赤城山と年賀状

年賀状の話、もう少し続きます。
SNS やメールを通じて、住所を知らない人にも年賀状を送るサービスが郵便局にはある。
2020 年の年賀状も実はこのサービスを使いたかった。理由は住所を集めたくないからだ。郵便局のサービスを使えばボクが知るのは Twitter のアカウントかメール アドレスだけで済む。破棄もしやすいし、管理もしやすい。
ボクが住所まで管理したくないのは、クラッキングやマルウェアに引っかかった場合に情報が外に出てしまうことがあり得るからだ。コンピュータの世界はボクだけが気をつけていれば良いというわけではない。ゼロデイ攻撃もあるしパッチを当て損ねてデータを抜かれるなんてこともある。

そこで今後のためにも今年の年賀状のデータを使って郵便局のサービスを試してみた。
これは要するにボクが郵便局に対して年賀状を出したい人の Twitter のアカウントやメール アドレスを通知すると、郵便局がそれらの人にコンタクトを取り、年賀状を出して良いかどうか尋ねるというものだ。受信者は郵便局に対して年賀状を受け取るかどうか返事をする。この時に送って欲しい住所を伝えるわけである。
受信者の住所は郵便局までは行くが、ボクの所には届かない。こうすることによってボクは住所を管理する必要がなくなるし、受信者もボクのような素人に個人情報を預けなくても済むというわけである。

価格は一枚 173 円(ツイートでは間違って 176 円とつぶやいている)。思ったより高かったwww
ありがたいのは巷の印刷屋さんと違って、年を越しても注文できることだ。1/12 でも可能。ありがたい。
一応大量に頼むと割引があって、100 枚を超えると一割引になるらしい。それでも一枚 156 円だ。

なんて話を絵描きにしたら、絵描きがこっちのはどうかと別のサービスを送ってきた。

試しにこちらを使ってみると、一枚の値段は郵便局と同じ 173 円なのだが、100 枚以上頼むと三割引になった。一枚 121 円である。

ちなみに自分で印刷するといくらかかるかというと 63 円の葉書代+インク代になるわけだが、インク代が難しい。そもそも 200 枚印刷してもインクは半分もなくならないからだ。1/3 くらいだろうか? 全色 5000 円で買ったとしてもその 1/3。5000 ÷ 3 ÷ 200 = 8.3 円ということで、一枚 71.3 円ということになる。

つまり 121.1 – 71.3 = 49.8 円の差があるわけだが、この差はボクにとってはちょうど個人情報扱い代ということになる。

ところが! このフジカラーの方のサービスは、住所を知らない人に送ることは出来なかった……orz
まじかー。

あともう一つ、印刷を外に頼むと出る問題がある。それは QR コードだ。天津神本舗の年賀状には年賀状で使われた絵の高解像度データをダウンロードできるように QR コードがついている。この QR コードは葉書の表面・差出人を書くスペースに印刷されている。上記のようなサービスに頼むと差出人の場所に QR コードの印刷はしてくれないので通信面に配さなければならないのだが、そうなると通信面いっぱいを使ったレイアウトができなくなり、どこかに QR コードを入れるスペースを確保しなければならないのだ

ちなみにこの QR コード、要するに URI なわけだけど、今までは一度でも年賀状をもらったことがある人なら推測可能だった(笑)。アドレスの仕組みが解れば他の年の画像データもダウンロード出来てしまうのだ(笑
ので、今年からはそれが出来ないようにした。別にそんなことをする必要って本当はないんだけど、主旨は「年賀状を受け取った人だけが受け取れるデータ」だから、受け取ってない人もダウンロードできちゃうのは年賀状を受け取った人が不利益を被ることになるな、と思ったのだ。
ただ別にシリアル番号とかを一枚一枚に付けているわけではないので、年賀状を受け取った人が QR コードに書かれている URI をネット上で拡散してしまえば誰でもダウンロード出来ちゃうけどね。

ちなみにネットに書いちゃった人はいるようだ。もっともすぐに消したのか、そこ経由からのアクセスはそんなに多くなかった。

さて、とりあえず次にこの手の企画をやるとすると残暑見舞いになると思うんだけど……これは今まで通りの方法でやるしかない。どうしてかというと郵便局のサービスは年賀状でしかやってくれないからだ。結局、ボクの方で住所を預かることになる。
そして残暑見舞いに応募した人は自動的に年賀状も送るので……なんか郵便局のサービスを使う機会が無いような気がしてきた……(^^;

さて、いきなり話は変わる。
夕方、温泉に入りたいと思い立ち、とりあえず北へと進路を取った。が、やっぱり夕方出発だと温泉地はどこも日帰りは閉じちゃうなぁ。目指したのは赤城温泉なのよ。ここは炭酸水素塩泉のお風呂があってじゃっかん濁っているお湯なんだけど、それに入りたいなーと思ってとりあえずやってそうなところに行ってみたんだけど……そもそも旅館自体閉まってた……orz

あれー、おかしいなぁ……。

ちなみに周囲の旅館を回ってみるも、すでに日帰りは終了。
結局、下山して、スーパー銭湯形式の『あいのやまの湯』というところになってしまった。
久々の突発旅行失敗である。

気を取り直して晩御飯!
同乗者が味噌ラーメンが気になる味噌ラーメン屋があるというので行ってみる。名前を『田所商店』。味噌専門。どれくらい味噌専門家というと、サイドメニューの餃子や唐揚げにまで味噌が練り込んであるくらいの専門ぶり。しかも味噌が三種類選べる。北海道・長野・九州だ。え、九州で味噌??(麦味噌) よくわからんwwww

ボクは信州味噌のラーメンを頼んだ。4 枚目の写真だ。
同乗者は山椒を使った味噌ラーメンを。二枚目の写真。
同乗者は比較的辛いのが苦手なのだが、この山椒のラーメンは大当たりらしい。辛いのが苦手でも辛さで困ることなく、それでいて山椒のしびれを楽しめるとても美味しいラーメンとのこと。

信州のほうはコクがあって優しい感じのスープ。麺は味噌ラーメンではわりと定番の中太ちぢれ麺である。チェーン店だけどけっこういい味出してるなぁ。最近のセントラル キッチンは本当にすごいなぁ。
なんか東京にもあるみたいだから、今度ほかの味噌を試しに行ってみよう。

さて、戻ったら留守番してた人がいて、腹が減ったというのでファミレス行ったwww
デニーズ
スゲー久しぶり。

相変わらずタラマヨポテトはうまい。びっくりしたのが二枚目の写真のおうどん。一口もらったんだけど、スープが薄味でそれでいてコクがあって、おうどんも柔らかいんだけど食べやすくて美味しかった。カボチャが入っているのもポイントが高い。

ボクが頼んだ焼きリンゴもかなり凝ってて味も酸味と甘味のバランスがとても良く、温かくておいしかった。まさかデニーズでもセントラル キッチンのすごさを思い知らされるとは。それにしてもジョサナンの情けないことよ(ぁ

なんか温泉には失敗したけど、グルメは安いながらも色々発見があった旅だった。

恐竜と哺乳類を見に行く

週末。
まぁ、冬期休暇中だから週末もクソもないのではあるが……。
弟一家が来た。
というわけで、子供たちを連れて恐竜と動物が見られる場所へ行くことになった。
弟の長男が恐竜好きなのである。

場所は東松山。ちなみにこの東松山という地名は愛媛県松山とは特に関係がないようである。
個人的なハイライトはポテトである(何
というのもこのポテト、ラスポテトなのである。
ラスポテトは去年の 8 月から食べたいと思っていたのだ!

こんな形で出会えるとは。
しかも調理前の粉を練っているところも見せてもらった。普通のフライドポテトのようにポテトをそのまま用意しておくわけにはいかないため、注文を受けてから作るという手順になるらしい。確かにそれもそうだ。
味はと言うと、確かに普通のフライドポテトよりも中身が詰まっている感がある。ただカリッと焼いても、食感はカリッとはならない。繊維が全部破壊されているので、なんていうんだろうね、まぁおまんじゅうの皮みたいな? そんな食感になる。

ボクはマックのフライドポテトもラスポテトだと思っていたのだが、食感を較べるとなるほどあっちは確かにジャガイモを切ったものか……。

ところで写真に恐竜がないwww
撮るのをすっかり忘れていた。
恐竜はコンクリート製ではあるがかなりしっかり作られていたし、数も多かった。10 以上あったんじゃなかろうか。子供たちは首や背に乗って楽しそうである。
園内は放し飼いにされているエリアおも多く、山羊クジャク七面鳥カンガルーウサギなんかがそこいら中を歩いている。触ることも可能だが、カンガルーはダメらしい。

一枚目、二枚目はポニー
三枚目は求愛する七面鳥
5 枚目はなんか H だから撮った(何
6 枚目はレッサーパンダのおちり。かわいい!

帰りは東松山の蔵の湯という温泉に行って、それから晩御飯は銚子丸で食べて帰った。
銚子丸、久しぶりだ。
最近は 100 円の回転寿司ばかりだからなぁ……。でもやっぱり入ってみると、やっぱりネタは 100 円の所よりはいいね。あたりまえだけど。

見よ、これが春日部のジンギスカンだ!

金曜からずっと雨が降り続いている。ここまで長いのは台風 19 号以来だと思う。で、今、日記を振り返って見たんだけど、台風 19 号についてはほんのちょっとしか触れてないのね……(汗。

まぁしかし秋の長雨とでも言うのだろうか? 11 月も終わりになって秋もクソもないが……。

夕方頃雨も弱くなったので、何となく出掛けた。目的はジンギスカンを食べることだ。
同乗者がちょっと行ってみたい所があるというので、そこにも行ってみることにする。『ララガーデン春日部』というショッピング モールだ。日曜日の夕方(17 時)、春日部駅に近づいてきたが、あらびっくり! すごい渋滞!! なにこれ。
春日部駅周辺ってこんなに混むのか……。

しかも交差点の構造が良くないのか、サッパリ前に進まない(汗)。
結局、モールに入るのに 30 分以上を要したんじゃなかろうか?
だが入ってみると駐車場はそんなに埋まってない。店との直結出入り口のある階のしかも出入り口のほぼ真ん前に車を駐めることが出来た。

中に入ると……しょぼっ!<ヲイ

いやね、外から見てあんまり大きそうじゃないなぁとは思ったのよ。
普段ボクらが想像するイオンモールなんかよりも遥かに小さいし、全体が見通せる規模。
そっかー。

とりあえずおかしのまちおかがあったので、出向先のみんなが食べられるようなお菓子を買っていこうと中に入った。そしたらボクが大好きなチョコケーキ売ってたので大人買いしてしまった。っていうか、最後の一箱だった。これ大好きなんだけど、あんまり売ってない。もっと色んなお店で取り扱って欲しい。
店員のお姉さんに、全部買ったら悪いですよね……って言ったら、いや全部買って OK と言われたので全部買った(ぁ
あとほうじ茶ラテ ブラックサンダーも箱買い。
出向先のお菓子置き場が賑やかになるぞ。

モール内の様子は写真の通り。イオンモールとは違って建物全てが覆われているわけではないのが特徴で、デッキ状になっている。なので寒い(笑)。人もけっこうまばら。

おかしのまちおかのお姉さんに三時間駐車場無料スタンプを押してもらったので(どんだけ菓子買ってるんだよw)、駐車場の時間的余裕が出来た。実は目指していたジンギスカン屋はこのララガーデン春日部から歩いて 10 分ぐらいの所にある。そこで車はこのままララガーデンに止めておき、歩いてジンギスカン屋へと向かった。

お店の名前は『しげまる』。入り口の自己主張っぷりがすごいwww
中は昭和な作り。年期が入っている。そしてお婆さんが切り盛り。古くからやっている店なのかなと思って聞いたら、まだ春日部に移って 5 ~ 6 年だという。コンロとか内装とか 5 ~ 6 年って言う古さじゃないんだけどなぁ……。
あとビックリしたのが注文が iPad。すげぇ。お婆ちゃん一人で切り盛りしているのに!?
っていろいろいじくってたら、なんかそういう食堂向け半 POS システム アプリみたいなのがあるようだ。設定画面とかあって、そこから写真を撮ってメニューを登録したり出来るようだ。

肝心のお肉はと言うと、これがけっこう臭みがなくて脂身もそこそこある美味しいお肉だった。
柔らかさでは浅草にあるまるごと北海道には負けるけど、充分堪能できた。ちなみに一枚目のイルミネーションの写真はララガーデンからしげまるに歩く途中にあった中央町第 4 公園の木。つーか、暗くてナンも解らなかったけどステージとかあって撮影とかできる公園らしい……。

ジンギスカンを堪能したあとはデザートである。しげまるにはアイスぐらいしかなかったので帰りにどこか寄ろうと言うことで、コメダ珈琲に寄った。うわー、何年ぶりだろう? ボクはコメダ珈琲は好きではあるのだが、世間が言う程……って感じの好き具合だ(謎
なのであんまり行かない(ぁ。この日記にも二回しか出てきていない(一回目二回目)。

まぁでも、ケーキ意外においしかった! あとレモンスカッシュ(5, 6 枚目)がね、あんまり甘くないのよ! 炭酸水とレモンって感じで良かった。

資本主義にエグさを感じるときはないか?

日本に住むボクらは資本主義の中で住んでいる。その善し悪しとかはともかく、その恩恵にはだいぶあずかっている。もちろんそれによって産み出される不幸も多いが、それらの不幸は資本主義によって産み出される富の残滓によってまかなわれている。

ボクは別に資本主義にどうこうっていうのはあんまり持ち合わせてないし、その便利さに乗っかっているし、他にどんな主義がいいのかもよくわからないので、なんとなく世の中の流れに身をまかせてしまってはいるのだが、時々資本主義のえげつなさを垣間見ることはある。
たとえば以下の記事なんかみると、そう思う。

この記事を見て何も思わない人もいるだろうし、そうか次は大井町か!と思う人もいるだろう。
ボクが感じたのは、たとえば記事にある大井町の地価を何倍にもして、人を呼び込んで、地域を発展させたとしても、果たして大井町は本当に幸せになったのか、ということだ。特に大井町に古くから住んできた人達にとって幸せになるのか?
厄介なのは仕掛けた方が「良いことをした」と思っていることである。これは例えは悪いが、狂信者が殺戮を含めた布教活動をしてその国がその宗教国になりましたやったーと喜んでいるようにも見える(笑)。

もっとわかりやすい例が、共産党が良く使う例なのだが、蚊の輸入話だ。これはどういう話かというと、貧困に喘ぐ A という国と、豊かだけれども蚊に悩まされる B という国があって、A 国は雇用を生み出すために B 国から蚊を輸入して、A 国は殺虫剤や虫除けスプレーなどの製造などで潤い、国自体は貧困から脱したが、国民はみんな蚊に悩まされるようになった、はたして国民は幸せなのかっていう話だ。

そして上の記事に出てきた武蔵小杉という街はまさに蚊に悩まされるようになってしまった街と言えると思う。さらに問題なのが、資本主義の場合、潤ったのは武蔵小杉に住む人全員ではなく、一部の人だということである。しかし蚊の悩みに相当する部分は武蔵小杉に住む人全員だったりする(笑)。
まぁだからといって計画経済がいいのかというと、これもまた様々な問題を含むし、人類は一度失敗している。

さて、気を取り直して、今日は旧知の知人にお風呂に誘われたので行ってきた。場所は山梨県道志紅椿の湯と言うこところだ。道志と言えば水害に遭ったり、小学生が行方不明になったりと今年はなにかと話題になった。

夕方ぐらいから行ったんだけど、こちらも長野同様、台風による通行止めが多かった。相模湖東出口から紅椿の湯のある R413 までの様々な県道・林道が通行止めでそれらを迂回しながら向かわなければならなかった。そもそもこの R413 さえもが通行止めの区間があった。

まぁでも無事紅椿の湯に到着。お客さんはけっこういたように見えたんだけど、お風呂は空いてた。
道志は今秋、周囲の道路状況的に来にくい場所になってしまっているのかもしれない。

下の写真はその紅椿の湯でいただいたかき揚げ蕎麦。

帰りは 21 時頃だったと思うんだけど……中央自動車道が渋滞してた(事故渋滞)。うーむ、南側にまわって帰れば良かったか……。渋滞情報を見たのが高速に入る列に並んでからだったんだよね。不覚orz

旅行中の通信量とサイゼリヤ

さて、今日からまたいつもの毎日が始まる。
なんか 4 日間も田舎道を旅行していると、すっかり台場に通っていた頃のことが遠い昔のように感じるという不思議な感覚だ。そして旅行中は楽しかったなぁとか思う。台場なんかに通ってたんだっけ? ってすら思ってしまう。
人間の脳というのは本当に勝手なものである。

気を取り直して、朝の 7:30 に家を出る。

もう渋滞すらもなんというか記憶の彼方だ。信号がいっぱいあるのも非日常に感じる。
それくらい長野はよかったし、時間がゆっくり流れているように感じた。
東京は時間も空間も圧縮されているのだなぁと改めて感じてしまった。

気を取り直して、下の SS は旅行の間利用したパケット通信量である。二つに分かれているのは、上が iPad Pro の通信量、下が iPhone XS の通信量だ。どちらもほぼ同じくらい使っていて、4.5GB 通信したようだ。
iPad の方はほとんどが動画の容量だ。夜ねつくまで動画をみたりしていたのだ。
iPhone の方は地図や調べ物、あとはこちらも寝る前や休憩の時にウェブを見たりした分だ。実はこれでも見ないように気をつけた方で、自由奔放に使っていたら何倍も利用していたと思う。たとえば長い道中もずっと動画を流していたりとか。
しかしパケット通信量も馬鹿にならないので、我慢しての 4.5GB だったりする。

さて、11/5, 6 と特にこれと言って話すようなことは起きなかったので、メシのネタだけ記す。

11/5 は TORIKAI EXPRESS でまたしこたま鶏の唐揚げ食った。
ここは揚げ加減も悪くないし、特製のソースも美味しいのでけっこう気に入っている。本来は親子丼の店なんだけどねw

過去の記事見ても、唐揚げしか食ってないwww
親子丼を注文したことはないのだ(汗

んでもって 11/6 はサイゼリヤ。いやね、お昼に今の台場の仕事とは別の打ち合わせがあって、やった他人の金で飯食えるぞ、台場だしどこで食わせてくれるんだろってワクワクしてたらサイゼリヤに連れて行かれましたよ、っていう(ぁ

サイゼリアかよー。って心の中では思いつつ……まぁファミレス自体、あんまり利用しないのでいいかとも思いつつ……。

チキンのサラダと明太子のピザ。サラダが思いのほか量が多かった。しかも小さい方頼んだのに。
これで二つあわせて 800 円も行かないんだからすごいなぁ……。

ブルーチーズと万座温泉

長野紅葉旅行 2019、4 日目。
今日はとてもいい天気だった。これがせめて昨日きてくれていれば……と思う。

今日の予定はわりと緩くて、①チーズを買う、②風呂に入るくらいしかない(汗)。
ただこの清里もそこそこ紅葉はしていた。
最初の目的は「チーズを買う」である。同乗者がブルーチーズを所望している。ブルーチーズと言えば、この清里から小諸に北上したところにブルーチーズ専門店がある。そこならば同乗者のお眼鏡にかなうブルーチーズがあるだろう。

紅葉はその途中で見られるかもしれないと思い、取り急ぎ清里を出発した。

小諸へは国道 140 号をひたすら北上するだけである。道中、紅葉の綺麗な場所はあり、同乗者がいろいろ写真を撮っていた。ボクはもうめんどくなって、カメラを構えることすらしなくなっていた(汗)。目的のチーズ屋は小諸から少し西にずれた東御市にある。なので小諸に入ったら西進すること 10 分くらい(?)、目的のチーズ屋に到着した。

そしたら、けっこう混んでてびっくり。人気なんだなぁ。
店の名前は『アトリエ・ド・フロマージュ』。フロマージュはフランス語なのでこの店はフランスのブルーチーズを出すお店ということになる。しかし敵も然る者、チーズだけでおわってなかった! やばい、ケーキがすげー美味しそうなんですけど。あとお店のマークがカワイイ!
しかしなんというか、意識高い系の臭いがプンプンしますな。値段もすごいもの……。とりあえずブルーチーズとカマンベールチーズを買って帰る。両方合わせて 3000 円……。

チーズを買って外に出てみると、あらカワイイ、山羊さんがいるじゃありませんか。まさかこの山羊の乳からチーズを? なんてことはないかと思いつつ、触れるのでしこたま撫でた。なんか向こうもすげー舐めてきた。人慣れしているなぁ。

その山羊小屋の隣はリンゴが植えてあったんだけど、収穫する様子もなく、実がなりまくっていた。
これはいいんだろうか……? 鳥とかに食べられたりしないのかなぁ??
それとも鑑賞用でこのままにしておくのだろうか。

下の写真はチーズ屋の周囲の様子。最初のパノラマが北側、二枚目が南側である。撮影ポイントはここ。しかし GSV はすごいなー、ボクが写真を撮る必要なんてないじゃないかと思ってしまう(笑)。

さて、次に目指すは温泉であるが、ここまできたら万座温泉だろうとボクは考える。
ここから万座温泉は実はそんなに遠くない。このアトリエ・ド・フロマージュが面している通りは『東御嬬恋線(とうみつまごいせん)』と言い、万座温泉のある嬬恋村につながっているのだ!
これはもう万座の濃ゆい硫黄泉につかれと言っているようなものなのである!

というわけでこの道路を北上する。
紅葉もとても綺麗だった。
同乗者は写真を撮ったが、ボクはとってない!! だからサイトにも載せない!!<ヲイ

しかしここからがひたすら通行止めとの戦いだった……orz
そもそもまずこの東御嬬恋線が湯の丸高原で通行止め。さらにその先の国道 406 が通行止め。
ボクらは周囲の林道などを駆使するハメになる。
ちなみにこれらの通行止めは冬期通行止めというわけではなくて、台風によるもの。道路がえぐられていたり、電柱や樹木が倒れて道路を塞いでいたりしているのだ。

なんだかんだで、倍以上の時間を要してやっと万座温泉につくのであった。

下の写真は湯の丸高原のスキー場の様子と、最後の二枚は鍋蓋山と角間山。たぶんだけど。

せっかく天気が良いのだから、景色の良い露天風呂に入りたいということで、日進館というところへ。玄関にはストーブが。そう、外は -1 ℃。すでに万座は冬なのだ。

まずは内風呂でゆっくり身体を温める。
日進館はあれだね、部外者に優しい温度だねw
草津温泉だと熱いのしかないが、日進館のはというか、万座はぬるいのから熱いのまで取りそろえてある。

そして露天風呂へ。
いやー、良い眺めっちゃぁ良い眺めなんだけど……これは雪景色向けだなー。山肌とかがイマイチ。これが真っ白だったらとても良い景色だと思う。お湯も白、景色も白みたいな。

そうそう先に入っていたお客さんで台湾によく行く方がいて、フォアグラの小籠包が台湾にはあるらしい。なにそれ! っていうかそういう会話をされていたので思わず聞いてしまったのだ。やばい、食べてみたい! 行こう、台湾! いつ行けるか解らないけど、台湾くらいなら土日だけで行ってもぜんぜん OK な気がする。

これで今回の旅行は終了である。紅葉と温泉にまみれた良い旅行であった。いつの間にか写真の枚数は 955 枚、同乗者は 420 枚、大収穫である。紅葉ばかりでなく、温泉の中の写真もたくさんとれたのが嬉しい。これらは背景資料としてとても貴重だ。
ドラレコのデータは 182GB。
また、温泉も普段行くことができなかった切明温泉に、小赤沢温泉。そして野沢乗鞍万座という酸性硫黄泉づくし。

天気は一日だけ恵まれなかったが、まぁそれは仕方がない。

ちなみに総走行距離は 1250km であった。

と、まぁ旅行の話はこれで終わりなのだが、帰りに失敗があった。失敗があったというか、仕方がないことではあるんだけど、万座温泉を出たのが 15:30 頃。標高 2000m を通る日本一標高の高い国道を通って草津へ抜け、そこからさらに渋川伊香保に抜けて行くんだけど、この時間帯は行楽地に来た人達が帰る時間帯でもあり、草津から渋川伊香保まで渋滞。
まぁそれはわかっていたので山道を駆使して足利くらいまではほぼ渋滞に巻き込まれずに帰ってきたんだけど……東北道が鹿沼から蓮田くらいまでずっと渋滞。それを避けるために足利 I.C. で抜けたんだけど……下道も渋滞。
結局久喜に戻ってきたのは 20:00 だった……orz

下の写真は北関東道におそらく最近できたであろうパーキング、大田強戸。ピカピカだったので写真に撮ってしまった。

で、久喜で晩御飯。同乗者お勧めの『さくら』というところに行くも、けっこう色々なものが売り切れ(汗)。いまいちお腹がいっぱいにならなかったので、ラーメン(中華)つながりで近くのバーミヤンへwww

いやー、バーミヤンなんて何年ぶりだろう……。

ラーメンさくらは割とオーソドックスで食べやすいラーメンだった。スープとか出汁とかすごい凝ってるという今時のラーメンではないけど、塩加減と出汁のバランスがとてもよく、常連さんばかりのラーメン屋であった。

さて、最後にブルーチーズをご開帳。
お値段とその容量は写真を見ていただければ……。すごい値段だよね……。
カマンベールはなかにブルーチーズが挟んであると言う代物で、なんだかんだでブルーチーズなのだ。味はクセがとてもないブルーチーズ。確かに臭うんだけど、えぐみとかブルーチーズ独特のつんとくるあの感じがとてもおさえられているんだけど、食べるとブルーチーズというとても上品な作りでした。

塩分もそんなに感じないんだけど、それでもドレッシングの代わりにサラダに載せたり、あとはパンなどと一緒に食べてもいいし、お酒飲む人はワインも合うんだろうなぁ。

定期的にお取り寄せしたいけど……やっぱ高いなぁ(汗)。

天気はイマイチだったが、バームクーヘンには間に合った

長野紅葉旅行 2019、三日目。
寝坊してしまった……。8 時に起きるつもりが 9 時になってしまった。やばい! 何がやばいのかというと、道の駅で車中泊したからだ。8 時に出れば道の駅利用者の迷惑にはならないだろうと思っていたのだが…… 9 時ともなると開店している可能性があったのだ。

案の定、道の駅はごった返していた。

どうやらこの『道の駅花の駅 千曲川』は朝市らしきものがあるらしく、人気らしい。まだ 9 時前だというのにすごいお客さんだ。それならばと思い、覗いてみると……お野菜や地元の農産物が安い! 野沢菜一束(両手で抱えないといけないぐらいの量) 90 円とかだよ! キャベツ、白菜も一玉 100 円。やすいなー。これりゃお客さんも多いわけだ。

お野菜を買っても今日帰るわけではないので、買い物は諦め、早々に道の駅を去ることにした。

まずは朝風呂に入るために野沢温泉に戻る。今日こそはエメラルド グリーンの共同浴場を見つけねば……と思っら割とすぐに見つかったw 中央の駐車場に一番近い『横落の湯』がそれだった。しかしすでに人が多く、あまり長いこと浸かれなかった。

まぁ他にもお風呂はあるので、と『別の熊の手洗湯』に行った。そしたら偶然にも誰もおらず、貸切状態だった。そしてお湯の色が緑! 横楽の湯と同じ源泉なんだろうか? 朝っぱらから幸先の良いスタートである。
一枚目は旅館組合の有る通りにあった割と複雑な水路。二枚目三枚目は人間慣れしている黒ネコ。ボクらが歩いているとやおら出てきて、撫でろ(飯くれ?)アピールしてきたw

5, 6, 7 枚目は野沢温泉名物、生卵を沈めておく場所だ。野沢温泉の全ての共同浴場の入り口に備え付けてある。ここに卵を入れておくと温泉に入っている間に温泉卵ができあがるという寸法だ。

無事、朝風呂でゆっくりしたあと、次の目的地を目指す。
次は蕎麦も食いたいということで、奈川に向かうことにした。長野道をひたすら南下し、松本でこの旅最初の給油。それから奈川に到着したのが 13 時過ぎだった。奈川では定番の店『そばの里 奈川』に行くも……なんと凄い人! しかも並んでる!!
そうか、奈川自体は来る人なんて少ないだろうなんて思ってたんだけど(失礼)、土曜日はこんなに人がいるんだなぁ。ボクらが前に行ったときは平日だったからなぁ。

もちろん『とうじ蕎麦』を頼む。冬場限定メニューのきのことうじ蕎麦。
しかし混んでるせいか、待てども待てども出てこない(汗
なんだかんだ行って 30 分以上待ったんじゃないかなぁ……。ささっと食うつもりが、一時間以上かかってしまった。

14 時を過ぎてやっとこさ、紅葉を撮りに出るが……残念ながら天気が良くない。奈川の先、野麦峠は紅葉ポイントであるのだが……ちょっと時間も遅すぎたかなぁと思いつつ。途中、前回の時に定休日で買えなかった清水牧場チーズ工房』に寄ってみる。

ところが!!
売り切れって言われたwwww
まじかよー。奈川って人来るんだなぁ<ホントに失礼

というわけで、二度にわたり手に入れることは出来なかった……orz

それからは野麦峠を越え、高根乗鞍湖を目指す。今日の紅葉ポイントの最終目的地だ。
途中、綺麗な場所はあったので写真には撮ってみるものの……やはり光量不足。iPhone XS ではなんとも地味な絵になってしまった。下の三枚の写真は肉眼ではけっこう綺麗に見えたんだけどなぁ。

百葉箱みたいな観測用の建物があって、そこに伸びる登山道みたいな所から撮った。

さらに走っていると、木造校舎を見つけた。まだ現役で使っているように見えたので、なんとなくパチリ。今では合宿とかに使う宿泊所として提供されているようだ。公式サイトは、たぶんこれ。情報がふわっとしていてよく解らないが、借りることはできそうだ。
夏とか、借りてみたいねぇ。虫、すごそうだけどw

そしてお目当ての高根乗鞍湖もご覧の通り……灰色の世界(汗)。うーむ……。
ちなみに橋の写真が二枚有るのは、二枚目は古い橋の跡があったので。どうやらかつてはそっちに橋が架かっていたようだ。
水面に山や橋がわりとくっきりと写ったので、これで晴れていたら、本当に良い写真がとれたのになぁ…。

やはり天気がわるいと景色もぱっとしないもんだなぁ。
紅葉そのものはイイ感じなんだけどなぁ……。

この時点で 16:20。これ以上先に進んでも暗くなるばかりでよい写真は望めないだろうと、取材を打ち切った。

じゃぁとりあえず乗鞍高原か白骨温泉にでも行くかと思ったのだが、一つあることを思い出した。それはバームクーヘンだ。もう何年前になるのかすら憶えていないのだが、乗鞍高原の入り口にバームクーヘン専門店『ヤムヤムツリー』があるのを知ったのだが、いつも営業時間を過ぎていて、その前を通り過ぎるだけだったのだ。
今からなら間に合うんじゃないか!?

営業時間を見てみると、17:30 で閉店。ここからそのお店まで約 52km。ま、間に合うか?? 高速ならともかく下道だぞ……いくら車通りが少ないと言っても、山道。一時間で進める距離は 30 ~ 40km が関の山だろう。
と思いつつも、とりあえず目指してみる

しかしやはり間に合いそうもない。国道 158 号に出た辺りでお店に電話する。
そしたらなんと、待ってくれるという。
マジか!
しかも、一時間やそこいら遅れても大丈夫だという。いやいや、そこまで待たせるのは申し訳ない。遅れても 10 分ぐらいですからと伝えて走る。

到着したのは 17:35 だった。5 分遅れ。電話しておいて良かった……!
そして、なぜ一時間以上待っても OK なのか店について判明した。そもそもこのお店、バームクーヘン屋ではあるが、宿泊施設でもあるのだ(公式サイト)。だからお店の人はずっとこの場所にいるわけだ。
聞けば 22 時頃までなら言ってくれればお売りするよ、とのことだった。
っていうことは、今まででも実は買えていた可能性があるwww

現に今日もお店の前でバーベキューの準備が行われていて、宿泊客が集まっていた。
バーベキューもうまそうだなぁ……。

というわけで念願のバームクーヘン、やっと買えたよ!
三枚目の写真はバームクーヘンの生地を使って作ったケーキ。
4, 5 枚目がここのオリジナル バームクーヘンだ。片方がメイプルなのは憶えているのだが、もう片方が何か憶えてない(汗)。そして最後の写真はオーソドックスなヤツ。ツリーの方はおみやげとして上げてしまったので味はわからなかったが、シラカバはわりとサクッとした食感のバームクーヘン。そして思ったよりもゴテゴテしておらず、甘さよりも生地が主張する味だった。紅茶がとてもあう。
いっぽうのオーソドックスな方はしっとり系。こちらも甘さ控えめだが、シラカバに較べて生地の味がくどく感じた。好みとしてはシラカバの方が好きかも。

その後、乗鞍高原で硫黄の温泉にたっぷりとつかり、帰路に就いた。
帰路と言っても別に家に帰るわけではナイ。次の宿泊地に向かったのだ。次の宿泊地というのは、ただ単に別荘だったりする(笑)。
松本市まで南下したら、清里まではそんなに遠くないというわけで清里まで戻って三日目はお開きとなった。

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