高縄山と粟井坂

今日は特に家族を手伝う日でもないため、ぽっかりと空いた。
仕事は特に持ち帰っていない。というか、今年はけっこうのんびりだ。こうして一週間も休みが取れるのだから、当然ではあるが。
ただ、特に取材しようとかも思っていなかったため、ノープランでもある。
香川や高知の方に行ってみたいとも思ったし、徳島にも調べたい遺跡や神社がいくつかある。だ、どれも下調べをしていないし、それをするのも面倒だ(ヲイ)。

と言うわけで、高縄山に行って見ることにした。この山は山頂まで車で行けるのだ。せっかくなので 98 歳の祖父も連れて行く。

よい天気と言うことも有り、新緑が映える。なかなかいいドライブだった。ちなみに動画は等倍である。
山頂には NTT の電波塔が建っており、なんと親切にも展望台を作ってくれているのだ。そこから見た景色も撮ってきた。

1605129706
内陸方向。石鎚山方向
1605129707
西方向。忽那諸島
1605129709
←に同じ。手前は北条の街々
1605129713
浅海菊間方面
1605129716
南方面。右手に松山市
1605129732
NTT の電波塔
1605129726
高縄山

ところで高縄山は瀬戸内海の東側にあって、朝はその山の影が瀬戸内海に映る。
早朝、高縄山山頂に登り、そこで太陽を背に手を振ると、自分の手を振る姿が瀬戸内海に映るらしい。

それから粟井坂(あわいざか)と言う所に行った。ここは地図で見ると海岸沿いに道路があるが、これは近世以降のことで、この道路ができるまでは、松山に抜けるには粟井坂というちょっとした峠を越えていかなければならなかった。またこの辺は「風早(かざはや)」という名前がついているとおり、風が強く、なかなかの難所だったらしい。
源平合戦の時には、この地を治めていた武将がここで殺されたと言うこともあり、一応史跡ということになっている。

1605129736
何かの碑
1605129737
粟井坂入口
1605129743
中は普通に山道
1605129740
粟井坂から 北側の住宅街
1605129815  1605129745  1605129747  1605129749
坂の道中には地蔵(?)がたくさん並んでいる
1605129753  1605129759
坂の道中には地蔵(?)がたくさん並んでいる
1605129769  1605129757
さらに上がっていくと……何か建造物
1605129762  1605129766
使われてないらしく、木々に埋もれている
1605129771
粟井坂、関所跡
1605129773
河野通清、供養塔
1605129780  1605129809
粟井座から見た、瀬戸内海
1605129776
供養塔の言われ
1605129784
比較的新しい道標
1605129781  1605129812
江戸期(?)の道標。此より北、風早郡(ごおり)と書いてある
1605129786
簡易手水舎?
1605129788
供養塔本体
1605129789
一遍は先の河野通清の曾孫
1605129807
なんて書いてあるか解らん(汗
1605129793
こっちも地蔵だらけ
1605129794
そんなに朽ちてないから
1605129796  1605129797  1605129800  1605129801
大昔のものではないのだろう。江戸~明治くらい?? もっと新しいかも
1605129802  
これでもかっていうくらい
1605129818
土管の中にまで!
   

帰り、事件は起こった。粟井坂も 98 歳の祖父と一緒だったのだが、さすがに山道を戻るのはしんどいという。地図をよく見ると、どうやらこの粟井坂まで舗装された道路があるようだ。というわけでそれを行ってみたのだが……軽トラしか通れないような細い道だったのね。でもまぁ、両側が草木だから平気平気って思ったら、石垣がありやんの……orz
前後のバンパー、もろにやりました。くそう……!!

四国へ……

今日のお昼は『ボンゾ』だった。で、今頃気付いたんだけど、ボンゾのキーマカレーは、ただのキーマカレーとトマト キーマカレーの二種類があった(汗)。ボンゾのカレーは脂が多く、ちょっと口の中でくどさが目立つのだが、キーマカレーだとそれがそうでもない……と思っていつもキーマカレーを頼んでいるのだが、今回はトマト キーマカレーを頼んでみた。
こっちの方がトマトの味が強くなって、イイかも。というかボクが頼んでいたのは、こっちのトマト キーマカレーだったかもしれない(汗)。

1605109685

さて、夜は 22:30 に四国へ向けて出発した。今回の帰郷の理由は、親が音楽会の演奏を頼まれており、そのために楽器(アイリッシュ ハープ)を運ぶ必要があるため、ボクも同行することになったのだ。
滞在期間は一週間。
帰郷は何年ぶりだろうか……日記によれば 2010 年らしい。6 年も帰ってなかったのか!? さすがに長い……。もっと頻繁に帰りたい。

さて、今回の道程だが行きは以下のコースをとった。

有難いのが、新東名が伊勢湾岸道に直接接続していること。
最初の休憩湾岸長島 P.A.、それから西宮名塩 S.A.給油瀬戸 P.A. で 2 時間ほど仮眠をして、10:30 に故郷に着いた。東京出発時点では雨は降っていなかったが、静岡から岡山まで、ずっと雨だった。広島に入ると雨は止み、四国では道路は乾いていた。

そしてやはり東名・新東名はダメだ。ずっとトラックに邪魔される。新東名ができて少しはマシになったのかなと思ったが、全然だった……orz これがなければもっと速くつけたと思う。
結局、仮眠があったとはいえ、12 時間か~……思ったよりかかったなぁ。

そうそう、途中でハイドロプレーニング現象と同じく水たまりに高速で突っ込んでハンドルがとられるというのに遭遇した。どちらも初めての体験だ。水たまりについては路面とほぼ同じ色をしていて、まったく気付かなかった。ハイドロプレーニング現象は一瞬で回転計と速度計が上昇し、つーっと滑っていく感じ。下の動画でその瞬間はあるものの、動画ではサッパリ解らないので、とくに注釈とかは付けなかった(汗)。

1605119687 1605119690 1605119691

万座に味を占める

先月の白骨~奥飛騨温泉郷旅行でやはり万座温泉はいいと再認識した。
その時の記事にも書いたが、ボクの中で草津よりも好きな泉質が万座と川原湯温泉なのだ。

で、ずっとイギリスに単身赴任していた弟が戻ってきたので、その慰霊も込めて弟家族と万座温泉に行ってきた。動機はもう一つある。実は前回の記事には万座温泉の写真がまったくない(動画はあるが)。雪が奥飛騨温泉郷よりも豊富だったにもかかわらず、ほとんど撮れなかったのだ。
万座についたのが、すでに暗かったというのもある。
なので、万座の雪の写真を撮ろうと思ったのである。

が……。雪はさらに溶けていて、ほとんどなかったよ!
クソー、今冬はほんとダメだ……orz

写真は一枚目が途中のパーキング エリアで食った、ゴーゴーカレー。不味い!<なら頼むなよ
二枚目三枚目は万座プリンスホテルにあった雪だるまの人形。
4 枚目以降がその万座プリンスホテルの喫茶店のデザート。4 枚目のお椀に入ってる奴は、焼き牛乳だかなんだかっていう、不思議な食べ物。中はほとんど牛乳だった。

そして、人はおおかった。万座プリンスホテルは駐車場はほぼ満車。
スキー客で結構賑わってた。

1603058982 1603058997 1603058999 1603059001 1603059004 1603059005

帰りはボクがいたく気に入っている洋食屋『あすか』で夕食。
安くて、薄味で、量もけっこうある良店である。とくにしょっぱくなくてそれでいてコクがしっかりしているボンゴレが食べられる店は貴重である。他にもグリル料理やパイ包み料理など、どれも美味しい。

1603059008 1603059012 1603059014 1603059019 1603059022 1603059024 1603059025 1603059028

新穂高と万座温泉

翌日、大本命である『新穂高ロープウェイ』へ行った。
天気予報通り、夜の 21 時を過ぎた頃から雪が降り始め、朝起きると、茶色だった山々が、少しだけだが白くなっていた。木々も雪をかぶり、全体が白く覆われる写真を撮ることが出来た。しかし資料写真にはいろいろと足りなかった(^^;

標高 2100m の西穂高は気温 -5 ℃。興奮していたボクは、その寒ささえも気付かずにシャッターを切った。来年はどこにいけば雪が撮れるだろうか……などと思いながら……。

1602158851 1602158853 1602158854 1602158855 1602158856 1602158859 1602158860 1602158862 1602158865 1602158868 1602158874 1602158878 1602158879 1602158880 1602158882 1602158883

(MP4 / 1080p / 30fps / 3’48” / 16Mbps / 434MiB / iPhone 6 / 新穂高ロープウェイ)

西穗高での取材を終えたら、今回の旅の目的は終了である。
まだ時間があったので、最後に万座温泉に寄って帰ることにした。いつもは草津に寄るのだけど、湯質としてはボクは万座の方が好きなのだ。ただ万座は草津と違って日帰り温泉は夕方の 18 時で終わってしまう。
今回は 15 時頃に終わったので、万座には入れる可能性が残っていたのだ。


(MP4 / 1080p / 60fps / 23’55” / 10Mbps / 1.68GiB / Marcus 4 / 三倍速 / 上田菅平 I.C. ~万座温泉)


(MP4 / 1080p / 60fps / 17’46” / 16Mbps / 2GiB / Marcus 4 / 倍速 / 万座ハイウェー)

動画からわかるように、なんと、万座温泉の方が雪がたくさんあったwww
マジかwww
どういうことなの!?
ちなみに万座の気温は -14 ℃だった。西穗高より数百メートル低いのに、10 ℃近い差が(汗)。

青だる

さて、雪紫で夕食を終えたあと、福地温泉でやっている雪祭りみたいなところに行く。ここも雪の資料写真を撮る目的の一つだったのだけど、雪が不足していたのであまり期待していなかった。じっさい、現地でも雪が足りず、昼間のうちに水をかけてそれを凍らせている。
まぁ、仕方がないか。

雪像は二つだけ。なんかの雪祭りで優勝した作品らしい。
写真は加工前も置いてあるので、こちらからダウンロードできます(iPhone 6 / 31 枚 / ZIP / 37.7MB)。

1602158747 1602158749 1602158753 1602158756 1602158760 1602158762 1602158764 1602158766 1602158767 1602158772 1602158774 1602158775 1602158776 1602158781 1602158783 1602158784 1602158787 1602158789 1602158790 1602158793 1602158794 1602158796 1602158798 1602158800 1602158802 1602158809 1602158811 1602158813 1602158815

雪紫

高山から夕方戻ってきて、今夜の宿『雪紫』へ。
さっそく夕飯が、我々に襲いかかる。

甘モノも食べてしまったため、あまりお腹が空いていないのだ。まぁ、ボクは食えるけどね!!

で、この雪紫という旅館、食事にかなり力を入れているらしく、シェフもなんかフランスとかで修業をしてきた凄い人らしい。お腹いっぱいなのに、あまりにも美味しいのでついつい食べてしまうのだ。それがどんどん運ばれてくる。「く、苦しい、もうムリ」→「うわ、また来たよ、もう食えないよ」→「でも一口だけ……」→「うまいー!!」→「完食」というのがずっとくり返されるのだった……(爆)。

1602148686 1602148687 1602148680 1602148676 1602148678 1602148683 1602148684 1602148690 1602148693 1602148696 1602148697 1602148701 1602148702 1602148705 1602148707 1602148709 1602148710 1602148712 1602148713 1602148715 1602148718 1602148720 1602148723 1602148724 1602148726 1602148728 1602148729 1602148734 1602148736 1602148740 1602148743 1602148745

ところで面白いのが、メニューとして出てきた飛騨牛に番号がふってあったのね? これ、何だろうと思ってスマフォで検索してみたら、下のスクショが出てきた。すごい!! ほら、クロネコとかで荷物の追跡とかできるじゃない? 今、どこの営業所にあるとかみたいな。アレの牛版? どこで生まれて、どの牛舎で育てられて、最終的にどこでと畜されたかまで追跡できる。
二つスクリーンショットがあるのは、左側が今日食べた牛さんで、右側がそのお母さんのもの。お母さんはまだ北海道でご存命だった。それはそうか、次の良質の子牛を産むわけで……。いやー、IT ってすごいね。

1602148738 1602148737

さて、旅館としての雪紫だが、じつは大浴場がない。貸切風呂しかない。で、風呂に入りたかったら、各部屋にある檜風呂を利用する感じになる。で、今回も旅館の中を資料写真として撮りまくっているのだが、広角レンズのカメラも一緒に持って来てある(同乗者のモノ)。そして背景資料にはやはり広角レンズだなと思った。特に室内。
下の写真の二番目と三番目はほぼ同じ場所から撮った写真なんだけど、二番目が iPhone 6、三番目が Nikon D7000 に広角レンズをつけて撮ったものだ。
エロゲが 16:9 になって、普通の 35mm のカメラで撮ったのでは幅が全然足りないのだ。けど、こうして広角レンズで撮ると、iPhone では入らなかった洗い場まで入ってしまう。広角、恐るべし!

1602148826 1602148820 160214DSC4006 1602158672 1602148821 1602148824 1602148827 1602148830

下の写真は、雪紫の朝食。どれも薄味で、シンプル。昨晩、あんなに食べたのにスルスルと食べられた。ここも鮭じゃないのがいいね。

1602148836 1602148837 1602148840 1602148841 1602148844 1602148847 1602148849

最後に、雪紫のフロントにある囲炉裏と、出されたお茶とお茶菓子。
この旅館、何が凄いって、部屋だけじゃなくて、廊下、エレベータ、トイレの中まで畳なのだ。スゲー、手入れ大変だろうに……。
そんなわけで、何から何まで凄い宿だった。

1602158674 1602158666 1602158665 1602158668

最後に iPhone で撮った写真と広角レンズの D7000 で撮った写真に実際にキャラを載せてみた。やはり背景が広いというのは良い。とはいえ、撮る高さが違ってしまったので、実はこの画像は何の比較にもなってなかったりする(汗)。

人数 iPhone 6 D7000
一人 bath_s_01 bath_s_00
bath_s_03 bath_s_02
二人 bath_d_01 bath_d_00
bath_d_03 bath_d_02
三人 bath_t_01 bath_t_00

高山

白骨温泉を出た我々は、一路、奥飛騨温泉郷を目指す。どうでもいいけど「奥飛騨」ってなんかやらしいね。ヒダですよ、ヒダ。しかも奥ですって!?<バカ
外の気温は 7 ℃。白骨温泉の標高は 1400m ほどであるので、2 月のこの時期ならば氷点下でもおかしくないはずなのだが、現在は 7 ℃。雪が溶けてしまう温度でもある。
不安を抱きながら国道 471 号を県道 475 に入り、新穂高ロープウェイについた。すると観光バスがたくさん! 中国のお客さんがすげーたくさんいた。
ロープウェイは 30 分ごとに運営されており、並ぶのが面倒だったので、出発間際に並びに行ったら、スゲー列!! しかも、乗り切れないという事態が(笑)。また 30 分待つのか……。
でね、今日は天気もいいんだけど雪解け水が路上をざーざー流れているような状態だったのね。もちろん、ここから 1000m 以上登るわけだから雪がないってことはないんだけど。でも天気予報を見たら、今日の夜から雪ってなってたのよ。しかも、今夜泊まる宿はロープウェイとそんなに離れていない。

と言うわけで、急遽予定を変更。

高山の『古い町並み』に行くことにした。これ、本当にそういう名前らしい(笑)。
カーナビも「古い町並み」って入れたら出てきた(爆)。

で、ここがもー、けっこう凄い人だった。人気あるんだねぇ。
高山だと大阪・名古屋方面からも近いから、関西弁や名古屋弁も聞こえてきた。
地元日本酒の試飲会とかやっていたので、同乗者はそちらへ(笑)。
ボクは郷土資料館とかを回ってた。職人の街というだけあって、当時からの資料が色々残っていて興味深い。しかもちゃんと啓蒙しようと、細かな資料まで残されているのが嬉しい。いつか高山とか江戸時代とかを舞台にした物語を作る時があったら、もっとしっかりと取材したいなぁ。

1602148634 1602148636 1602148639 1602148643 1602148657 1602148627