いろいろ物を申したいが、通報されて終わり

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夜中に車を運転することが多いボクは歩行者や自転車などの無謀な行動によく遭遇する。たとえば片側二車線のスゲーでかい通りで、深夜ともなると時速 80km とかで車がビュンビュン行き交うような道路(青梅街道とか国道 20 号とか)を、平然と渡る自転車や歩行者、車道のど真ん中を走る自転車、信号無視をして無理に渡る歩行者などなど。そして定番は無灯火の自転車。
本当は車を駐めて、降りて、その人に説明したい。凄く説明してさらに解説したい。その人のやっていることが如何に危険であるかを。特に歩行者に多い気がするんだけど、無理な横断を平然としかも急がずに歩いて渡る人がいる。アレの心理は「歩行者の方が強いんだ」「ブレーキ踏ませとけ」ということなのだろうけど、そもそも「あなたの存在に気付いていない」ってことも充分あり得ることを肝に銘じて欲しい。そう、たとえ道路のど真ん中にいようとも、だ。運転手にもそうやって堂々と渡るお前ほどバカなヤツはいくらでもいるwwww
あともう一つはそうやって渡って轢かれて、確かに歩行者の方が強いし、警察に捕まるのは運転者の方だが、歩行者もタダじゃ済まないってことをもっと考えた方がイイ。後遺症が残って普段の生活さえままならなるかも知れないし、下手したら死ぬ。
だから歩行者がどんなに強かろうが、逮捕されて多額の賠償金を払うのは運転手だろうが、事故って良いことは何一つない。でも運転免許を持ってない人は自分のやっていることがどれくらい危険かは解らないことも多いと思う。だからそういう人たちに「あぶないんですよ」と説明したい。

だけどそういうことをすると、たぶん「不審者」として通報されるんだろうなぁww 特に女性とかにはね。んで「○○市の○○にて声かけ事案発生」とか警察の不審者情報に書かれて地域に配信されてしまうのだろう。

なんかもっと赤の他人に話しかけられるような社会っていうか……うまく言えないんだけどさ、田舎はそうでもないのかもしれないけど、東京だとハードル高いなぁって凄く感じる。ボクがイケメンだったり可愛い女の子だったりすればその辺のハードルって下がるんだろうか?(爆)

ところで上で書いた様な無謀な行動をする歩行者や自転車の人たちに、20 代の頃は怒りすら覚えていたんだけど、最近はずいぶんと考えが改まった。教習所で習う通り、道路は交通弱者優先なのである。なので無謀な横断などに遭遇したら歩行者のために最善を尽くすのが当然であるし、そのような状況に対応出来るように運転すべきなのだ。なので今はわりとのんびりと構えている。
まぁそれでも限界はあると思う。運転していて認識不足や誤解は決して珍しいことではない。そこにひょいと歩行者や自転車がいたら、もうどうしようもない。なのでやはり無謀な行為をする人に対しては、「今のは凄く危険でしたよ、命がなくなるところでしたよ」って説明したいなぁ……。

脳の老化か? それとも、そもそも脳がおかしくなったか?

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これから話すことは、なんて言うんだろうね、ボクの思い込み的な話。でも決して無視出来ないのではないかなぁと最近思っているので、何となく日記に綴ってみた。

ボクらが知覚している世界というのは、目や耳などの感覚器官から入ってきた情報を元に脳が構築したものだ。だから現実世界と色々違う所がある。例えば視界の見えない部分を脳が補ったり、音と映像を同期させたりといった具合だ(視覚からの脳の解析の方が時間がかかるため、音の方が先に解析が済んでいるのだけど、わざと遅らせて視覚と同期させたり)。脳が勝手に補正し、ボクらが活動する上で不都合が生じないようになっている。これはこれで便利なのだが、それらの処理があるため、現実世界との間に若干のタイムラグが生じる。それはおおよそ 100msec だと聞いたことがある。
つまり脳の中で知覚し、見えていることは、現実世界よりも 100msec 遅いわけである。

そのせいなのかどうか解らないけど、ボクが解っているだけでいくつかの不具合が生じている。

①チャット上の時間

IM やチャットなどで、わりと長文を送ったのに凄い早く返事が送られてくることがある。こっちが送信キーを押した瞬間にもう返事が返ってくるみたいな。こっちとしたら「ええっ、もう内容を読んだの!?」みたいな。実際に時間を計ったわけじゃないので、ただのボクの錯覚かもしれないが……。「もしかしてボクの書いていた内容を、未来から読み取りましたか?」と言いたいぐらい、返事が速い。しかも返答がなにか見当違いかというとそうでもない。あいては確実にボクの書いた内容をちゃんと読んでいる。

②いつの間にか、いる

ボクが一番おどろいているというか、困っている問題がコレである。車を運転していて、体験する。
車の運転というのは前だけ見ていればイイというものではない。周囲を見渡して、前後左右の車や歩行者などの挙動や、その目的を推察することも重要である。なので色んな所に目配せする。で、視界内にある様々なものの次の予想を頭の中で立てているのである。次見たときは、この車はだいたいあの辺にいるなとか、駐車車両の向こうに歩行者が見えたとき、おおむね今歩行者はこの段階、みたいな。
それらの情報を総合的に判断しながら、それらを運転に反映させるのである。
ところが、その自分の予測よりも遥かに早く移動している車や歩行者に遭遇することがある。「え、縮地ですか!?」みたいな。それは単純にボクがその対象との相対速度を見誤っているのかもしれないし、ボクの中で感覚で刻んでいる時間(次の目配せまでの時間)が実は自分が思っているよりも的確ではないとか、いろいろ要因は思いつくんだけど……それにしてもなぁ……。
今のところこれで事故ったり、事故りそうになったことはないんだけど、それでも「あれっ!?」って思うことはけっこうな頻度である。

ここで注意しなければならないのは、周囲の対象物の次の位置を予想するって、実は教習所で NG と習う「だろう運転」なんだよね。周囲の様々な動きを「予測」して「じゃぁ、ボクがあの交差点に着く頃には、こうなっているだろう」という予測なのだから。だから急にこっちにハンドルを切ってくるかもしれないし、歩いている人も急に走り出すかもしれない。まぁそれらの不測の事態のために「余裕のある運転」をするようにしてあるんだけどね。「余裕のある運転」というのは「車間距離」だったり「速度」だったり、「邪魔」だったり。
邪魔というのは、自分の行きたい進路を予めふさいでおくことだ。左折したいなら、後方・左側にバイクや自転車などがいないことを確認して、前もってスキマに入られないように車を寄せておくとか。抜くなら車の右側を通ってくれと。こういう「邪魔」も、予め行動しておくことによって安全につながる。もちろんいきなり幅寄せしたりするのは NG である。

③ある決まったものが別のモノに見える

動体視力というのはけっこうアテにならないというか、脳が補正する視界が増えるんだろうね。
よく通る道で、電柱と植え込みが並んでいる場所があるんだけど、必ずそこに「人が立っている」と誤解してしまう場所があるんだよね。他にも「人が歩いているかな?」と思ったら看板だったり、電柱だったりすることはよくある。またその逆もあって、看板や電柱かと思ったら人だったみたいなこともある。ただこれらは決まって、立ち止まっている人である。
動いている人を看板や電柱などに見間違えたことは今のところない。
他にも「男の人」だと思ったら「女の人」だったり、その逆だったり、服の色とかも明らかに違っていたり。
つまり車で接近しているとき、動体視力の片隅に捉えられた「人らしきもの」=「注意すべきもの」というのに脳は意識は行くものの、ちゃんと情報は捉えられていないため、テキトーな人物像を作り上げる。近づいて改めて観察してみると、実は性別も違ったり、着ている服の色まで違っていたりするのだ。

この現象は特に人の多い交差点で起きて、例えばあっちにもこっちにも人がいる場合、それら一人一人をじっと観察することは出来ないから、頭の中で無意識に「こことそことあそことあっちとむこうに人がいる」って勝手にマーキングして、それらの動く方向を頭に入れつつ交差点に進入。実際にボクの車の前を通るときは、そのさっきマーキングしたときと全然違う服を着ている人だったみたいなことが起きるわけである。
こちら現象も事故につながりかねない事象なだけに、わりと「俺の脳、大丈夫か?」と心配している。

そんなわけで、ボクの見ている世界はやっぱり脳が作り出した世界なんだなぁというのを身を以て体験しているわけだが、はてさて、他のドライバーというか他の皆さんはどうなのだろうか。こんな現象が起きているのはボクだけだとしたら……だとしたら……! ひょっとしてきわめて危険ですか!?
まーとにかく、機械の身体はよ、ということですよ!(ぇ

エロゲの買い方

今月、自分のブランドからソフトが出るわけだけれど、世の中のエロゲの買い方とボクが物を買うときの常識がまったく異なるので、記事にしてみたいと思う。まずはボクの買い物をするときの前提情報から。ボクは世間から見れば「オタク」という部類に入るのだけれど、「オタク」の人たちから見たら、オタクとは呼べないらしい。
確かにかつてはコレクター癖があったけれど、今はまったくそんなものはなく、同人誌を始め、膨大に所有していたコレクション類はすべて捨ててしまった。今じゃ漫画も買わないし、エロゲも買わないし(そもそもエロゲは数えるほどしか買ったことがないが)、アニメもまったく見ない。
そもそもボクの興味あることと言えば、最近の数学・物理やテクノロジー、国際情勢・政治、そしてコンピュータである。そしてそれらは「自分の作品」を磨くためにやっているわけだが、自分の作品を作る機会に巡り会えていないって言うか、いや、同人で全然いいんだけど、ここ2 ~ 3 年はまったくもって忙しすぎて何も出来ていない。

って、そんな話はどうでもいい。
そんなボクが買い物をするとき、どうするかというと、そもそも「予約」という考え方がない。何かがほしいと思ったら、その時になって買う。それがたまたままだ発売されていないモノであったら予約を入れることもあるだろうが。そして「特典」というのにまったく興味がない。だいたい趣味のモノってさ、10 年後にはゴミになるんだよね。本とかフィギュアとかまぁなんでもいいけどさ、物質は結局いつかはゴミになる。なのでそもそも「いらない」って考えている。
ただ「データ」ならいいかなって思う。例えばテレカとかさ、B2 タペストリとかさ、あの手のヤツだったらその絵のデータが欲しい。テレカそのものとかタペストリそのものはいらない。だって特典物なんてあんまりお金かけられないから、安い業者に出すし、印刷なんてぼろいし、布だってイマイチだし。そんなのに印刷されたものなんて限界があるわけで、それだったら印刷する前の絵のデータが欲しいよ。Windows の壁紙として表示するほうがよっぽどキレイだしいつまでも色あせないし(ディスプレイは経年劣化するけど、買い換えればいいわけで)。
だからこの手のでもしボクがほしいと思うなら、電子インク式のタペストリーやポスターじゃなかろうか。そうすればそれにデータを与えるだけで好きなポスターになるし、飽きたらデータ変えられるし。

翻って、エロゲはどうか? これは飽くまでも作り手から見た視点でしかないのだけれど、どうやら以下の傾向があるようだ。

  1. 販売本数≒予約本数
  2. 特典物が出そろわないと、予約しない

今のエロゲはほとんどが予約に頼っている。これはほとんどのユーザさんが予約して買うというのもあるが、販売店が在庫を抱えたくないというのもある。前者はともかく、後者の場合、それはエロゲに限ったことではないのか、それともエロゲだけそうなのか知りたいところだ。
次に特典物だが、これは各店舗が用意する特典物だ。たとえばサンタフル☆サマーだとこんな感じ。色んな店舗さん用の特典が有り、各店舗ごとにその内容は違う。これらの絵はメーカーであるボクらが用意するが、製造は各店舗が行う(メーカーが作って、ぜひこれを付けてくださいって店舗に渡すこともあるが)。
5 ~ 6 年前まではこれら特典物の絵というのは、開発からすればかなり後回しだった。それこそマスターアップしたあと一気に作るなんてことをやっていたし、ボクもついそのノリでスケジュールを切ってしまったりしてあとで広報に怒られることがある。でもそれくらい開発はキツキツなのだ。ゲームで使わないデータを作る余裕なんてないのである。
ところが今は予約を開始する時点でこれら特典物の絵が出そろっているのが望ましい。

ここで少し予約の説明を。
エロゲの予約はだいたい発売日の 3 ヶ月前から始まる。ビッグタイトルだと半年前、一年前なんてのもあるけれどおおむね 3 ヶ月前からだ。発売日の 3 ヶ月前なんてもろに開発真っ最中なワケで(なので個人的にはマスターアップしてから広報活動したい。またそういうメーカーもある)、しかも予約開始時にそれらの絵が揃っていなければならないことを考えると、さらにその 1 ヶ月以上前から作り始めていないと行けないわけで……。
ところでこの特典の絵はどうやって決まるかも説明しよう。メーカーはまずリリース情報(発売日やだいたいの内容、キャラの説明など)ってのを問屋さんに送り、問屋さんが各店舗にその情報を伝える。この時に「ヒロイン(キャラ)の情報」ってのも渡してあげて、さらにメインは誰でどれが人気でそうかっていう説明も一緒に付ける。
店舗さんはそれらの情報や過去のそのブランドの売上本数など見た上で、「どういう特典がいいか」ってのを決める。
絵の内容を決める方法がいくつかあるが、おおむね以下の三つ。

  1. 完全にメーカーが作り、店舗さんはその中から選ぶ
  2. 店舗さんにキャラと絵の内容の希望を募る
  3. 使えるキャラとだいたいこんな絵になりますっていうのを見せて、それを元に店舗さんの要望(服をはだけさせてとか、私服じゃなくて制服がいいですとかそういう要望)もある程度入れる。1 と 2 を足したようなやり方

そんなわけで、最早開発と広報活動はすでにがっちり絡み合っており、開発の中に広報素材のためのスケジュールというのも組み込んでいかなければならず、しかも特典物の絵ってゲームの絵より巨大なのが多い。例えばうちのブランドの場合、イベント・シーン用の CG ってのは 3600 x 2400 ドットで彩色しているんだけど、抱き枕は 4252 x 13071 ドットもある。B2 タペストリは DPI によるけれども4252 x 6851 ドット。PSD ファイルは 2GB を越えることもしばしば。原画にも彩色にも非常に手間がかかるのだ。

あぁ、なんか話がそれたな。そもそも今回は開発の話じゃないw
そうそう、予約の話。
要するにボクは「予約しない」「物質としての特典物はいらない」っていう考えの持ち主であるため、エロゲの買われ方があまりにも自分の考えと違うために、どうにも戸惑ってしまっているわけだ。特典物なんて「あ、特典つくんだ、へー」くらいにしか思ってないから、「予約開始までに特典物の絵柄を決めろ」とか言われても、「へっ? あんなもん開発終わってからでいいじゃん」って思ってしまうわけだ。
でも 2ch のエロゲのスレッドとか見ていると、確かに「○○店の絵柄はどうよ」とか「絵柄出そろうまで予約出来ないじゃないか、はよ!」みたいな書き込みは多い。それで二度びっくりですよ。「うへぇ、特典の絵とか気になるのか!」ってのがボクの正直な感想なのである。
まぁ、そんなだから、ボクの作品は売れないのかもしれないけどね(笑)。でもさ、そんな特典物つけるくらいだったら、その労力をゲームの中身につぎ込めよって思う。グッズはグッズで別で作ればいいじゃない。特に特典物なんてかけられる金額が決まってるから、いいものはなかなか作れない。すぐにボロボロになったり色あせたり、そもそも色が悪かったり……。だから絶対に劣化しないデジタル・データならともかく(CG 集とかサントラとか)、やっぱり物質の方はいらないよなぁ。それこそさ、B2 タペストリとか抱き枕カバーとか、A&J さんとかすっげーお高いところに出せるなら、まぁいいのかもしれないけど(それでもいつかはゴミになる)。

まぁ、そんなわけでボクの価値観と世のエロゲ販売の価値観が全然違うので、ボクはまったく口出さないようにしている。解る人に任せる、それが大事。ボクはそこで提示されたことを、開発の責任者としてちゃんとこなせば良い。それがボクの仕事である。

DMM が同人誌ダウンロード・サイトに違法ファイルをアップしないように働きかけている件について

うーん、忙しくて日記がサッパリ現実に追いつかない(今この日記を書いているのは、4/23)。あと、日記のネタって、PC にいる前に必ず思いついているわけじゃない。散歩してるときとか、運転しているときとか。そんなときにポッと思いつく。
で、メモってないので、あとで忘れてしまうのだ。
それにしてもまた日が開いてしまった。

さて、ボクがこの情報を知ったのは twitter だったかそれとも知人が送ってきたんだったか定かではないのだが、DMM が同人誌の違法ファイル(著作権違反)を公開しているサイトに対して、それをやめるように勧告しているらしい。

そのやり方は、こうだ。

  1. 違法ファイルをアップロードしているサイトは、アフィリエイトによって稼ぎを出している
  2. アフィリエイトの報酬を払ってくれる企業に、DMM がある。
  3. DMM は同人誌の通販をやっている
  4. 同人誌の違法ファイルを公開しているサイトに、アフィリの報酬を支払わないと勧告。

とまぁ、こういう流れらしい。うおお、これは素晴らしい。なるほどなぁ、こういう方法があったか。うまいなぁ。エロゲのダウンロードはどうすれば防げるだろうか? そもそもエロゲって HTTP で配布されてるのかな? それとも BitTorrent とか Share、WinMX などが主流なんだろうか?
どちらにせよエロゲの違法ファイルを配布している人たちはそれでアフィリを稼いだりしているわけでもないし、そもそもお金儲けをしたいわけでもない、ただの奉仕の精神の人しかいないように見受けられる。
なので、DMM さんのようなやり方は通じない。
けど、何か方法はありそうだなと言う一つの道を DMM さんは示してくれたと思う。
諦めないで、考え続けることこそが大事だとボクは思った。

最近の外食産業はすげぇなぁ(ガスト)

今日は前の会社の人と、帰りに合流して飯を食ってきた。
といっても行ったのは GUSTO前回のリサーチの続きと言えよう。っていうか、どっちかって言うと洋食が食べたくて、しかも鳥の照り焼き的なものが食いたくて、時間も 0 時を回っていたので GUSTO になっただけという話もあるが(ぁ

結果として解ったのは、食感と味付けで美味しく感じさせているということだ。ソレが証拠にデザートと野菜はやはり美味しくない。新鮮なものは素材そのもので勝負しなければならないため、低価格路線を貫く店では難しいのだろうと推測する。生野菜もデザートもどちらも味付けよりも素材の善し悪しがもろに出る。
そういう意味では生ものもダメだろうと思われる。
頼んだチキンソテーは、ソースが非常に美味しく、チキンもそれらしい歯触りを実現している。要するにデコレーションで美味しく感じさせている……と、ボクはとりあえず定義した。そして驚くことにしょっぱさも年々減ってきていると思う。つまりそれだけ塩を使わずにおいしさを実現出来ているんだと思う。

過当競争だからこそなせる技なのだろう。外食チェーン店の店長は過労死ナンバーワンだと聞いたことがあるが(実際に調べたわけではない)、味の研究もかなり熾烈を極めているのだろう。
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それに対してエロゲはどうか? 過当競争ではあると思う。まぁ、そこは置いておいても、いったいどういう風にして、安く、美味しいゲームを提供出来るか。これはつまりそのまま Android や iPhone のようなプアなマシンにエロゲを提供することにもつながっていく。
振り返って見ると、エロゲはかなり手間をかけて作っているように思う。特に CG の塗りなんかは非常に丁寧で、使い回しの効かないものを作る。さらにコストを跳ね上げるのが音声費だ。声優さんだけでなく、スタジオ費や音声の切り出し、音響監督など、ゲーム開発費の 30% ~ 40% 近くを持って行かれてしまう。これは非常にコスト高だ。
アニメ業界のように、声優にばかりお金が行くためにアニメータなどの絵方面の人間にさっぱりお金が回らないという構造をエロゲでも赦してはいけない(もっとも、アニメの制作費の配分は他にも問題があるが)。ただ残念ながらエロゲ・クリエイターには声優ファンが多く、声優に歩み寄ってしまう人が多いので正直、その辺でも強く出られないという側面もあると思う。

エロゲ(というかゲーム全般に言えることだが)の制作が始まってから完成までの期間が長いのも問題だ。なかなか旬にあわせて発売出来ない。何せ企画書ができあがってから、半年~ 1 年という歳月をかけて作られる。そうしている間に、どんどんと世には新しいアイデアが生まれ、そして新しいトレンドが駆け抜けていく。エロゲなんてものは(って言い方もよくないが)、綿密なゲーム性や高度な計算などは行われない、あくまでも物語を主眼に置いた作品なのだから、企画と物語が固まったらすぐにリリース出来るような作り方を考えるべきではないだろうか。
そのためのアイデアは、企画・シナリオ部隊を別に持ち、ゲームの制作スパンに関係なく、どんどんと作り続けることだ。

え? それだと粗製濫造になって、どうしようもない作品が大量生産されるって? いや、いま既にそうじゃん(ぁ。それにじっくり長時間どっぷりひたれるエロゲは、Key さんや Type Moon さん、アリスソフトさん、Nitro+ さんなどに任せておけばいい。それにそもそもそんなに大作がたくさんあっても困る。彼ら一線級が一線級でいられるためにも、彼らには儲け続けてもらわないと行けないし。
とはいえ、上を目指さなくても良いという問題でもない。粗製濫造であったとしても、次はよりいいものを作るように努力しないと、作品というのは停滞するし変化もなくなる。粗製濫造でもちゃんと変化が有ればお客さんはそこにちゃんと気付いてくれるはずだ。ファミレスが、同じようなメニューでも確実に美味しくなって行っているのと同じように。

あぁ、なんかただの GUSTO の話をするだけなのにエロゲの話になってしまった(笑)。

交差点はちゃんと空けようぜ!

春になって車も人も多くなり、運転しにくい毎日を過ごしている。まぁこれは仕方がないことだ。気をしっかり張って、事故を起こさないように運転を慎重に。まぁ、そのついでに書くのだが、これは最近になってとかそんなこと関係なく、前々からずっと気になっていたこと。
それは、信号のない小さな交差点で道を開けずに車を駐める人が多いことだ。
どういう交差点かというと、例えば以下のような場所。

この交差点で言えば、奥の青信号が赤になってしまったとき、車列が連なって、手前の一通の交差点まで延びるのね。で、みんなこの交差点の真ん中に車を駐める。するとその一通の交差点から出てきた車が出られずに立ち往生してしまう。実は東北の大震災の時に発生した東京の大渋滞も、これの延長線上とも言える交差点内に車が立ち入ることによって起きている。

そんなに車が出てくるようなことはない交差点であったとしても、ちゃんと空けようぜ!
みんな血走りすぎ。
でも、その方が得をするってのは、よく解る。非常時にしても我先に、他人を蹴落としてでも逃げる人の方が助かる率は高い。けど、このグリッドロックに関してはそうも言えないのではないだろうか。他人を顧みず我先にと行った結果、全員が割を食ってしまうという現象だ。つまり、我先にと逃げた人さえも助からないという(笑)。
そんなわけで、常日頃から、交差点はしっかり空けて運転してもらいたいものである。

ネットから色々解ること

今更だけれども、Google さんやFacebook さんがどんだけ個人を追跡しているかって話。

ブラウザってヤツはどうにも厄介で、例えばさ、ボクが自宅でノート PC を使って Google にアクセスしたとしよう。で、このノートをもって会社でまた Google にアクセスしたとすると、それでもうボクがどういう移動をしたか、どこが勤務先かって解るんだよね(笑)。もっともこれは IP とその地名が一致している場合だけど(ちなみに家でアクセスしたマシンと、会社でアクセスしたマシンが異なれば、特定は難しい)。
で、これが携帯電話(スマフォも含む)となると、もっとリアルに解ってしまう。
まいったねぇ……。
ただボクはそんなに心配してない。なぜならそのような丸見えの状態は、Google 社員も同じだから。ただ仕組みを知っていれば、そこから逃れる方法はあるので、Google 社員の中にも自社の監視網から逃れている人はいるだろう。

クッキーを消せばいいじゃんという意見もあるが、実は OS のバージョンとインストールされているフォントの種類、デバイスの種類でけっこう絞れちゃうんだな、これが。もっともそこまでして情報収集しているのかは、ボクは知らないけどね。

そんなワケで、「情報端末」を持ってる人ってのは「お天道様が見ている」じゃなくて「Google 様が見ている」状態なわけだ(爆)。それだけじゃなくて、ちょっと頭のいい人がサービスを提供すれば、そこで集まる情報なんていうのは、それこそ個人の性格やはたまた性的な趣向に至るまで知ろうと思えば出来てしまう。
まー、ボクなんかはだいぶ開き直り気味で、携帯で撮った写真はジオタグまでついているほどに個人情報漏洩しまくり。男でよかった(笑)<そこかよ

ボクが望んでいるのは、プライバシーがなくなるのは仕方がないとして、みんなそれぞれ他人のプライバシーを知ってもそっとしておいてくれる世界だ。どんな変態でもいいじゃない、世の中に迷惑をかけてなければ。別にいいじゃない、禿げてても。それをやれ「アイツは○○だ」とか「コイツは○○だ」とはやし立て、馬鹿にしたりさらし者にしたりするからプライバシーがって話になると思うんだよね。
みんな誰も馬鹿にしなければ、ハゲの人は堂々とハゲでいられるし、ロリコンだって別に犯罪を犯さない限りはロリコンでいることを堂々としていられるし、同性愛もしかり。どんな人間だって対等に、そして尊敬をもって接しようよ。
そんな社会が来てくれるといいなぁ。