそれを覆してしまった。特に女性が 65% というのは恐れ入った。
とはいえ科学は彼の世を否定してはいない。現在の所観測不可能であって、もしかしたら存在するかもしれない。また、作家という視点から言えば、彼の世はあった方が面白いと思う」。

また、生きる上でも、あると信じて生きた方が幸せかもしれないと思うことはよくある。
魂もなく、死んだら今までの代謝が終わるだけで意識も何もかもなくなってしまうのなら、生きている間だけでもそれを(勝手に)感じて、思って過ごした方が楽しく、幸せであろう。

まぁこちらは、リンク先の記事を読んでもらえれば。

また名前が変わっていたアティティ

今日はインドカレーを食べに行った。ボクが初めて浅草橋に来たときには『アティティ』という名前の店だった。それから『インド ダイニング』となり、今日行ったら『アカス』という名前に変わっていた。なんだなんだ? 赤坂サカスの省略形か?(違
う~む、名前を変える意味は何かあるんだろうか?

ここのナンはデカい。まぁどこもデカいが、ここは一段とデカいような気がする。
ナンはバターナンだと思われるが、バターは少なめである。生地は柔らかい。
カレーも食べやすい味。前は本物のインド料理が出てて、ボクはそっちの方が好きだったのだが、あまり受けなかったのだろう。普通になってしまった……残念。だが、まぁ普通にうまい。

渋谷でやっていた仕事は、キャラクタの表示に Live2D を使っていたので、これを使うと既存の 2D の立ち絵を動かせるのかしらと思ったんだけど、Photoshop のデータから髪だの顔だけだの腕だけだのに分割する段階で、キレイに分割する方法がよく解らず断念。

まぁそれでも荒いながらも無理矢理作ってみようかと思って、のっぺらぼうと目・口・眉を用意したのだが、これも映像的センスがないと変形とかできないね……orz 説明動画とかでこうやって曲げてとか簡単に説明してるけど、ボクにはムリだったってのと、これ、なんだかんだ言って 3D データになるのね。
そしてすげーポリゴン数。そりゃ重いわけだよ(たぶん使い慣れた人は、うまくポリゴンを減らせるのだろうけど)。ボクはてっきり Flash アニメみたいなのを作れるのかと思ったら、全然違った。2D を手軽に動かすって言う割には筋が悪いと感じたんだが、どうだろうか?
3D 化するとしても、もっと大雑把にやってあとはテクスチャに頼ってるのかと思ってたわ。

龍とジャンプ傘と臭い

前々から思ってたんだけど、表明していなかったので。
ファンタジー世界は現実と色々違うことがあるわけだけど、そんな中に想像上の生物がある。ユニコーンとかドラゴンとか、それこそ妖精とか。で、まぁユニコーンだとかケンタウロスだとか、あとゴブリンとかそういうのはスケール感は何となく解ると思う。既存の動物や人間と対比すればよいのだ。
掌サイズの妖精も、まぁ解らんでも無い。こちらは昆虫や小鳥と対比できる。

ではファンタジー世界では人間のライバル(そしてボス敵)であるドラゴンはどうか?
もちろんドラゴンそのもののサイズは様々である。ただここではボス級としようか。
これがなかなか難しい。恐竜をなんとなく思い浮かべるといいのかもしれない。ティラノサウルスの全身骨格は西洋の竜のスケール感のよいモデルになると思う。では東洋の龍は? あの日本昔話でもおなじみの、ヘビ型タイプの龍だ(あれはおそらく龍の子太郎か?)。

それがね、ボクは 10 両編成の電車を見て、これぐらいかなぁって思うのだ。
日本昔話のオープニングは、それより少し小さい感じがする。子供がまたげているからね。
まぁでもボス敵クラスともなれば、この 10 両編成の電車がちょうど良いとボクは感じている。

そうなるとどうだろう、戦闘もだいぶリアルに想像できる。あんな奴が体当たりしてくるのだ。もちろんドラゴンの体は金属ではできてないだろうから運動質量は電車よりは少ないだろうが、しかし体当たりされたらひとたまりも無いことは一目瞭然である。
噛まれたら、そりゃ簡単に体も真っ二つにできそうだ。
さらにドラゴン ブレスも吐く。炎なのかどうかは龍の種類にもよるだろうが。

いやー、冒険者って本当にタフだな。
というわけで皆さんも電車を見たら、是非ともそこに龍の姿を重ねて欲しい。

伊集院光のラジオで彼が傘を買う話を聞いたのだが、彼が「ジャンプ傘」「ジャンプ傘」というのでどんな傘なんだろうと思って検索したら、ただのワンタッチ傘の事だった。しかし Wikipedia によるとジャンプ傘という言い方の方が先に書いてあって、ワンタッチは()で囲まれている。また検索すると「ワンタッチ式ジャンプ傘」という言葉も出てくる。

どうやら自動で開く傘のことを「ジャンプ傘」といい、ワンタッチ(一操作)で開くものを「ワンタッチ傘」というものらしい?? つまり「ジャンプ」と「ワンタッチ」は同時に成立するものらしい。

ボクは縄文人の遺伝子が入っているため、体臭がある。さらに汗かきで太っているため、体臭はひどいものがある。体臭との戦いの話はまた別の機会に話すとして、まぁボクがそういう人間だからという自覚をもっているからなのか、あまり他人の臭いは気にならないというか、体臭についてどうこう言うことはあまりない。
ましてや、芳香剤や香水などの匂いはいい匂いと思うことはあれ、イヤだと思ったことはないのよねぇ。
香水のきつい中年男性もいるけど、たぶんその香水がなかったら、その人の体臭と加齢臭がすげー臭ってくることになるんじゃない? って思う。だから香水をしているほうがまだマシだと思う。

なのでたぶんこの記事まで匂いに敏感な人たちは、ボクと同じ部屋に居られないと思う……orz

探偵部室とかケテルとかのアレ

1/2 summer という作品で、裏の世界は結局なんだったのかとか聞かれたり推察をみたりする。アレと同じ仕組みなのが、翼をくださいの探偵部室(とその奥につながる歯車の空間)である。前者はクロハが作り、後者は熾永が作った。どちらも天使なのでやっていることは同じというわけである。

これをどのように実現しているのかというと、これがまた難しい。というのもボクよりも彼女たちの方が頭が良いので、ボクには解らないというわけである<ヲイ

ただ、裏の世界は無数に存在する世界の一つで、クロハによってその世界に飛ばされている(多世界解釈)のではなくて、アレは確実にクロハによって作られた世界であると言うことに間違いは無い。なのでこの仕組みを使うと、例えば高速道路が混んでいるとき、混んでいる区間の空間(世界?)をいくつも作って渋滞を解消するなんてことも可能だ。
この時、合流視点はどうなっているのかというと、作られた世界と現実の世界が次第に織り混ざっていき、作られた世界はフェードアウトしていく。つまり現実世界からは、作られた世界にいた車が徐々に現実の世界にフェードインしてくるように見える。なので渋滞解決することにこの仕組みを使う場合、現実世界との合流地点に何らかの仕掛け(仮想世界用のレーンとか?)がないと、事故が多発してしまうであろう(笑

1/2 summer の場合、現実の神坐湖町(仙北市田沢湖)を元に 5 つに複製され、その町境にいくにしたがって空間は薄くなっていって、消えている。複製された世界にいる人がその範囲を超えて進むと現実世界に戻ってしまうか、もしくは永遠に出られないことになる(ここは黒翼がどうするかによる)。また、1/2 summer の方は時間の操作も入っているはずである。
翼をくださいの場合は、探偵部室は複製だが、その奥の歯車の部屋は別の空間(宇宙のどこか?)とつながっているといったような感じである。

ここで問題になってくるのが、エネルギー収支と生命の取り扱いである。おそらく複製するとき何を複製するのかは細かく設定できるはずである。そこには住んでいる人も複製するかどうかが決められる。そしてこれもおそらくだが、その世界が不要になったとき、複製されたものは消滅(デストラクト)するのだが、となると複製された人も消滅することになる。
また複製したまま放置していると中にいる人は餓死してしまうだろうし、川や海などはどうなるのかとか、整合性がとれなくなる要素はたくさんある(笑
例えば空間の分かれ目に複製する仕掛けがあって、現実世界を流れてきた川の水は複製されて、同じく複製された世界にも流れ込むとか。ってことはクロネコヤマトの車が境目にきたらそれも複製される?? でもそのクロネコヤマトは現実世界のが Amazon で何か買ったから来たんであって、複製された世界の汐は特に何も頼んでない場合、どうなるんだとか……。
考えれば考えるほど、ワケわからんことになるwww

きっと天使だから、なんか考えてるんだよ、角度とか。ってのがボクの頭脳の限界(ヲイ
この辺、最新の物理学とかに詳しい人がいたらもっとよい解決方法を思いつくことだろう。

話かわって、通勤に使っているバスの話。バスの車内ってなんか臭いするよねって前から思ってはいて、でも何の臭いだっけなぁとなるだけで思い出せなかった。けど、はたと思い出した。そうだ、ホームセンターの臭いだ。油の臭いと材木置き場の臭いがうっすらとするのだ。でも、油の臭いは解るけど、なぜ材木置き場なのかはちょっと解らないでいた。
ただよくよく考えてみると、材木置き場の香りはおそらくだが過去の記憶によるものかも知れないと思った。ボクは公共交通機関に乗ることが、たぶん他の人よりも比較的少なかった。そのためバスというと幼少の頃乗っていた、木が床のバスの記憶が強い。油か何かが塗られたあの黒い木の床だ。それはまさに材木置き場の臭いだったのだ。
なので、バスの中の油の臭いとかがボクの記憶を刺激して、材木の臭いも勝手に連想してしまうのだろう。これはちょうど、車酔い体験をした人が、車内の臭いを嗅いだだけで気持ち悪くなってしまうという現象と同じなんじゃないかと思う。

ミョウガの季節。素麺やお蕎麦、そしてうどんにもミョウガを使っているのだけど、そういえばミョウガっていつから食べるようになったんだろうって調べてたら出てきた話。ミョウガに物忘れをさせる効果があるなんて迷信があったんだなぁ。って親にちょっと聞いてみたら親は知っていた。そうかぁ。

こういう動物や植物の迷信はファンタジーの作品を作る時に利用できるので、メモっておこう。

このツイートは 1/2 summer の話。イイネをつけてくれた人はそうと気付いてくれたのかな。まぁ、上の世界を複製する説明を読めば、その正体もわかると思う。

アーマークラスとひしゅうやの鶏南蛮

ボクがこのところの作品で使っている世界を Lay=Alld というのだけれど、この世界は D&D というテーブルトーク RPG のルールを適用していることが多い。なので例えば戦闘になった場合、筆者であるボクは実際に登場人物の能力値と装備を設定し、サイコロを振って勝敗を決める。
これで主人公側が敗北することもあるが、それはそれで敗北したとして話の続きを作ったりするのである。

とは言え、最近は萌えゲーしか作ってないから戦闘はないけど(^^;

でも不思議な力を使うキャラクタが出てきたり、不思議な現象を取り扱ったりしているので、それらを実現するためにやはり D&D という RPG のルールに則って実現している。

そんなルールの中にアーマークラス(AC)というものがある。これは単純に言えば防御力みたいなものなんだけど、D&D では普通の人間は 9 で表される。この数字は鎧を着たり、身のこなしを訓練したり、生まれつき素早かったり等の要因で下げることができるが、とりあえず普通の服を来ている、何のとりえもない普通の人は 9 である。
したがって街で喧嘩が起きた場合、だいたいはこの AC 9 同士の喧嘩となる。素人同士の場合、AC 9 の人間に攻撃が当たる確率は 1 分間で 1/2 である。つまり 1 分間喧嘩したら、1/2 の確率で相手にダメージが与えられる可能性がある。
具体的に言うと、ヒットポイントが減るほどのダメージを与えられるというわけである。別に 1 分間に 1 回しか殴れなくて、そのうち 1/2 の確率で命中すると言う意味ではない。1 分間殴り合ったり、つかみ合ったりしているうちに、有効な攻撃が 1/2 の確率で発生するかもね、っていう感じ。

こんなことエロゲにはあんまり関係ないんだけど、ボクが作るエロゲには普通の人間じゃないのが出てくるので、どうしても関係してくる。例えば黒翼というキャラクタは通常時でも AC が -20 となっている(戦闘時はさらに下がる)。この数字は普通の人だとクリティカルを出しても触れることはできない。黒翼の方から触れに行かない限り、彼女にどんな攻撃をしても当たらないのである。
月夜野ちあらは -5 ほど。こちらはクリティカルが出れば普通の人間でも触れることができる。

さて、本題はここから。AC が -20 ともなるとこれはもはや鎧など物理的な装備では実現できず、魔法的な力を必要とする。上の例で言えば、黒翼というキャラクタは彼女の周囲に魔法障壁があって、それによって攻撃を防いでいる。
そんな AC -20 に攻撃を当てるのは人間では難しいと言うことは解ったが、では車や電車に轢かれたらどうなるのか? ビルの上から飛び降りたらどうなるのか? そもそも気体はどうなるのだろうか? という疑問が湧いてきた。

そこでいろいろ考えた結果、そのキャラクタにかかる J(ジュール)計算すればいいのかなと言うことを思いついた。たとえば人が片手剣(約 1.8kg)を思いっきり振り下ろしたとする。この時の加速度 33m/s2 とする。ちなみにこの加速度は、プロ野球選手のバットのスウィングの速度から導き出しており、相当慣れた人じゃないと出せない加速度だと思われる。
つまり手練れの一撃、としておこう。

上記のパラメータで計算すると、剣の一撃は相手に約 980 ジュールのエネルギーがかかることになる。手練れの攻撃なので、これを仮に AC 0 に当たるエネルギーとしよう。
さて、現代ではメジャーな武器となった銃器のジュールを調べて見よう。

標準的な 9mm パラベラムは 506.6J らしい。え、剣撃より弱いのかって? それはそうかもしれない。銃と剣の場合、人間の身体に当たる面積が全然違う。弾丸は一点だが、剣は剣身と体が触れる一筋の面積になる。それに手練れの剣撃は充分拳銃よりも致命傷を負わせられるだろう。
さらに狩猟用ライフルは 2711 ~ 4067 ジュール、弾丸によっては 13558 ~ 17625ジュールに達するものがあり、この辺の武器を使えば、普通の人間でも AC -20 を貫けそうである(弾丸ごとのジュールはこちらを参照した)。

また、ダンプカーが時速  10km/h で突っ込んできても 3 万ジュールになるらしいw
こうやって考えると AC -20 と言えども、ダンプカーでひき殺せそうだというのが解る。科学力ってすげー!! 中世ファンタジーでは考えられないエネルギーが素人でも扱えるわけである。

ただ気をつけなければならないのは J だけでは面積当たりのエネルギーが不明であることや、実際に上手に当てられたかどうかの判定はできないので、片手落ちではある。しかし物語を作る上での大きな指針にはなりそうだ。

さてもう一つの問題は気体や液体である。おそらく AC -20 のキャラクタは雨に濡れることはないのかもしれない。だから硫酸や塩酸をかけられても、大丈夫なのだろう。ではお風呂にはいるときはどうなのか? そもそも呼吸はできるのか?

確かに AC が低いと細菌やウィルス由来の病気にかからないというのは面白い設定だと思う。だけど自分の周囲を取り巻く空気の内容まで人間は意識が及ばないはずで、細菌やウィルスだけをよけて息をするなどということはできないだろう。
なのでこちらの方は、まだまだボクの中では解決できていないように思う。

下の写真は渋谷でお気に入りになりつつある「ひしゅうや」の鶏南蛮定食。
タルタルソースもオリジナルっぽい。美味しくいただきました。