会津の外注さんのところに行ってきた。
ボクの方で全体を仕切る仕事もあまりなくなってきたため、この会津の人に仕事を出す機会が減っていて、連絡をする機会も会う機会も 1 年くらいなかったため、久しぶりに会うことにしたのだ。
久しぶりに会って、まぁいろいろ情報交換とか。
とりあえず年末くらいに、ボクの小説の背景をお願いしたいとお伝えしておいた。
今書いている小説は崩れ落ちたロンドンが舞台なので、かなり背景が大変なのだ。
で、そのあと、たまたま南相馬にボランティアをしていた知人がいたので、彼らを東京に送るため、会津から南相馬へと向かった。カーナビによると距離は 120km 程度。3 時間もみておけば余裕だろうという計算だった。
オチを先に言ってしまうと、この時点では、ボクはこの会津~南相馬間に「浪江町」が挟まっていることに気付いていなかった。
磐越道で船引曳三春 I.C. までは順調に進み、この時点で 66km。残り 50km 台でまだ 2 時間以上の余裕があった。これは楽勝であろう、晩御飯をつまもうなんて考えていた。
状況が一変するのはあと 30km 程度の地点、県道 50 号線の通行止めにぶち当たったときだった。実はこの時点ではボクはまだ道路の崩落などによる通行止めだと思っていた。したがってこの道路さえ回避すればよいと思っていたのである。
ところが周辺の県道さらには林道まで入ってみたが、どこもとある地点で必ず通行止めになっているのだ。なんだこれは、なんだなんだ? と、看板をふとみると「除染」という文字が見えた。ここでようやくボクは事態の深さを知ったのだ。
この先は浪江町であり、そして浪江町はそもそも立ち入り禁止なのだ。つまり今いる地点から南相馬に向かっている道路のすべては通行できないのである。
しかも不親切なことに、どの道が通行止めなのかは行ってみないと解らないという状況。せめて交差点の分岐点となる道路の入り口のところに、通行止めであることを書いてくれていればいいのだが……おそらく地元の人には常識なのだろう。
南下か、北上か……。南には国道 288 号が延びる……北は 114号。
しなしながら、114 号へと繋がる 399 号も通行止めだった(114 も通行止め)。
すると、駐在所を見つけたので、そこで聞いてみる。すると警官は「あー、はいはい」とすべて話す前に事情を察した様子だった。どうやらそのような質問が多いようだった。
警官はペラが実を一枚ボクに渡すと、行き方を教えてくれた。
まず、288 号は国道 6 号線手前で土砂崩れにより通行止め。
危ない。もし 288 号を選んでいたら、ほとんど着いた地点でほぼ引き返すことになっていた。
警官曰く、ここから 18km 西進し(要するに後戻り)、国道 349 号を北進して、県道 12 から南相馬に入れとのことだった。その距離、83km。倍以上伸びた……orz
結局 20 時に着く予定が南相馬市に着いたのは 22 時だった。
このような事態になってしまったのは、まず①ボクが浪江町の位置をちゃんと把握していなかったこと、そして②車載カーナビを使ってしまったことだった。カーナビは VICS 対応ではあるものの、VICS の電波を必ず拾えるとは限らず、ほとんどアテにならないため、浪江町の通行止め情報をカーナビが拾えなかった。
最初から Google Map などのスマフォのカーナビ機能を使っていれば、Google のサーバは VICS をはじめ JARTIC の情報などもすべてオンラインで同期しているので、最初から浪江町を回避したルートを示していたのだ。
いやはや、とんでもない大冒険になってしまった……orz
帰りは常磐道からそのまま東京へ。特にトラブるなどはなく、素直に帰れた。
浪江町付近では線量計が設置されており、一定間隔で現在の放射線量(正確には線量当量)が表示されているのが興味深かった(詳しくは動画を)。
動画は一つ目が浪江町周辺でボクが迷っている様子と、二つ目が浪江町周辺を通る常磐道の様子である。
写真は会津若松にいく途中に寄った磐梯山 S.A. で食べたそばとソースカツ丼、帰りの常磐道は友部 S.A. で食べたカツカレー。会津若松の名物の一つにソースカツ丼があるなんて初めて知った(汗)。
(MP4 / 1080p / 60fps / 6.9Mbps / 22’04” / 1.06GiB / Marcus 4 / 3 倍速)
(MP4 / 1080p / 60fps / 12Mbps / 20’00” / 1.78GiB / Marcus 4 / 3 倍速)
家についたら、届いてたw
去年の 12/20 に 15,000 枚売り出す予定だった『東京駅開業 100 周年記念 Suica』。結局、当日販売はやめ、通販となった。ボクはもともと車ユーザだし興味もなかったのだが、知人に買っといてと言われたので申し込んだ。
しかしなんでこんな仕組みなんだろ? JR 東日本の通販のシステムを使うわけにはいかなかったのかなぁ? それとも SUICA そのものの製造スケジュールの問題だろうか?