発売日が近くなると、ユーザさんの熱気も冷める?

これはまだちゃんと検証したワケではないのだが、去年、3 本のソフトのリリースに、広報も含めて関わって感じたことに触れてみたい。エロゲの広報というのは、初出しがだいたい発売日の半年~ 4 ヶ月前に行われ、雑誌には発売日まで毎月、サイトでは 1 週間に 1 回以上の更新をしながら情報を展開していく。
定番通りの広報展開の場合、初だしの時に少し盛り上がり、それからしばらくは話題にならず、次に予約開始の時にちょっとだけ盛り上がるものの、それでもまだまだ盛り上がらず、マスターアップに向けて少しずつ、少しずつ盛り上がっていく。
最大に盛り上がるのは、「マスターアップ宣言」か「体験版リリース」のどちらかである。この二つは twitter でももっともリツイートされ、また話題にものぼるようになる。

興味深いのは、マスターアップ宣言後だ。

マスターアップ宣言があった=発売日に間違いなく商品が出る、と言うことである。
それはまた、ユーザにとっては「安心」ということでもある。
そのせいかどうか解らないが、マスターアップ宣言をすると、そのあとユーザさんの反応がけっこう冷めるのである。公式ツイートもリツイートの数が減り、今までウチの商品の話題ばかりしていた人たちが、他のゲームの話題を口にし始める。
メーカー的にはマスターアップ宣言から一週間くらいが予約のかき入れ時なので、もっと盛り上がって欲しいのに……。

マスターアップ宣言後もいろいろな仕掛けを用意しないといけないのだなぁと思った。
もっとも、その仕掛けをしたからといって売上本数が増えるのかどうかは解らないけど……。
うーん、どんな仕掛けがいいんだろうなぁ……。

ようやく、明けましておめでとうございます

年が明けて早二ヶ月近く経ってしまいましたが、明けましておめでとうございます。
ようやっと 2014 年の日記に突入です。
2013 年は新ブランド立ち上げなどでかなり忙殺された一年でした。
こんなに忙しいとは 2013 年が始まった頃はまったく予想できず、とにかく仕事を片付けていたら、一年が終わっていたという感じです。おかげで稼ぎもものすごい減りまして、自分のソフトを作るためのお金を作ることがもできず、かなり厳しい一年でした。

この厳しい状態はもうしばし続きそうで、イラスト一枚を頼むことができないくらい疲弊しています。

とはいえ、1 年間、ブランドを運営してみて、年間 4 本出すということがどういうことかだいぶ解ってきましたので、今年はもう少し賢くできればと思っております。なんとか経済的に回復して、同人ソフトを作らねばと思っております。

それでは今年も何卒よろしくお願い申し上げます。

秋葉原電気外祭り、初参戦

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今日は、電気外祭りだった。この催しは実はボクは参加したことがなく、今回が初参加だった。噂によれば、コミケに落ちたエロゲ会社を救済する目的で立ち上がったらしい。なのでコミケから目をつけられ、妨害されているなんて噂も聞いたことがあるが、都市伝説以上の信憑性はない。

一応、前日搬入し、28 日が祭り当日である。
こちらは完全に 18 禁の催しであるため、隠す基準もコミケに較べてだいぶゆるい。
そして何よりも嬉しいのは、抱き枕カバーを売れることである。コミケだときわどい抱き枕カバーは売ることができない。乳首や割れ目が露わになっているものは、NG なのだ(それでも売っている所はあるみたいだけど)。

そんなわけで、売上げはかなり上々だったらしい。
一日しか行われないが、一日辺りの売上げは、コミケよりも良いらしい。1/2 summer の抱き枕カバーも再販したのだが、再販分はすべて売り切れた。有難い限りである。まぁ、売上げのもう一つの要因は参加費にある。コミケでの企業ブースは 50 万円。他にもブースの飾り付けや電源、駐車場などを手配すると 100 万円近くになってしまう。一方の電気外祭りは参加費は「絵を提出すること」で、運営側はその絵を様々なグッズに展開して運営費を稼いでいるとのこと。ただこれには少し問題もあって、その提出する「絵」が売り物になる必要がある。なのでマイナーなブランドは参加出来ないんじゃないかなと、ボクは思った。

抱き枕カバーって、エロゲ本体よりも高いため、何千枚もは売れないんだけど、それでも弱小メーカーにとっては有難い収入源である。

ちなみにこの日は朝の 3 時から列整理を手伝うように言われ、現場に赴くものの、なんか手が足りたんだかなんだかで、待ちぼうけを食らう。いやん、なんのために早く来たのよー。で、結局、朝の 6 時に乗り付けて、最後の搬入をしてそのまま売り場へ。
我が GLacé / Galette にも並んでくださるお客さんがすでにいて、びっくり。ありがたいと思いつつも、大丈夫ですよ、他の所を買ってからうちに来ても、商品は無くなりゃぁしません(爆)。

その後、お昼に他の社員とバトンタッチ。ボクは徹夜だったので、閉場まで車の中で寝させてもらった。その後、サイン会に来てくれた原画家さんをホテルへと送り、さらに社員たちを最寄り駅や自宅へと送り届け、小田原からわざわざ手伝いに来てくれた知人と食事をし、彼を東京駅へと送って終了となった。
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Timepiece Ensemble 発売

Timepiece Ensemble 発売しました。
評価の方は悪いようで、何がいけなかったのかなどは今後のゲーム作りに活かしていくべき所だと思う。タイトル画面がないことについては、未だにボク自身は不要だと思っている。が、しかし改良の余地というか、実装後、さらに改良を重ねていく必要があろう。UI に関しては、担当者が入院したり等、実装に時間がかけられなかったという理由もあるのだが、とは言え世に出たそれがすべてであって、何を言い訳しようが、意味はない。
ただ、すべてのゲームをクリアしたあとは、ゲームをするのかそれともライブラリ(おまけ)にアクセスしたいのかを選べるようにした方が良いと感じた。

内容については、やはり好きなキャラしかプレイしないというのがトレンドなのかなと感じた。トリはすぐにはクリアできるようになっていないこと、またトリのキャラの人気がそんなになかったことなどで、一番こったシナリオが果たして受け入れられたのかどうかは未だ持って解らずじまいである(汗)。

相変わらず曲だけは褒められる(爆)。
まぁボクが作るソフトはどれも必ず曲だけは褒められるので……これはもう様式美にも似たなんというか、伝統に近いものなのかもしれない。

冬は車で寝られねぇ

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今回、9 月からずっと泊まり込んでいるわけだけど、その毎日の暮らしぶりはこの辺が詳しい。泊まり込みといってもどんなサイクルかというと、三日~四日分の着替えを持って来ており、夜中にスーパー銭湯に行くのだが、毎日行く時間的余裕はないので、二日に一回行く。ということは三日~四日分の着替えで一週間持つのである。
問題は寝る場所。実はボクは無呼吸症候群だと思われ、ものすごい轟音のいびきをかく。なので寝るときは社員が誰もいないときを心がける。
なので朝の 10 時頃まで仕事が長引いてしまった場合、会社では眠れない。このまま寝ずに仕事を続けることになるが、流石にそれを毎日するわけには行かないのでどこかで眠りたいのだが……。

そこで考えたのが、車の中で寝るということ。
実は会社で泊まり込むとき車で寝るのは今に始まったわけではない。ただ、冬に車の中で寝たことはない。とは言え、会社の冷たいコンクリの上で寝るために寝袋も持って来ている。これなら、勝てる!

とおもったのだが、車の中、めっちゃさみ─────!!

というわけで冬の車内は夏・秋用の寝袋じゃまったく歯が立たなかった。
かといって冬用っていうか冬山用(?)の寝袋ってけっこうごついというか、かさばるのよねぇ……。というわけで、東京 23 区でも冬はやっぱりちゃんとした装備がないと車の中で寝られないようだ。

ハウスが好きなんだなぁ……

シナリオが終わってからは、ずーっとスクリプトとか、シナリオ中にできなかった雑務をやってるんだけど、時間が全然足りなくて相変わらず会社に泊まり込みが続いている。で、スクリプトでとうぜん BGM の指定を入れなくちゃ行けないのね。朝から晩まで、シーンに合わせた BGM を設定していく。
そうするとね、だいたいこのゲームの BGM に飽きちゃうのよ。
1 週間も 2 週間もずっと同じ曲を聴き続けることになるからね。
だからどんなにその曲が気に入っていても、三日や四日目にはやはり飽きてしまう。

が、今回、これがなかったのだ。
なんでかなーと自分なりに分析してみたんだが、今回、曲のジャンルをかなりハウスに絞ったのね。で、自分はハウスが大好きなんだなぁと。ちなみにオープニングはテクノ・ポップ、エンディングはハウスで全体的にエレクトリックな構成にしてある。とはいえこれは 1/2 summer でも余り変わってないんだけどなぁ(1/2 summer は歌周りは J-Rock)。

雑感、いろいろ

とりあえず、なんか書くことがまとまらなかったので、箇条書き。エロゲのこととか、世の中のこととか。

新国立競技場の建設コンペをめぐる議論について 3

なんつーか、門外漢のボクにはもちろん上記についてとやかくいう知識はまったくもって持ち合わせてないのだけど、気になったので、メモ程度に貼り付けておく。結局の所、その建築士にやらせたかったからなのか、それとも本当に都がアホなだけなのか解らないが、こういった制約はなにを元に決めたのかは気になるところではある。

制服の扱い

エロゲでは制服が不可欠なのだが、実はボクはあまり制服に強い思い入れがない。それよりもむしろ、制服と言えば、拘束するものであり、自由とは正反対のモノだという認識がある(笑)。何せボクが中学校の頃とか、学校の制服をなくそうとか運動していたくらいの痛い子どもだった。それくらい制服というのがイヤだったのだ。
それと同時にボクは自由が好きだった。今でもそうだけど。だからサラリーマンを嫌ってゲーム業界に来たんだけどね。要するにスーツを着たくなかったのである。スーツを着させるような会社=自由度がなく、社員を拘束する会社という偏見が子どものボクにはあったのだ。
ちなみにそれは親の影響なのかと問われると、これが実は良く解らない。確かに両親ともに左寄りの思想であった。とはいえ、制服について何か親から吹き込まれた記憶はあまりないし、そもそも制服から私服へなんて運動をしようとしていたボクを呆れていたような気がする(汗)。
まぁ、そんなアホの子なので、学園モノとかでも私服の学校を舞台にしたいなーなんて今でも思っているんだけど、エロゲではそれはタブーなのよねー。

ただ、制服を着るという習慣を知ってから、ボクの生活スタイルが変わったものがある。それは部屋着と外着が別になったと言うことだ。ボクは中学から制服のある学校に行くようになったのだが、学校を制服で過ごし、家に帰ると私服に着替える。この習慣が自然とつき、今でも外に出るときは外用の私服に着替えて出掛ける。家に帰ってくると、部屋着に着替えるという週間が身についてしまった。

着エロが好き(オッパイが敵)

AV を見ていると、コスプレ・モノでも結局裸になってしまう作品が多い。実はボクは大の着エロ好きで、おっぱいや秘部が見えなくてもいいから着たままやらせろって言うぐらい着エロが好きなのである。でもこれ、現実だとなかなかやりにくいうえに、お互いの肌の温度もイマイチ解らないので、意外と気が削がれる。じっさいにいたす前はコーフンするんだけどねぇ。
AV もそういう理由なのかなぁ?
まぁでも AV(フィクション)の世界だけでも、着エロをちゃんとやってくださいよー。
というわけで、ボクがエロゲ作ると、だいたい着エロな気がする……orz

でね、思ったんだけど、女性の乳房が大きくなるのはまだ解明されてないらしい。体毛が失われ、男女差がなくなってきた類人猿がセックスアピールをするために乳房が出るようになったなんて説もあるらしいんだけど、もし女性の乳房が大きくなるようなことがなかったら、着エロはもっと普及していたんじゃないか、と。おっぱいがあるがために、そいつを AV では露出しなければいけない。だから脱がさなければならない。もしオッパイが小さければ、男性からは見向きもされないので、服を着たまま H をしたんじゃないだろうか!?
ってことで、着エロの敵はオッパイなんじゃないか!? などとアホなことを考えたりしながら仕事してました(ぁ

まぁ、そんなわけで、この時期は外食する時間もなく、ひたすらスクリプトだなんだとやっていたので、日記に書くネタがないんですな。