龍とテトメト

また日記のネタがなかったので、Twitter から無理矢理ネタを引っ張ってきた。

ふと浦島太郎のエンディングはなんだったんだろうと仕事中に考えはじめ、たどり着いた答の一つが上のツイート。この手の昔話は原型があっても、長い歴史を経て色々と変遷していくので、あのエンディングを考えた人は何を言いたかったんだろうとか、何を考えてたんだろうとかを知るのは難しい。その時その時に勝手に追加されたり変えられたりするからだ。

ただ色々調べていると、どうもこれは色恋話で、浦島太郎と乙姫の恋物語のようだという一つの視点からすると、海神(龍神?)である所の乙姫が浦島太郎と添い遂げるためには、海神と同じように永遠の命を持っている必要があり、それを自然と獲得するための装置が玉手箱であったのだろうというのが今回のボクの中での勝手な解釈である。

ちなみにこれまたどうでもいいことだが、Lay Alld No.2 には乙姫がいて、竜宮城もある。竜宮城と地上世界は時間の流れが異なっているので、正規の手段を使わずに行き来すると浦島太郎みたいなことになってしまうという設定にはなっている。
このLay Alld の竜宮城って、世間に出すのってボクが生きている間にできるかなぁ……。
まぁそれくらい後回しな設定(笑い

ツイートでテトメト ルートが欲しいなんてのを時々見かけるんだけど、実現できる金と時間があったとしても、それを求めているユーザさんの希望を叶えるのはかなり難しいと思っている。そもそもユーザさんはテトメトを雄だと思っているのか、雌だと思っているのか?
そして擬人化するべきなのか、それともあの姿のままでよいのか。

なので、テトメト ルートというのは作らずに皆さんの心の中で自由に考えてくれたほうがよいと思われる。

ちなみにテトメトという名前の元になったエジプトの神様『バステト』と『セクメト』は女神だったりする。これはテトメトがエジプト文明と無関係ではなく、黒翼とは別の当時のエジプトの魔術師のファミリア(使い魔のもう少し精神的つながりが強い存在)だったからなのだが、古代エジプトの言葉で『テトメト』という言葉が成立するのかどうかまでは考えてなかったり(汗)。

物質とエネルギーと時間と空間

近頃、ファンタジーばかり書いている。というか、2000 年台に出している 4 作品は全部ファンタジーだ。まぁ、ファンタジーの方が説明は楽というか、まだ世界に入っていけるというか……。
SF だとユーザさんのハードルがとても高くなってしまう。
ただ Timepiece Ensemble の時間を一日足すという部分は、わりと SF 的なアプローチではあるんだけどね……。処理がファンタジーだけど。
で、上のツイートも SF っぽいアプローチで解決はファンタジーでやった方がいいかなぁと思っているネタ。あともう一つ、こんなのも。

こっちはエントロピーとかなんかそっち方面。
リプライの方では多世界解釈とか出てくるけど、まぁ、そこまで発展させるかどうかはまだ決めかねている。

で、この二つを次は汐碕市でやりたいと思っている(つまり黒翼が汐碕市に行く)。
どうかなー、できるかなー。できるといいなぁ。

もうここまでの話になっちゃうと、エロゲより小説とかの方がやりやすいのかなぁ。もうどれが元の話(世界)で、誰がどこの世界の人で、何が正しくて、結果的にどれが正しいのかってのがかなりごっちゃになる話なんだよね、今考えてるのは。おかげであらすじも大変なことになっている(^^;

ネタ帳:エルフ、穀物メジャーになる

前回のエルフネタを知人に話したところ、色々と話が広がったので、備忘録も兼ねて記しておきたい。と言っても、会話の流れでのことなので、話してるときはスゲー面白かったんだけど、文字に起こすと、まぁこれが大したことないので困っている。

日本の山々は杉に植え替えられたりして、エルフは泣いている。
花粉症で<マテ
で、草木とコミュニケーションが取れるエルフが林業や農業に進出すれば最強じゃね?
っていう話になる。

  • チェーンソーで森林を間伐。
  • 日本のような山岳地帯でも大規模な農業が可能に!
  • 遺伝子改造を用いずに、農業に最適な交配を実現。
  • 畜産に参入。4 本足の鶏など、食肉に適した品種改良に成功。
  • 酪農に参入。

そんなわけでモンサントのあくどい農薬商法を駆逐し、穀物メジャーになるシミュレーション ゲームとか面白そうだなと。Twitter だと「科学を手に入れて」って書いちゃったけど、魔法でいいと思う。
まぁ、ただ単純にエルフがチェーンソー振り回したり、重機やコンバイン乗り回したりしている姿がギャップがあって笑えるなってだけ<マテ

以下、余談。
ボクがよくゲームの舞台に使っている Lay=Alld という世界はファンタジー要素のある世界なのだからエルフやドワーフがいるのではという突っ込みが時々あるのだが、実はいる。
エルフが魔法を、ドワーフが科学をもたらしたことになっていて、人間はそのいいとこ取りをしたことになっている。で、エルフとドワーフと人間はそれぞれ戦争しあって、現在の地球は人間が勝ったと言うことになっている(エルフとドワーフは、他の星に旅立っていった)。
1/2 summer という作品で学校の中に巨大な木が立っているのだが、アレはエルフが残した世界樹の一つだったりする。

そんなわけで、エルフたちが出て行った段階で一回文明が滅んでいて、もう一度人間だけで繁栄した世界が「現代」ということになっている。それ以前の文明ではドワーフが軌道エレベータを建てたり、エルフの木で作った宇宙船があったり、海底には竜宮城があって乙姫がいたりっていう世界だった。
こっちの世界の話も書いてみたいのだが……なかなか機会がない。

あとエルフとドワーフは何度か地球にやってきては地球を取り戻そうとしたりとかしてる。で、今の人類は前の文明のことを知らないので、彼らを宇宙人扱いしていると。そんな世界w

東北取材旅行のまとめ

今回の取材は結果的に得るものは少なかった。
背景資料としての意味は大きかったけどね。

島根にはじまり、古代の日本について取材を続けているのは、一つの企画のためではなく、とあるアイデアがあってそれを完全なものにするために取材を続けている。
ボクが作る作品の舞台にLay=Alld という世界があるのだが、この世界はファンタジー RPG 用の世界で、現代の設定はあるものの、けっこう穴がある。例えば多神世界なのになんでキリスト教があるの? とかね。まぁ、ここは流石にちゃんと設定してあるけどw

そんな穴がありながらも、けっこうこの Lay=Alld  という世界は利用されている(いろは、翼をください、1/2 summer、Timepiece Ensemble など)。
今後もわりと使われるので、ファンタジー時代と現代とを結びつけるしっかりとした設定を確立する必要があるのだ。
その一つとして、古代日本と現代の日本のつながりを、ファンタジー要素も取り込みつつ、考古学的にもおかしくない歴史を設定したいのである。

今回の取材は弥生時代ではなく縄文時代であったため、ちょっと古すぎた。
東北には大和朝廷が入り込む前はアラハバキという神がいたらしいのだが、調べてもどうも釈然としない。また坂上田村麻呂が戦っていた蝦夷は結局縄文人だったのか? アイヌ人だったのか?
関東に広がる古墳群と大和朝廷の関係などなど。

今後は関東~東北の地元にある民族資料館や歴史資料館をおとずれる必要があると思っている。

ただボクにも寿命というのもあるわけで、このあたりの調査はここ 2 ~ 3 年で完了させたいと思っている(つまり取材しきれなかった所はもう想像(ねつ造)で何とかする)。

今の仕事の状況とか

打ち合わせが多い~~。 週の半分は打ち合わせが入っている。 おかげで自分の作業が遅れまくっている、ヤバい!

で! 今は主に 人集めをしています。 今足りないのはソーシャル・ゲーとかのディレクション(アイデア出しや実際に仕様書が書ける人)、ゲームのデザイン(ゲーム・バランスとか、各キャラとかカードのパラメータ設定とか)ができる人、3D モデラー、バックエンド・エンジニア(Linux、データベース系)、フロントエンド・エンジニア(PHP や Javascript、HTML5 など)。 全然人手不足です!

もう、ボクのコネクションは使い尽くしたなぁ……。

そしてボクのチームは CG チーフを探している。 色を決め、塗りを決め、作品全体のグラフィックを統括する人。これもなかなかいないー。断られまくり……orz
あぁ、わかりにくかったか、上のが僕の勤め先全体で求めている人材で、下の CG チーフはボクが率いるチームの話。

まー、そんなワケで相変わらず人買いみたいなことをしているわけだが……自分の作品はどうしたと言われると、実は一応やってます。本当に日の目を見るかはまだ解らないが、Lay=Alld II で企画は作っている。「翼をください」の続きはまだ作れそうにないので、翼より先に封印を解かれた天使が裏でアレコレする話。
ただこっちの天使は「翼をください」の天使みたいに善人ではないので、わりと世界バランスはヤバい方向に動き始めてる感じ。 まー、そんな話を出すと誰も買ってくれないので、話自体は小さくまとまっている。 やっぱりこういうのは自分でお金を貯めて作るしかないね。
広報や製造費を入れると 2,000 万円かー。決して届かない金額ではないような気はしつつも……「翼をください」の続編の「昼ニ照ラサレル夜」は 500 万くらい貯めて、あとは流通かどこかメーカーさんに持ち込もうと思ってるんだけど、はてさてゴールは遠いなぁ。
あ、そうそう「昼ニ照ラサレル夜」の元になった話、既に日の目は見ないと判断して、公開してます。良かったら見てみてください。

Skype

Skpye を導入することになった。
理由は外注さんが skype を使っていることが多くなったからだ。IM はずっと Windows Live Messenger 一辺倒だったのだが、最近この IM は受けが良くない。まぁ確かにいろいろ動作が変だったりする。が、IM をいくつも常駐させるのがいやだったので、ずっと Windows Live Messenger を使ってたのである。う~ん、skype は Microsoft が買収したので、Windows Live Messenger と統合されるのかなーなんて思ってたんだけど……このまま二本立てで行くのかなぁ……。

で、Sykpe、今まで使わなかったのは理由があるのだ。
それは 2007 年の日記に載っている。
あれ以来 Sykpe は入れるのを躊躇っていたのだが、Windows 8 ではどうかと言うと、普通に動いているようだ。ただ時折 Skype ホームが砂時計状態でいつまででも表示されずに、そのうち Skype ごと巻き込んで落ちる事があるが……。まぁでも Skype ホームを表示しなければいいだけなので特に困っていない。

あとはいろいろ企画考えてた。
萌えゲーが苦手という割には、7 月からひたすら企画を作り続けている。
色んな人の力を借りながら、ようやく 2 本は決まりそうである。
そのうちの一本はいろはと同じ世界なので、是非ともきっちりと表現したいところだ。