『月曜から夜ふかし』という番組で、吉祥寺の魅力について調査していた。結果的にはよくわからないという結論だった。
ところで、ボクは吉祥寺が好きである。ただその理由は二年間、吉祥寺にある学校に通い、そしてゲーム業界に入る出発地点だからというもので、吉祥寺に生まれたからとか、吉祥寺にずっと住んでいたからといった理由とそんなに大差ない。
いわゆる「思い入れ」だけで吉祥寺が好きなだけである。実際暮らしたことはない。
だがその吉祥寺をボクは疎むこともある。その理由を列挙しよう。
- 車を駐める場所がない
吉祥寺は車ユーザには優しくない街である。駐車場は吉祥寺の栄えている場所の外側には数多くあるが、吉祥寺の繁華街の中にはほとんどない。そのため遠い所に車を駐めて吉祥寺の繁華街に行かなくてはならない。そのためボクは吉祥寺で買い物や食事をすることはほとんどない。 - 意外と夜が早い
遅くまでやっている店は、呑み屋・ファミレス・ラーメン屋くらいなもので、個人経営のレストランなど様々な店はけっこう早く閉まる。 - 値段と味が釣り合っていない
吉祥寺の物価は高い。吉祥寺のブランドという分が上乗せされている(所場代?)のであろう。だが、それにしてはその値段に見合った美味しいお店が少ない。 - BMW やベンツに乗ったおばさんや女がムカつく
これはただの私怨(爆
いや、運転下手で、狭い所とかスゲー困るのよ!(言いがかり(ぁ
ひるがえって、「住みたいランキング一位の吉祥寺」というのは吉祥寺に住んでいる人たちの意見ではない。吉祥寺以外に住んでいる人が「引っ越すなら吉祥寺」と言っている人が多いと言うことである。
でも吉祥寺のどこがいいのかって言われると、ぱっとボクは思いつかない。
交通が便利? 池袋や中野も同じくらい便利じゃなかろうか?
オシャレ? 中目黒や渋谷に原宿、六本木、横浜などなどおしゃれな町はたくさんある。
治安がいい? 武蔵野市は 1,741 市区町村のうち 68 番目に犯罪件数が多い。
やっぱりブランドだと思うんだよなぁ。「私、吉祥寺に住んでるんです」って言いたいだけなんじゃないかなって。
ただどうして「吉祥寺」がブランド化したのかは、ボクはよくわからない。吉祥寺のブランド化は古く、少なくとも僕の両親が思春期の頃から「吉祥寺」は「ジョージ」と呼ばれ、若者たちに人気の地名だったからだ。都道府県名でも市区町村名でもないのに、40 年以上前に、四国に住んでいた若者も知ってるって凄いことだと思うんだよね。
でね、今頃のように気付いたことがあるのよ。これ、ほんと、なんで気付かなかったんだろうかって。
まず田舎の人が東京に住みたいってなると 23 区を目指すのね。これはよく聞く話だし気持ちはわかる。それでそのまま 23 区に住める人はいいけど、実際に家賃や土地の値段を知るとハードルが高いことに気付くのよ。
だけど、繁華したところには住みたい…! しかも田舎の人たちに見栄を張れる場所…!
そこで今度は「市」に目を移すわけだ。
東京都で 23 区を除くと、オシャレで交通の便もよくて自慢できる地名って、吉祥寺しかないんだよね(笑)。あー、って今頃思ったわ(汗)。
他の候補としては、立川、国立、国分寺、三鷹、町田かなぁ。狛江、調布、府中なんかも人気だよね。でも「吉祥寺!」って言われちゃうと、これらの市は県外の人から見ると見劣りしてしまう。
あとこれはマツコ デラックスも言ってたけど、東京市部の人たちが都心方面に出ようとして、23 区の壁に阻まれたら、やっぱり吉祥寺を選ぶかなって思う。
ただ結局のところ、40 年以上も前から吉祥寺がブランド化していたのはよくわからないなぁ。前進座やジャズ喫茶なんかが発端なのかなぁ??
吉祥寺が人気の秘密がなんとなく解ったような気がする。
今度日記に書こう。— 宇奈月けやき@ネタ考え中! (@UNADUKI_Keyaki) June 19, 2015
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