若い人が車を買ってくれない、という嘆きを時々新聞などで目にする。
まぁバブル崩壊後、実質賃金がほとんど変わっていない(いや、むしろ減っている)日本で、インフレ率 2% 以上を達成している車を買うのはなかなかハードルが高いのかなと思う。実は車だけは値段が下がっていない。
なんの話かというと、例えば PC。コイツは 90 年代は 30 万とか 50 万とかしてた。マックに至っては 100 万越えとか普通にしてた。ところが今や 10 万円もあれば尖った使い方をしない限りは特に問題ない。尖った使い方をする場合でも 100 万円も出さなくても 15 ~ 20 万円くらいでも役に立つようになった。寿命もグンと伸び、5 年~ 8 年使っても大丈夫なようになってきた。
一方車はどうか? 買い換えスパンはまぁそんなに変わってないだろう。
問題は価格だ。これだけ科学技術が発達し、半導体がめちゃめちゃ安くなったのだが、車の価格は上昇の一途を辿っている(もちろん余り変わってない車もある)。これは科学技術の発展とともに、高級車にしか着いていなかった装備がグレードの低い車にも着くようになったこと、安全基準が厳しくなり様々な仕組みが必須になったこと、車そのものが大型化したこと等があげられる。
でもなー、科学技術が進んだんだから今まで 100 万円かかって作っていたものが 50 万円ぐらいになってないのかね? と個人的には思わんでもない。
たぶんだけど、科学技術が進んで安くなった金額よりも、装備や高級化によって高くなった金額の方が大きいのだろう、とボクは考えている。
でね、東京でも車いらないとかいう話や書き込みはよく見る。でもそれは車を知らないだけで、実際に使ってみると東京でも実に便利だというのは実感できるはず。特に時刻表に捕らわれずに好きな時間に行動を開始できるのはとても大きい。また他人と空間を共有しなくて済むというのもメリットだと思う。とはいえもちろん渋滞の問題がある。都内での運転に慣れてないと、時間通りに目的地に着くのは難しい。また現地で駐車場を探したり、その駐車場代を考えるとやはり電車で移動する方が圧倒的にパフォーマンスはよい。
まぁ結局は金の話になってしまう(笑
とりあえず今の東京に住む若者達が、車の利便性について知る機会があまりないのかなという気はする。そして車にかかるお金である。税金もすごいし、ガソリン代もかかるし、駐車場代もかかるし、保険代もかかる。
まず車の値段はせいぜい、30 ~ 40 万円くらいだろう。ただこれは実はすでに解決されている。というのも、30 ~ 40 万円で充分使える中古車がたくさんあるからだ。21 世紀に入ってからの車は本当に丈夫だ。 走行距離が 10 万 km 超えてたって全然問題ない。
問題なのは維持費だ。とにかく税金がすごい。自動車重量税・自動車税・ガソリン税。車を買うときにも自動車取得税ってのがあったりする。さらに保険料。これらを満遍なく月ごとにならしていくと、ボクの場合は 4 万円自動的に消えていく(1 ヶ月に 1000km 走った場合)。
すごいよね。 毎月の給料が 4 万円下がると思えば想像しやすい。20 万円もらっている人は 16 万円になってしまうわけだ。そりゃ買いたくなくなる。
これが 5000 円 / 月くらいになると、買ってもいいなーって思うのかなと。
なので自動車会社は是非ともまずは税金を下げるロビー活動を行って欲しい。
自動車取得税をなくし、ガソリン税が 2 倍になっているのを 1 倍にし、自動車税を下げる。これだけで 4 万から 3 万くらいには減るんじゃないかと思う。
あとはアレだよね、自動車の AI 化が進んで、車は買うものじゃなくなるっていうのも未来の一つだ。車ってのはそこら中を勝手に走ってて、乗りたいときにそれを拾って乗る。AI なので目的地を告げればいいだけだし、ついたら駐車場を見つける必要も無い。その場で乗り捨てるだけ。帰りにまたその辺を流している車に乗り込めば帰れる。
どうしても自分の車がほしかったらそれこそ大金持ちになるしかない、みたいなw
さて、今日のランチは昨日行った『ヤマノキ』の隣りにあるお店。実は昨日もどっちに入るのか迷ったのだ。名前を『バードマン トリオ』。まぁ名前の通り鳥の店ですな。最後の「トリオ」は「鳥」とかけているのかそれとも三店舗あるのかは解らなかった。バードマンというとボクはパーマンを思い出すんだけど、今の人はきっと違うんだろうな。
ランチは基本、親子丼。ボクはモツ入りを頼んだ。真ん中のタマゴが醤油漬けになっている。なので充分しょっぱい。けど閉じてあるタマゴはフワフワでうまい。そしてハツやレバーなどの混じった鳥肉。いいね、ボクはホルモン好きだからこういうの大好き。歯ごたえも、味もいろいろ堪能できた。
イイ店でした!
最後、くだらないネタ。
江戸時代の萌え絵=春画でいいのかなぁ? それとも劇画?
200 年後、今の萌え絵が芸術として認められていたりするんだろうか?
芸術かどうかは別として、歴史的価値はあるだろう。そして 200 年後の萌え絵はどうなっているんだろうか?