旅行から帰ってきたら、北海道の交通事故のことで世間は持ちきりだった。
交差点にさしかかった軽ワゴン車に時速 100km 以上で信号無視して SUV(BMW の X シリーズ?) が激突したという事故である。SUV の方は飲酒運転もしていたということで世間的にかなり給弾されていた。まぁ、当然と言えば当然か。
ただ報道では軽ワゴン車には父・母・長女・長男・次女が乗っていて、次女以外が死亡したと言っている。そして長男は車外へ放り出され、その後 1.6km 引き摺られて死亡したらしい。
軽ワゴン車は 4 人乗りである(というよりも軽自動車は定員が 5 人以上の車は存在しないのではないか?)。乳幼児は二人で一人と換算しても良いが、長男は 16 歳、長女は 17 歳、次女は 12 歳である。
何が言いたいかというと、おそらく長男(と言うか前席以外の人)はシートベルトをしていなかった(できなかった)と言うことである。
そしてさらに突っ込むと、相手がどんなに悪くとも、シートベルトをしていないなどの安全対策を怠るとこちら側の被害も大きくなることはしっかりと記憶に刻んだほうが良いということである。
まぁもっともこの事故の場合、全員がシートベルトをしていたら助かったのかという疑問は残るが、後部座席は生き残った確率がかなり上がったのではないかとボクは思っている。なので報道で軽ワゴン者側にも違反があったことを伝えることは、充分に意義があることだと思う。
さて、話は変わるが実は変な夢を見た。これは目が覚めたときのの記憶をたどったもので果たしてこの通りの夢かはわからないが、面白い現象だったので書き記す。
ボクにはどうも婚約者がいるらしい。とてもきれいな、でも少し薄幸そうな女性だった。彼女の家族は、父・母・姉・弟がいる。そしてボクはその婚約者の家によく遊びに行った。
ただ、行くたびに家族が一人ずつ減っている。
死因も夢の中ではちゃんとわかっていたんだけど、起きたらわからなくなっていた。
父だけ憶えていて、いつか飼っている犬のために家を作りたいと言っていて(夢の中では作りかけの犬の家が何度も出てきた)、その家を完成させたら死んだ。また、亡くなった人たちは幽霊となって、生き残った家族が死なないように色々助けようとする。幽霊たちは家族がどこで死んでしまうのか知っているようだった。で、何故かその幽霊達はボクを殺しに来るのよね。でも、その家族の生きている人と一緒に居れば殺されることはない。
そしてついに母親だけが残った。
笑うことが出来なかった母親は最後、庭にブランコを作ってそれに乗って漕ぐと、笑い続けた。ずっと笑っていた。いつしかボクの周りにいた幽霊の姿はなかった。
ふと気付くと、母親の笑い声はいつの間にか笑い声ではなく、髑髏の歯が鳴るカタカタという音に変わっていた。いつの間にか母親も死んでいたのだ。
でもブランコはいつまでもいつまでも揺れ続ける……。
そこで、目が覚めた。
そんな夢。
で、面白いことにこの家族構成が先に書いた事故の被害者側と同じだと言うこと。そして生き残った次女と婚約したことになっていること。Twitter では次女に一目ぼれと書いてあるが、婚約だったように思う。
なんだか不思議である。この事故がボクが思っている以上に脳に刻まれていたと言うことなんだろう。
それともこの一家側にも落ち度があると思ったボクに、幽霊が復讐でもしに来たんだろうか(笑
なんにせよ、最後のブランコに乗っていつまでも笑い続ける母親の姿が印象的で、また非常に絵になる光景だった。いつかゲームに使いたいものだ<そこかよ