東北取材旅行のまとめ

今回の取材は結果的に得るものは少なかった。
背景資料としての意味は大きかったけどね。

島根にはじまり、古代の日本について取材を続けているのは、一つの企画のためではなく、とあるアイデアがあってそれを完全なものにするために取材を続けている。
ボクが作る作品の舞台にLay=Alld という世界があるのだが、この世界はファンタジー RPG 用の世界で、現代の設定はあるものの、けっこう穴がある。例えば多神世界なのになんでキリスト教があるの? とかね。まぁ、ここは流石にちゃんと設定してあるけどw

そんな穴がありながらも、けっこうこの Lay=Alld  という世界は利用されている(いろは、翼をください、1/2 summer、Timepiece Ensemble など)。
今後もわりと使われるので、ファンタジー時代と現代とを結びつけるしっかりとした設定を確立する必要があるのだ。
その一つとして、古代日本と現代の日本のつながりを、ファンタジー要素も取り込みつつ、考古学的にもおかしくない歴史を設定したいのである。

今回の取材は弥生時代ではなく縄文時代であったため、ちょっと古すぎた。
東北には大和朝廷が入り込む前はアラハバキという神がいたらしいのだが、調べてもどうも釈然としない。また坂上田村麻呂が戦っていた蝦夷は結局縄文人だったのか? アイヌ人だったのか?
関東に広がる古墳群と大和朝廷の関係などなど。

今後は関東~東北の地元にある民族資料館や歴史資料館をおとずれる必要があると思っている。

ただボクにも寿命というのもあるわけで、このあたりの調査はここ 2 ~ 3 年で完了させたいと思っている(つまり取材しきれなかった所はもう想像(ねつ造)で何とかする)。

山寺の美登屋

今回の取材旅行、最後のグルメ。
山寺から降りてきたのが確か 12:30 頃だったかなぁ。実際、登って帰ってくるのに 2 時間 30 分くらいだったと思う。
山寺の麓にはたくさんのお土産屋と蕎麦屋さんがあって、どれに入るか迷った。
まぁこう言うときのための食べログである。
色々検索した結果、『美登屋』というところが一番点数が高いことが解った。とはいえ時間は 12:30、混んでるんじゃないかなぁと思って行ったら、ちょうどボクらで満席となった。

天麩羅蕎麦の大盛りを頼む。あとぼたもちも売りらしいので、ぼた餅も頼む。

あのね、ここ、凄い量(汗)。
ボクが言うんだから、相当だと思う。蕎麦を大盛りにするんじゃなかった。
でも蕎麦は美味しかった。今回の旅では一番好きかも。出汁つゆがけっこう薄いのがいいんだけど、山寺降りてきた人は塩分欲しいんじゃないかなぁと思った。
天麩羅は個人的にそんなに美味しくなかった。菊の天麩羅は珍しいなぁ。揚げ方がよかったら美味しかったのに。

ぼた餅は餅と言うよりは半殺しだった。これっておはぎじゃんって思ったら、Wikipedia によると、まぁ同じようなものらしい。
こちらも美味しかったー。緑はずんだ、茶色はきなこ。でも蕎麦が多すぎて食べきるの大変だった(汗)。

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東北取材旅行 四日目 山寺と小野川温泉

4 日目最終日は二つ目の取材地は『山寺』である。これは純粋に背景資料として前々から来たかった場所である。ちゃんと Nikon の D7000 でも撮ってもらった(今、ボクの手元にはないけどw)。
山肌に貼り付いているように存在している寺で、階段の数は 1100 段だったかなぁ。
車から降りて山を見上げたとき、上の方にぽつんぽつんと建物が見える。
あそこまで行くのかと思うと、思わず足がすくむが、登ってみると意外に平気だった。これは 2000 段でも行けるんじゃないかと思った。

景色は絶景。
いろはの千寿峠から眺める景色をリアルで見た気がした(笑)。

山寺は登る途中にお墓がたくさんあった。写真にもいっぱいあるが、おそらく檀家さんのだと思うんだけど(ひょっとしたら、歴史的に有名な人のお墓もあるのかもしれない)、お墓参り大変だね(笑
特に上に行くほど。
あと墓の持ち主なら、無料で入れるのかしら?

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一汗かいたあと、ふもとにある食べログで一番点数が高い蕎麦屋さんで朝兼昼ご飯。
それから帰途についた。
とは言え、まだお風呂には入りたい。ということで、この度最後の硫黄の温泉『小野川温泉』へ。ここに共同浴場がいくつかあるのだ。あと確かたんぼアートがあったと思う。
そしたら知らない共同浴場が新しく出来ていた。そのお向かいに駐車場も増えてた。お客さん増えてるのかなぁ。
たんぼアートは原哲夫花の慶次だった。
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それから、上杉家縁の『上杉神社』をちょっと見学した。
参道でシジュウカラ(?)が蝉を食ってるところに出交した。セミはまだ生きていて、ジジ、ジジ、って鳴いてるんだけど、そこを腹をついばんでいた。思わず脳内で人間に変換されて、ひえぇえってなったけど、カメラを向けてしまった。とはいえ iPhone には光学ズームがないので画像はかなり粗い(汗)。
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(MP4 / 720p / 10Mbps / 30fps / 01’38” / 119MiB / iPhone 6)

上杉神社が最後の観光地。あとはひたすら帰る。平日のためか渋滞も特になし。今回の取材旅行では渋滞に遭遇することはなかったと思う。途中、羽生 P.A. でトイレ休憩したんだけど、ここ新しくなってなんか江戸時代の建物を真似た感じになっていた。
そして人がたくさんいた。スゲー繁盛してんのね。
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久喜で道連れを降ろし、家についたのは 21:40 頃であった。総走行距離 1698.8km、その数 km 手前、大泉学園近くで給油灯が点灯した。鹿角で給油してから 655.3km での点灯、なかなかいい成績である。都内でもこれくらい走れればなぁ、財布に優しいんだが(笑)。
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矢車と小町園

三日目は三内丸山遺跡を見終わったあと、秋田へと向かう途中、国道 7 号線沿いに蕎麦屋さんを見つけたので、入ってみた。名前は『矢車』。公式サイトによると、築 130 年の古民家を使っているらしい。
確かに店内は古くてイイ感じ。

ボクは鳥の天麩羅のセットを頼んだ。蕎麦もご飯も付いてくるボリューミィなやつ。
天麩羅用と蕎麦用でつゆが別れているのは嬉しい。
青森なのに思ったより薄味。
蕎麦もしっかりと風味もあり、つるつると行けた。
鳥の天麩羅もけっこう柔らかくて悪くない。ボクはいい店だなぁと思った。
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蔵王に取った宿は素泊まりなので、晩飯はどこかで食べないといけない。
と言うわけで湯沢にさしかかった頃、国道 13 号線沿いに『小町園』というお店を見つけたので入ってみる(食べログ)。
いやー、これが昭和の時代は豪華だったんだろうなと思わせる作りで、建物はかなり立派なのだが、ほとんどの施設が使われておらず、暗い。自動ドアさえ手で開けないといけないような状況。なんだこれ、本当に営業しているのか?

これはボクの勝手な想像だが、バブル期まで普通に儲かっててその後斜陽になり、施設の維持ができなくなりつつも、立て替えなども出来ずにそのままになっているのではないだろうか?

でも繁盛していないかというとそうでもなくて、けっこう次から次へとお客さんが来ていた。
んー?

謎だ。

で、味。
昭和の味。
今なら不味い部類に入ってしまうんじゃないかなぁと思いつつ……。
まぁ不思議なお店でした(汗
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東北取材旅行 三日目 ついに三内丸山遺跡へ

三日目、8 時には身支度して酸ヶ湯キャンプ場を出る。今日は本命の『三内丸山遺跡』に行く日である。有難いことに三内丸山遺跡に行く途中に『かっぱのゆ』というところが朝 5 時からやっているので、そこでひとっ風呂。
そして 10 時きっかり三内丸山遺跡に到着。
ここでは古代の東北の人々の暮らしを取材することと、この場所の空気を感じる事が主な目的である。もちろん気候は当時とは違うであろうが、しかし山々や海の景色はそう変わらないであろう。
また、大和朝廷が東北を支配する前の東北の宗教も知りたかった。
さらにここに住んでいた縄文人がアイヌ人だったのかどうかも。

結果から言えば、ボクの知りたいことはほとんど知ることが出来なかった。どれも調査中であり、しかも古すぎて宗教に関しても伝わることはごくわずかだった。彼らが何を思い、何を感じていたか……それは色々と想像はできるが、それらがボクら日本人とどう繋がっていったのかは、よく解らなかった。
やはりこのあたりは想像で補うしかないようだ。
写真はたくさん撮ってきたので、下にまとめました。リサイズ前の写真データもダウンロードできます。カメラは相変わらず iPhone だけど(^^;
実は D7000 で撮ったデータもあるんだけど、撮った本人が HDD の容量不足で展開できず、ボクもまだもらってない(汗)。

最後に、何よりもこのような設備を無償で見せてくれる青森県に感謝である。もっと大々的に寄付を募ってもいいのではないかと思いつつ。
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三内丸山遺跡での取材を終えて、南下をはじめる。
ちょっとだけ峠道を楽しみつつ、青森の蕎麦を堪能し、秋田、山形と下道で南下していく。次の目的地は山寺なのだが今日はもちろんそんな時間はないので、蔵王に宿を取ったのだ。
いままで車中泊だったりキャンプ場だったりしていたので、最後くらいは宿に泊まろうと言うことで、一泊 3000 円の宿を……と思ったら、平日だというのに意外と 3000 円の宿はいっぱいで 3700 円の宿になってしまった。くそう。

下の写真は秋田は田沢湖の近くにある『茶立ての清水』という湧き水が沸いている場所。1/2 summer の取材の時も見つけてたんだけど、その時は寄らなかったのね? 今回、寄って水を汲んできた。
これでお茶を立てたいw
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(MP4 / 1080p / 30fps / 10Mbps / 00’29” / 36.7MiB / iPhone 6)

そうそう、そういえば角館で給油したんだけど、ほとんどの GS がハイオクの値段書いてないの。あとセルフもほとんどなかった。どちらもあんまり浸透してないのかなぁ? でも農家って言うとベンツがあるってイメージがあったんだけどね(一時期だけど)。
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道の駅かづのの蕎麦と親子丼

二日目は朝食はとらず、夜はキャンプでカップ麺だったので、外食は『道の駅かづの』で食べたお蕎麦と親子丼。
この辺、食べ処があんまりないのか、並んでた。

秋田はけっこう関西的な味付けで、甘めなのだが、こちらの蕎麦つゆはそうでもなかった。親子丼はちょっとぼやけた味。甘みを増すか、醤油感を増すかどちらかに降って欲しかった。
けど鶏肉は比内鶏らしく、柔らかくてホクホクだった。
最近は道の駅の食べ物も侮れませんな。

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東北取材旅行 二日目 硫黄三昧

道の駅で目を覚ました我々は、まずはお風呂を求めて国道 13 号の北上を開始する。目指すは乳頭温泉である。ここはボクが好きな東北の温泉の一位二位を争うほど気に入っている温泉である。
朝の 8 時からやってたはずだ。

大曲にさしかかった所で国道 13 号とは離れ、角館をかすめて田沢湖へ。なんとなく駅に寄ってみた。
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それから乳頭温泉に 9 時頃到着。ここは泉質がいろいろあるのだけど、硫黄臭い所に(ぁ
混浴には入らなかった(汗
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乳頭温泉で目を覚ました我々はさらに次の温泉地を目指す<ヲイ
道路は乳頭温泉で終わっているので、いったん田沢湖まで戻り、国道 341 を北上。湧き水が湧いているところがあった(大場谷地園地というらしい)ので、そこで八幡平の空気を堪能。
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途中、県道 23 号に入って後生掛温泉へ。この辺一帯は『八幡平』と言うのだけれど、温泉だらけである。その中でも後生掛の木のお風呂が気に入っているのだ。
ここは泥の温泉や、自然の蒸気をつかったサウナなどあって、いくらでも時間がつぶせる。
思わず寝てしまった……(汗)。

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ボクの車に赤トンボが
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名物、真っ黒い温泉卵

そして『道の駅かづの』で昼食をとり、またひたすら北上、二日目の宿泊地『酸ヶ湯キャンプ場』に 16:30 頃到着したのだった。ここで酸ヶ湯温泉にどっぷりとつかり、キャンプを張って、カップ麺を作ってたべた。酸ヶ湯温泉はデフォルトで混浴なんだけど、けっこう若い女性も入ってて、びっくり。おばあさんとか何も隠さずに、ずかずかと入ってくる(汗)。
夕方頃から小雨が降り出し、山の上と言うこともあって風も強く、しかも外気温は 13 ℃まで下がり、かなり寒いキャンプとなった。が、ボクは全然平気だった(汗)。恐るべし、肉壁(脂肪?)。
同乗者は凍えていたけど。
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